TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

目覚めてよ

一覧ページ

「目覚めてよ」のメインビジュアル

目覚めてよ

2 - 第2話 ハピエン

♥

61

2022年02月11日

シェアするシェアする
報告する

桃青


続き    ハピエンです









「あっちから呼びかけてよ…」ニコッ

『俺ってどうゆう……』


その瞬間頭が割れるほど痛くなった



『ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!』

「……ッ」




今にも泣きそうな顔をした青がうっすら

見えた気がする……








ピッ


ピッ




なんか聞こえる?





〜〜!!


さ……!!!


さ…k……ん…!!!






俺は徐々に意識が戻ってきた…





『……ん……』

「桃くん!!!」

「桃!!!」

「桃くん分かる?!!」

「桃くん!!」



ここは……病院か?



みんな居る……




でも……なんであいつは……





『ぁ……青…』


「え?」


俺は不自由な体を動かした


「何してるねん!!」

「桃くん!寝ててください!」



青を起こさないと…!!!



『あぉ…どこにいるの…ッ!!』

「ぁ……」

「会いたいんですか…?」

『約束した……』グスッ




約束を守らないと……


会いたいんだ……



「……後悔しない?」

『おぅ……』





みんなは優しいな…


俺を車椅子に乗せて


みんなで一緒に行くって……







俺が見た青はたくさんの機会と繋がっていた


『……ッ!!!』

「…目を覚ます可能性はほとんどない…って」

「紫ーくん!」

「秘密にする必要ないよ……

桃くんは青ちゃんの彼氏なんだから…」


『青は俺を助けてくれた……戻してくれた

青に言われたんだ……』



____呼びかけね…____




『青、青お願い起きてよ…』

「……青ちゃん…起きてくださいよ…」グスッ

「また一緒に遊ぼうよ…うぅ…」グスッ



青の腕には痛々しいほどに点滴が刺さっていた



その手を温めるように握った



『お願いだよ……俺を1人にしないでよ…』


なんで……約束したじゃんか…




ピクッ



『あぉ?』


「今動かんかった……?」

「青ちゃん!!」

「青ちゃん!!起きてください!!!」

「青ちゃん!!!!」

『青!!!起きてくれよ!!』


『………ん…?』

『青!!!!』

「青ちゃん!!」

「青!!」

「ぁ、僕お医者様呼んできます!」

「俺も行く!!」


『あお゛……よ゛か゛った゛…うぅ…』

「……」ニコッ


人工呼吸器が着いてるせいか

青は喋れないけど、あいつは表情で




__みんな、ありがとう___




そう伝えたように見てた




しばらくして俺らは退院が決まった



『ほんとに大変だったな〜w』

『んぇ?』

『桃くんすっごく嫌がってたなってww』

『だってよ…//』



あぁ、本当に大変だったよw




あの後紫ーくんに聞いたら


俺と青は海に向かってる途中

飲酒でよった状態の運転により


大型トラックと接触



青は俺を庇ったらしい…


庇うようにしていたらしい……



『青は、俺を庇ったのか?』

『庇ったつもりだけど庇いきれなかった感じw』



『ありがとうな?』

『くふふ〜w』




これからは


『俺が守ってやるからな?』




『約束だからね?』


この作品はいかがでしたか?

61

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