コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「どうして殺したの?!」
「この人殺し!!」
『僕だって、やりたくて
やってるわけじゃない』
「なんでもっとはやく来て
くれなかったんだ?!」
「あんたが遅れたせいで家族が
死んだ!!」
『僕だって、助けたかった』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
リドル
「お前達がルールを破るから
いけないんじゃないか」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『人を食べる鬼が悪い』
『そんな鬼を作る鬼舞辻無惨が悪い』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『兄さん』
伊黒
「どうした?」
『どうして助けてあげたのに僕達が
悪く言われるんだろうな?
どうして、僕達は生身で戦ってるのに
責められるんだろうな?』
伊黒
「相手は鬼を知らないからな」
『でも、食べられる寸前だった人は
危険だったって分かると思うんだが』
伊黒
「我儘言うな。俺達には」
「『これしかない』」
『わかってるさ、兄さん。
僕達には、汚れた一族の血が流れる
私達には、これしかないんだよね』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
僕は下を向いて、服のはしを
強く握っていた
「「うわっ!!」」
グリム
「ふぎゃーーー!!!
生首お化け〜〜!!」
『!』
?「おっと。身体を出すの
忘れとったわ」
デュース
「な、なんだ。ちゃんと身体も
あるんじゃないか。君は?」
チェーニャ
「俺はアルチェーミ・アルチェーミ
ヴィチ・ピンカー 猫のような人の
ような魔力を持った、まか不思議な
やつ」
エース
「アルチェ、なんだって?」
チェーニャ
「みんなチェーニャって呼ぶかねぇ
少なくとも、そのへんのヤツら
とはレベルが違うぜー」
ユウ
「また変な人が」
チェーニャ
「そうかい?ここいらじゃあ
これくらいが普通だけどね」
エース
「俺は暴君に理不尽な目にあわされて
期限が悪いんだよ。どっか行け」
チェーニャ
「リドルが暴君…フフフ まぁ、そう
言えなくもないかもしれないけど
にゃあ。ちっこい頃かはあいつは
真面目なヤツだもんで フフフ」
デュース
「何か知ってるのか?」
ちゃ、ちえ、ちぇーに、ちぇーにゃが
言うなはクローバー先輩なら小さい頃
からのローズハートの事を知ってる
みたいで、クローバーに聞くことに
なった
エース
「レイはどうする?来るか?
首輪つけられてないが」
『さすがに気になる』
デュース
「じゃあ行こう」
〜〜〜
デュース
「クローバー先輩」
トレイ
「!お前達か」
エース達が話し始めた
グリム
「つーかよぉ、リドルよりお前の
ほうが年上なんだろう?ビシッと
怒ってやればいいんだゾ」
トレイ
「もちろん、必要があればそうするさ
でも、俺にはあいつを叱ることなんか
できない」
エース
「なんで!」
トレイ
「リドルの全ては、厳しいルールの
元で”造られた”ものだからだ
あいつの両親は、地元じゃ知らない
人がいないほどの有名な魔法師でね
特に母親は優秀な人で、リドルにも
優秀であることを求めた
だからリドルは起きてから寝るまで、
学習プログラムが分刻みで決まってる
ような生活をしていたんだ」
グリム
「げ…分刻み?」
それが大きくなるたびに
染み付いていったのか
トレイ
「食べるもの着るもの、消耗品から
友達まで全部決められてた
それでもリドルは、両親の期待に
応えるために、黙って全部こなし、
10歳にしてあのユニーク魔法を完成
させた
成績もエレメンタリースクールから
ずっと学年首位をたもちつづけて
それがどんなに大変なことか、
想像もつかない」
ユウ
「つまり寮長がああなのは親のせい?」
いや、それは違うな
トレイ
「リドルは、厳しいルールで縛る
ことが相手のためになると思ってる
厳しいルールで縛られて、恐れで
支配してこそ成長できると信じて
るんだ。かつての自分がそうだった
ように
そして、ルールを破るのは絶対的に
悪だと思ってる。だって」
エース
「ルール違反を肯定すれば、ルールに
よって作られた自分の全てを否定する
ことになる…ってこと?」
トレイ
「お前達がリドルを横暴に思うのも
分かる。リドルのやり方が正しくない
ことも。だけど俺には、やっぱり
あいつを叱ることなんて出来ない」
デュース
「寮長にそんな過去が」
エース
「今の話を聞いてよーく分かった
リドル寮長があんななのは、
あんたのせいだわ」
そう。トラッポラの言う通りだ
「「え?!」」
エース
「リドル寮長が親を選べなかったのは
しょうがない。でも、あんたは少なく
とも寮長の親が寮長にやってたことは
間違ってるって昔から思ってたん
でしょ」
トレイ
「それは…」
エース
「今の寮長が親と同じ間違いしてるって
思ってるならちゃんと言えよ
直してやれよ。可哀想な奴だからって
同情して甘やかして、どうすんの?
