テラーノベル
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開かれた扉の先には、数メートルも続く赤いカーペット、
それと、その先の玉座に座る人間の少年であった。
一見、ただの人間。
けれど、獣人と悪魔を付き従えていると言う容姿からは想像できぬ様な事実がそこには鎮座している。
__「なんや、吸血鬼って言うからもっとこう、ガタイの良い男でもとっ捕まえてくるん思ってたわ。」
癖のある喋り方に整った容姿。
これまた派手な金髪で毛先にかけ緑に寄って行く。
見たところ俺と同じ、若しくはそれ未満の歳だろうか。
人間と言う種族は魔法も使えなければ非力だ、俺と同じで。
ただその分、頭のいい者が多い、そこは俺とは違う。
それと確か、魔術が使えない。
__「その様な男が『出来損ない』などと呼ばれると?」
悪魔は背筋を伸ばし先程の獣人への態度とは180度違う笑顔で対応する。
その変わり様は反吐が出そうな程だ。
__「まぁ、何でもええけどさ。」
少年は笑いもせず王座に肘を預け頬杖を着く。
瞳はずっと刺す様に俺に向いている。
__「、俺はpr、そこの悪魔がmzで、獣人がak。」
一泊おいたかと思えば、淡々と名乗られ、次には俺が指差されていた。
pr「で、お前は?」
愛も変わらず俺を見つめる瞳。
とても暖かさなど感じぬ刺す様な視線。
tg「tgと 言います。」
上手く話せているかなんてわからない。
緊張と恐怖で声が上ずっているかもしれない。
表情も、上手く笑えているだろうか、涙は滲んでいないだろうか。
冷や汗が喉を伝う。それだけで喉が焼けてしまいそうだ。
先程のスライムの恐怖など比にならない威圧感と恐怖心に俺は思わず俯く。
pr「、そう怯えるな、俺は取って食ったりはしないさ。」
急に声が柔らかくなったように思える。
王座を立ったのか、少しの物音の後、足音がよく響いた。
赤いカーペットの上を歩く足音だけがそこに響く。
でも、俺は張り裂けてしまいそうな程激しく鼓動する心音がうるさくて聞こえない。
数秒、俺は俯いたままだったが自分の影に影が重なり、彼の足元が見え上を向く。
すると彼は俺の前に立っていた。
先程までの刺す様な痛い視線は嘘の様に消えていて、表情はフッと軽くなっている。
pr「と言うか、俺にはtgが出来損ないと呼ばれる理由がわからんのだが。」
彼は俺の手を取るとグイッと自分の方へと引く。
突然の出来事とこわばった体のおかげで俺の体は彼に預けられる。
考えている間、ずっと俺を不思議そうに見つめる一人の視線。
さっき言っていたが、「俺が出来損ないと呼ばれる理由がわからない」と言う言葉、
俺に取っちゃ彼がそう思う理由こそ分からない。
何かボソボソ言っているが突然、ポカンと開いて居た俺の口が塞がる。
予想にもして居なかったので目を閉じてしまった。
tg「あ″ぁ、う″っ」
喉奥に何かがあたる感覚にうめき声と嗚咽しかでない。
目を開けてよく見ればそれは拳銃で、prは何か確かめる、あるいは探る様に見てくる。
拳銃が奥へ奥へと押し込まれていき吐きそうだ。
吐くといえど、出てくるのは水分だけだろうが。
語り手・主人公/tg
獣人/ak
悪魔/mz
人間(少年)/pr
百合なども入るかも知れませんがその場合は薬により女体化と言う形になるかと。
百合ではなくなりますが女装なども考えてはおります。
そもそも本作品には薔薇/百合要素を入れる予定はございません。
あくまでもその場合の話です。ご了承下さい。
第五話→♡100・コメント1・気分
コメント
3件
最高やわ……
近々多分えっxなの更新すると思います〜。 多分!!