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夜投稿失礼します||ω•)チラッ
【1話完結】文章長めです!
⚠センシティブあり⚠
🩷「目黒!このあと風呂行こうぜぇ!」
🖤「はいよー」
昔から変わらない、このやりとり。
俺たちは、ずっと“風呂友”だ。
🧡「俺も行きたいー!」
🩷「だーめ!」
🩷「目黒は、俺が独り占めするの!」
そう言って腕を掴み、半ば強引に連れ出す。
🩷「今日もさ、話したいこといっぱいあるんだよ!」
くしゃっと笑うその顔に、
つられて、俺も笑ってしまう。
――この時間は、
ふたりにとって特別だった。
──────────────
~温泉~
🩷「はあああ〜!今日も疲れたぁ!!」
🖤「おつかれ」
🩷「目黒もな!!」
湯気の中で、力が抜けていく。
🩷「……この時間も、あと少しかぁ」
ぽつりとこぼれた一言。
目黒は、海外での撮影が決まっていた。
🩷「寂しいなぁ」
🖤「……無事終わったらさ」
🖤「のぼせるまで、一緒に入ろ」
🩷「約束なw!」
笑ってるのに。
どこか、少しだけ無理してる顔。
🖤「……」
🖤「頭、洗ってやる」
🩷「え?」
🖤「おいで」
目黒の前に座らされる。
目黒はそっと、佐久間の前髪をかきあげる。
🖤「……ふっ」
🩷「なに笑ってんだよー」
指先に触れる髪。
泡立てながら、ゆっくりと撫でていく。
🩷「あぁ……きもちぃ」
🩷「寝ちゃうよぉ……」
気持ちよさそうに、目を閉じる。
無防備なその顔に、少しだけ息をのむ。
🖤「……」
シャワーで、静かに泡を流していく。
綺麗に洗い流したあとーー
俺は、
後ろから、腕を伸ばした。
🩷「……!」
ビクッと佐久間の肩が揺れる。
そのまま、そっと抱き寄せる。
🩷「目黒!?」
🖤「……俺も」
🖤「寂しいよ」
自分でも驚くくらい、素直な声だった。
少しだけ、力が入る。
離したくない、みたいに。
🩷「……」
🖤「俺、頑張るから」
🩷「……うん」
🩷「思いっきり、やってこい」
振り返らないままの声。
でも――
その横顔に、うっすら涙が浮かんでいるのが見えた。
🩷「今度は俺が、背中洗ってやるよ!!」
わざと明るく言って、
ぱっと立ち上がる。
――誤魔化してるの、バレバレだ。
でも。
それ以上は、何も言わなかった。
──────────────
🩷「目黒さーん!気持ちいですかー?」
🖤「ふふ、気持ちいいですよー」
🖤「さすが佐久間さんですねー」
ふざけて言い合う、いつものやりとり。
🩷「立派な背中ですねー」
🖤「そうですかー?」
🩷「俺も抱きつきたいでーす」
🖤「だめでーす」
🩷「なんでだよ!!!」
頬を膨らませる佐久間に、
思わず吹き出す。
🖤「ふはっ」
🖤「……好きなだけ、どうぞ?」
🩷「……」
その一言で、空気が変わる。
ゆっくりと――
今度は、佐久間の方から抱きしめた。
強く。
……強く。
🖤「痛いよ、佐久間」
🩷「……」
🖤「佐久間?」
振り向こうとしても、
腕に込められた力が強くて、動けない。
🖤「佐久間さーん」
背中に顔を埋めたまま、
動かない。
🖤「……顔、見せて?」
🩷「やだ」
🖤「見せなさい」
そっと腕をほどく。
振り返って――
顎に手を添え、ゆっくり上を向かせる。
目が合う。
潤んだ瞳。
🖤「……」
目黒は一瞬、言葉を失う。
🖤「……ずるいな」
🩷「え…」
そのまま――
そっと、唇を重ねた。
音もなく。
ただ、触れるだけのキス。
――世界が、止まる。
🩷「……」
驚いたまま、固まる佐久間。
🖤「……続きは、また今度」
何もなかったみたいに、少しだけ笑う。
🖤「もう、あがろ?」
そっと手を取る。
引かれるままに、
