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何も聞こえなかった


おかしいとは思ってた


だけど、寝ぼけてるだけだと


そう思って放置した


耳鳴りが強くなって


頭痛が酷くなっていった


ウマ)マジでいてぇ…


ぺに)ウマさん?大丈夫?


ウマ)ん、大丈夫


ひま)無理すんなよー?


ウマ)わかってるよ


ブチッ


本当になにも聞こえなくなった


さっきまではかろうじて聞こえていたのに


みんなの声を最大まで上げても


何も聞こえない。



不安



焦り



孤独




失望





色んな感情がごちゃごちゃ混ざり合って


何も分からなくなった


紅茶とはビデオ通話しながらゲームしてたから、口が動いてるのがわかった


だけど何を言ってるのかわからない


口をパクパクしてるようにしか見えなかった


次第に紅茶は焦ったような顔つきになった


俺は急いで、慎重に、第三者のような感情で紅茶にこう言った


ウマ)なんか、耳、聴こなくなっちゃった笑


紅茶が目を見開いた。


ぺにがチャットで驚いた様子を見せた


うみにゃとできおこが「今からお前の家に行くから開けとけ!」とチャットした


kunさんがビデオに切り替えて


インキャと暇人は病院には?と聞いてきた。


チャットで。



言ってない。俺は自分の声で答えたがちゃんと言えたか分からなかった



それから1時間ほど経っただろうか?


できうみからメッセージが届いた。


『着いたよ』


ドアを開けに行くと、インターホンの履歴が沢山あった


鳴らしてくれたんだろうな。


そう思いながら俺は玄関に向かった



耳が聞こえなくなった僕

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