あいつがみんなに嫌われて、孤立して
くの見てるだけ?」
デュース
「お、おい。エース!」
『その通りだ』
「「!」」
『実際に、子供の頃から周りに否定
されず、絶対だって思いこんでる子を
何人も見た事があるからな。最悪、
殺しも見逃す』
僕の一族のように
エース
「それとも何?あんたも首をはねられる
のが怖くて黙ってるって?
ダッセェな!何が幼馴染だ。そんなん
ダチでもなんでもねぇわ!」
クロウリー
「コラ!気見た!
図書室では静かにー!!!」
グリム
「アンタが一番声でけぇんだゾ」
僕も小さく2回頷いた
クロウリー
「おっと、失礼。ゴホン まったく、
図書室は静かに勉学や読書にいそしむ
ところですよ」 ボソッ
ユウ
「すみません」
クロウリー
「わかればよろしい。ところで
皆さんお揃いで険しい顔して
どうしたんですか?」
デュース
「それが〜〜〜」
クロウリー
「なるほど、そんなことが
首輪を外してくれと謝るのも嫌
だけど、穏便に寮長を説得できる
気もしない、と」
エース
「まぁ、そんなとこ」
クロウリー
「そうですねぇ。そんなに寮長と
ウマが合わないというなら、
転寮するという選択肢もありますが
ただし、今の寮は闇の鏡が選んだ
ものですから、変えるとなるとかなり
面倒な手続きや儀式が必要に
なりますよ」
エース
「転寮かぁ。でもそれって、
あいつに負けて逃げる感じがして
スッキリしねぇなあ」
クロウリー
「ふむ。ではローズハートくんに
決闘を申し込んで君か寮長に
なっちゃえばいいんじゃない
ですか?」
「「ええええええ〜〜〜!!!??」」
クロウリー
「こら!声が大きい」ボソッ
エース
「学園長が変なこと
言うからだろ」 ボソッ
クロウリー
「変でもなんでもありませんよ
ローズハートくんだってそうやって
寮長の座を手に入れたんですから」
デュース
「そう言えば、ナイトレイブン
カレッジはどうやって寮長を決めて
いるんですか?」
グリム
「確か、リドルは入学して一週間で
寮長になったって言ってたんだゾ」
クロウリー
「前寮長に指名されたり、現寮長に
決闘で勝利したりなど、他にも
いくつか方法はありますよ」
クロウリー
「決闘というのは
シンプルな方法の1つですね」
確かに決闘で決める。いいな
鬼殺隊も、主に実力がものを
言うからな
エース
「でも、魔法による私闘は
禁止なんじゃ?」
クロウリー
「私闘わね。正式な手順を踏み、
学園長立ち会いのもとおこなわれる
話は別です」
トレイ
「たしか決闘の相手に事前にハンデを
かすことは禁じられているから、
リドルに謝ることもなく、首輪を
外してもらうこともできるな。いや、
でも…」
クロウリー
「寮長に挑む権利は、入学した瞬間
から全生徒に与えられていますよ
どうします?トラッポラくん
ローズハートくんに挑みますか?」
エース
「おっし。ならいっちょ
やってやろうじゃん」
デュース
「なら僕も」