佐久間は何も言えずについていく。
――さっきまでと同じはずなのに。
もう、“風呂友”のままじゃいられない気がした。
──────────────
あれから――
佐久間は、目黒のことを意識しっぱなしだった。
後ろから抱きしめられた、あのぬくもり。
触れるだけだった、優しいキス。
――「続きは、また今度」
その言葉が、何度も頭の中で繰り返される。
……早く、その“続き”が欲しくてたまらない。
もう、わかっていた。
目黒のこと、大好きだって。
でも、
海外撮影が近づくにつれて、
目黒はどんどん忙しくなっていった。
🩷「目黒!このあと空いてる?」
🖤「悪い、このあと打ち合わせがあって…」
🩷「じゃあ、明日は!?」
🖤「明日も一日、番組収録で」
🩷「……そっか」
それ以上、何も言えなかった。
視線が、自然と落ちる。
🖤「……」
何か言おうとしたのか、
目黒がそっと手を伸ばしかける。
その瞬間――
○○「目黒さん、ちょっと」
🖤「……はい」
呼ばれて、そのまま離れていく。
伸ばしかけた手は、
結局、触れることはなかった。
🩷(……寂しい)
🩷(でも)
🩷(応援しなきゃ)
わかってる。
わかってるのに――
胸の奥が、ぎゅっと苦しくなる。
あのときのぬくもりが、
まだ残っている気がして。
余計に――
離れている今が、つらかった。
──────────────
佐久間もまた、映画撮影で忙しい日々を過ごしていた。
気づけば――
目黒と、まともに会えていないまま、
何日も過ぎている。
連絡は取っている。
でも。
返ってくるのは、いつも深夜。
🩷(ちゃんと、寝れてるのかな……)
心配と、
それ以上に――
触れたい、という想いが募っていく。
あのぬくもりを、
思い出してしまうから。
──────────────
今日は音楽番組。
一曲、フル披露。
今回のコンセプトは――
メンバー同士で触れ合いながら、
自由に楽しむステージ。
曲が始まる。
肩を組んだり。
目線を合わせたり。
笑い合ったり。
自然と距離が近くなる。
🩷(……これが終わったら)
🩷(目黒は、海外に行く)
胸の奥が、ぎゅっと締めつけられる。
気づけば――
足は、目黒の方へ向いていた。
笑顔を作って、
何も考えないふりをして、
肩を組む。
その瞬間――
ぐっと、体が浮いた。
🩷「……っ!?」
目黒が、軽々と抱き上げる。
――お姫様抱っこ。
歓声が、一気に上がる。
🩷「……目黒」
小さく名前を呼ぶ。
ぎゅっと、腕を回す。
離れたくないみたいに。
🖤「……」
その腕は――
しっかりと支えてくれていた。
そのまま、歌う。
思いっきりの笑顔で。
と、同時に心は
どうしようもなく満たされていく。
――幸せだった。
今この瞬間だけは、
嫌なこと
不安なこと
全部、忘れられた。
──────────────
楽屋を出たあと――
目黒はまっすぐ、佐久間の方へ歩いてくる。
🖤「佐久間、このあと空いてる?」
🩷「え…うん!!」
🖤「家で、軽く打ち上げしよ」
🩷「……!」
目黒の家に行ける。
胸の奥が一気に騒がしくなる。
🩷「わかった!!」
隠しきれない高揚を抱えたまま、
佐久間は大きく頷いた。
──────────────
目黒の家――
🩷「おじゃまします!!」
🩷「なんかさ!久しぶりだな、この感じ!」
🖤「そうだね」
🩷「ずっと忙しかったもんな!」
🩷「体調、気をつけろよ?」
🖤「ありがと」
🩷「うん……」
一瞬、静けさが落ちる。
どこかぎこちない空気。
でも、それすら――
嫌じゃなかった。
🖤「よし、乾杯しよ」
🩷「それでは、いきます」
🖤「はい」
グラスを手に取る。
🩷「目黒のこれからの活躍と、俺主演の映画ヒットを願ってかんぱーい!!」
