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「兄さんー、父さん帰ってきたよー!」という声が聞こえる。俺はどうやら知らないうちに寝てたみたいだ。「、、、あぁ、今着替えてから行くからそのままリビングで待機してくれないか?」俺がそう言うとカナダは、「うん、分かったよ。」そう言って部屋を出た。俺は着たままの制服を脱いで、いつものTシャツに着替えてから、リビングへ向かった。「あら、アメリカもう起きたのですね。」「あぁ、おかえり親父。」俺は親父にそう言った。
俺たちは一見すると普通の家族のように見えるかもしれないが、実は俺もカナダも元は孤児だったのを親父が養子?とか言うやつに迎え入れてくれたからこうやって兄弟として過ごしているだけだ。あ、一番最初に来たのは俺で、二番目に来たのがカナダ、そして親父が言うにはあと2人迎えるらしい。でもどうして迎え入れてくれたのかは話してくれない。ある時親父に聞いたら、「私があなたたちと一緒に居たいだけですよ。」しか言わなかった。
「やっぱりカナダの飯は美味いなー!」と俺が言うと、「何ですか?その言い方は、まるで私のご飯が不味いと言ってるようなものじゃないですか!」と、隣に座っている親父が言う。「いや、それは事実じゃん。」と俺が言うとカナダも首を縦に振った。「ひどいじゃないですか!私の料理は世界一美味いのに、、、」いや、まず世界一美味いと言える自信は何処から湧き出るんだ。と思った。実の所言うと親父の作る料理は見た目が普通だが、食べると気絶するぐらいヤバい。昔俺も初めて食べた時はあまり分からなかったけど、フランスが一回家にきて料理を振る舞ってもらった。その時の料理が親父とだいぶ違っていた。そしてそれを俺とカナダは美味しいと感じた。それを知った後に親父の料理を食べたら、、、うん、、、不味いと感じた。
「そういえば、学校は楽しいですか?」と親父がそう言ってきた、「うん、楽しいよ!今日だってタイやパラオと一緒にサッカーして、かくれんぼして遊んだんだ。」とカナダが言った。「そういえば、アメリカは楽しんでますか?」俺は少し考えて、「ああ、楽しんでいるよ。まあ、勉強は嫌いだか、、、」と言うと親父は、「そうですか、楽しんでいるようですね。それにしても、勉強は日本さんに
教えてもらう。って貴方言ってませんでしたか?」
その言葉に俺は黙り込んで、「ああ、実は日本は最近家のことやいろいろあって忙しくて開いてる時間があまりないんだ。」と俺は嘘をついた。違う、本当はアイツはクラスの女子虐めてたから、俺はもう話しかけたくなくて、日本ともう関わりたくないから、自分から距離置いてるだけといえなかった。
「そうですか、日本さんも最近は忙しくて勉強教える時間もないと言うことですか、まあ確かに日本さんは、親が帰ってくるのが遅いので、親が帰ってくるまでの間兄弟の面倒を見ていますからね。」「まあ、日本さんの親は帰ってくるのが一日後とかになることが多いので、最年長である日本さんはその分休むことなどできないでしょうね。」と、親父は言った。そしてカナダも「僕は日本さんをあまり知らなかったけど、パラオを迎えに来た日本さんには会ったことはあるよ、なんかすごい、疲れていた気がするんだけど、、、」俺は二人の話を聞いて、驚いた。まさかアイツは家ではそんなことをしているのかと思ったのと、待てよ、日本は疲れているってことだから学校ではあまり動かないのに、むしろそんな疲れている人って、