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コメント
8件
え 、 好 き ぺ 。
/ え 、好き 。
久しぶりにちゃんと予定通りに投稿できた気がするッ……………!
※注意
・前回の続き
・🥞☕️
・BL
・前回の見た方が楽しめます
star .
🥞side _
結局、その日は声をかけられなかった。
冬弥にはメールで
『悪い、先に帰ってる』
と、短い文を送った。
歩くたびに、頭の中でさっきの光景が再生される。
司センパイと居る時の冬弥の…あの、笑顔。
「……何やってんだよ、オレ…」
嫉妬だって分かってる。
理由も筋も通らない、みっともない感情だ。
「まじで、カッコ悪りぃ………」
そう小さく呟いて、そのまま一人で家に帰って行った。
家に着いても、頭は全然切り替わらなかった。
靴を脱いで、鞄を放り投げて、ベッドに倒れ込む。
「……はぁ……」
天井を見つめながら、冬弥の顔が浮かぶ。
夕焼けに照らされた、あの笑顔。
オレの前じゃ、あんな風に笑わねぇくせに。
「……いや、笑うけどよ」
でも、あれは違った。
素直で、無防備で、なんつーか……“信頼してる”って顔だった。
司センパイに、だ。
「……クソ…」
枕に顔を埋める。
考えんなって言っても、考えちまう。
「……オレ、邪魔なのかよ」
すると次の瞬間、スマホから一件の通知が届いた。
スマホが震えた。冬弥からだ。
『冬弥 : 彰人、今日はどうしたんだ?』
画面を見つめたまま、しばらく指が動かない。
司センパイとお前が居る所を見てられなくて…あんな風に笑う冬弥を見て勝手に腹立てて、
それで帰っただけだなんて言ったら冬弥は一体どう思うんだろう。
本当のこと言えるほど、オレは大人じゃない。
『用事を思い出しただけだ』
少し経って、また一件の通知。
『冬弥:そうか。なら良かった。』
……良かった、ねぇ…。
その一言が、妙に胸に刺さる。
「……本当に、オレいなくても平気なんだな」
布団を握りしめる。
勝手に不安になって、勝手に拗ねて、勝手に傷ついて。
冬弥は何も悪くねぇのに。
「……明日、ちゃんと話すか」
そう思ったはずなのに。
次の日、学校にて_
「おはよう、彰人」
「……ぁっ……ぉっ、おう……( 目逸」
「………?」
「悪ぃ、ちょっとトイレ……」
「彰人……、?」
短く返して、足早に歩く。
目を合わせられなかった。そっけなく返してしまった。
背中に冬弥の気配を感じながら、胸がざわつく。
——今、あいつはどんな顔してんだ?
振り返れなかった。
その日の放課後も、オレはわざと先に帰った。
冬弥と司センパイが並ぶ姿を、また見ちまうのが怖くて。
こんなことしてたって意味ねぇのに。
馬鹿だ……ほんとに、オレってやつは…。
ただ一つ分かっていたのは——
「……このままじゃ、ダメだ」
胸の奥で、何かが静かに軋んでいた。
☕️ side_
彰人にそっけなくされた気がする。
……いや、偶然だよな…こんなの…?
でも、彰人…珍しく俺と目を合わせてくれなかったし…
どこか急いでいるような気がした。
トイレに行きたいというのも、ただの口実に感じる。
俺…彰人に何かしてしまったのだろうか…?
心当たりなんて…そんなの……
彰人………、
きっと、気の所為だよな……?
続__