🖤「かんぱーい!!」
軽く触れ合うグラス。
一気に飲み干す。
🩷「くーーーっ!たまらん!」
自然と、飲むペースが上がっていく。
🖤「ちょっと、ちゃんと食べなよ」
🖤「お酒回るよ?」
🩷「今日はいいの!」
🩷「思いっきり酔いたい気分なんじゃ!」
🖤「なにそれw」
🩷「寂しさ、誤魔化すために!」
🖤「…そっかそっか」
ぽん、と頭に触れる手。
優しく撫でられて、
少しだけ、力が抜ける。
🩷「……あ、そうだ」
🩷「さっきのお姫様抱っこ!」
🩷「あれ、ずるいぞ!」
🖤「え、いいじゃん」
🖤「嫌だった?」
🩷「全然!!」
🩷「嬉しすぎて、歌詞飛びそうだった!」
🖤「それは困るな」
くすっと笑い合う。
でも――
次の瞬間、
また静けさが戻る。
🩷「……やっと」
小さく、呟く。
🩷「触れられる」
そのまま、
ぎゅっと目黒に抱きついた。
🖤「……」
一瞬の間のあと、
目黒の腕が、ゆっくりと回る。
腰に添えられた手が、
離さないと言うみたいに、優しく引き寄せる。
🖤「なかなか時間取れなくて、ごめん」
🩷「謝んなって」
🩷「俺はさ」
🩷「目黒のこと、ちゃんと応援してる」
🩷「……寂しいけど」
🩷「我慢くらい、できる」
強がる声。
でも、少し潤んだ目が、
本音を隠しきれていなかった。
🖤「……佐久間」
そっと頬に触れる。
指先が、熱を確かめるみたいに優しい。
そのまま――
触れるだけのキス。
🖤「……もっと、触れたい」
低く、静かな声。
🖤「いい?」
佐久間は、何も言わずに
ゆっくりと目を閉じた。
そして――
小さく、頷く。
──────────────
目黒は、その大きな体で
佐久間を軽々と抱き上げた。
そのまま、迷いなく寝室へ。
静かな足音。
ベッドの上に、そっと下ろされる。
マットレスが、ゆっくり沈んだ。
互いに初めての夜──────────
🩷「あ、待って、目黒」
🩷「俺……汗、すごいかも」
🖤「大丈夫」
🖤「いい匂いだから」
🩷「おい、ほんとかよ…!!」
照れたように視線を逸らす。
🖤「佐久間、ばんざいして」
🩷「…え」
🖤「ほら」
🖤「恥ずかしがらないで」
優しく促されて、
両腕が、ゆっくりと上がる。
その隙間に指先が触れて――
服が、静かにほどかれていく。
🖤「……綺麗な腹筋」
低く、こぼれる声。
🩷「だろ…!」
そう言いながらも、
顔はすでに赤く染まっていた。
🖤「顔…赤いよ」
🖤「お風呂上がりみたい」
🩷「言うなって……!」
たまらず視線を逸らす。
そのまま――
距離が、ゆっくりと近づく。
逃げ場のない距離。
重なる、唇。
やわらかく、
それでいて、少しだけ強く。
🩷「……んっ」
息が乱れる。
離れる隙も与えられないまま、
また触れる。
次第に――
触れる場所が、移っていく。
今度は首元へ。
ゆっくりと辿っていく。
🩷「あっ……」
🩷「くすぐったいっ…」
🖤「……佐久間」
低く、甘い声。
🖤「もっと……声、聞かせて」
──────────────
🩷「んぁっ……んんっ…目黒っ…」
目黒は俺のモノを咥えている。
🩷(この眺め……やばい…)
舌を出し、いやらしく舐めるその姿ーー
🩷「はぁ…んっ…出ちゃうっ……」
🩷「離れて…っ」
目黒は咥えたまま離れない。
🩷「~~~………っ!!」
🩷「ごめんっ!!目黒……」
🖤「ん、おいしい」
🩷「嘘つくなぁぁ!」
🖤「気持ちよかった?」
🩷「……うん//」
🖤「俺も…もう限界…」
🖤「咥えて?」
🩷「うまくできるか…わかんない…」
🖤「咥えてくれるだけでイッちゃうかも」
🩷「さっきから何言ってんの!!」
目黒は、静かに佐久間を見つめていた。
その視線は、どこまでも優しくて――
愛おしさが滲んでいる。
🖤「……っ」
一生懸命に応えようとする姿が、
どうしようもなく愛おしくて。
目黒は、そっと手を伸ばし――
優しく頭を撫でた。
指先が、髪をなぞるたびに、
少しずつ力が抜けていく。
🖤「……佐久間」
低く呼びかける声。
🖤「腰、突き出して」
🩷「こう…?」
🖤「もう少し……こっち」
導くように、
そっと身体を引き寄せる。
🖤「力、抜いて」
ゆっくりと、
様子を確かめるように触れていく。
大事に。
傷つけないように。
🖤「大丈夫……」
安心させるような声と一緒に、
目黒の指は、少しずつ奥へと入り込む。
🩷「あっ……まっ…て…んんっ!」
最初は、どこか苦しそうな表情。
小さく息を詰めるようにして、
まだ余裕がないのがわかる。
けれど――
時間が経つにつれて、
その表情は、少しずつ変わっていく。
戸惑いがほどけて、
代わりに、じんわりと熱を帯びていく。
🩷「……あっ…そこっ…」
思わず、
シーツをぎゅっと掴む。
無意識に力が入る。
🖤「……きもちい?」
🩷「うんっ…」
目黒は、急がず、
様子を確かめるように触れていく。
ゆっくりと、優しく。
もう片方の手は、
上半身へと伸びて――
佐久間の胸の先端へ触れる。
🩷「ひゃっ……あっ……」
なぞるように触れていく。
🖤「佐久間…」
🖤「挿れるよ」
──────────────
目黒は、そっと距離を詰めるように――
佐久間の身体を引き寄せた。
🩷「……あぁっ…んっ…いっ……」
苦しそうに表情が歪む。
まだ慣れない感覚に、
思わず息を詰める。
そのまま覆いかぶさるようにして、
目黒は優しく頭を撫でた。
安心させるように。
落ち着かせるように。
そして――
そっと、唇を重ねる。
🖤「……ごめん…痛いよな」
佐久間は首を横に振る。
🩷「気持ちいよ…」
🩷「やめないでっ…」
ゆっくりと腰を動かしていく。
無理をさせないように。
🩷「んっ……はぁっ…あっ…んっ…!」
佐久間は、ぎゅっと目黒の腕を掴む。
その距離は、
少しずつ、自然に馴染んでいく。
気づけば、
互いの額に汗が滲んでいた。
呼吸が重なり合う中で、
ふたりの温度だけが、
静かに上がっていった。
──────────────
すべてが終わって――
俺たちは、一緒に湯船に浸かっていた。
後ろから、
目黒が抱きしめる形で。
背中に伝わる体温が、
さっきまでの余韻を思い出させる。
🖤「……腰、痛い?」
🩷「ん、ちょっと」
🖤「ごめん」
🖤「優しくするつもりだったんだけど」
🩷「何言ってんの!」
🩷「ちゃんと優しかったじゃん……」
🩷「すごく、気持ちよかったし…」
少しだけ頬を膨らませながら、
でもどこか照れたように笑う。
🖤「……そっか」
🖤「よかった」
安心したように、
ぎゅっと抱きしめる力が強くなる。
🩷「余計に、離れるのつらくなるかも」
🖤「……俺も」
小さく重なる本音。
🖤「でも」
🖤「ちゃんとそうやって言ってくれるの、嬉しい」
🩷「そりゃ言うよ!」
🩷「後悔したくないし」
🩷「……でもさ」
🩷「目黒の邪魔はしたくない」
🩷「仕事、ちゃんと集中してほしいし」
🖤「……ほんと、優しいな」
🖤「そういうとこ、好きだよ」
🩷「……」
少しの沈黙。
🩷「俺だって」
🩷「大好きだからな!!」
照れ隠しみたいに、
ばしゃっとお湯を跳ねさせる。
🖤「はは」
🖤「離れててもさ」
🖤「これからもずっと――」
🖤「俺のそばにいてくれる?」
🩷「当たり前だろ!」
顔を見合わせて、
ふたりで笑う。
もう、
ただの“風呂友”じゃない。
離れていても、
ちゃんと繋がっている関係。
そう思えたことが――
何より、幸せだった。
──おわり。