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これはストグラの夢小説です
今回はリクエストです
kmnさんが続いてます。ストグラは見ていますがミリしらです。
口調も定まってないし、私的なことも交じってます。
ガヴァイ×小峯
部下と上司
夜の街は、昼間よりもずっと静かだった。
人の気配が完全に消えているわけではない。それでも、昼間ならあちこちから聞こえてくる声や車の音が途切れ途切れになっていて、どこか取り残されたような感覚がある。
小峯はそんな夜の街を、いつものように歩いていた。
足取りは軽い。
少なくとも、本人はそう見せていた。
「……終わった終わった」
小さく呟きながらスマホをしまう。
今回の揉め事は、思ったよりも簡単に片付いた。
少しばかり話をして、相手の言い分を聞いて、こちらの事情を説明する。
途中で多少面倒ごとになったものの、大事にはならなかった。
だから、問題ない。
小峯にとっては、それだけの話だった。
ーーわざわざ誰かに相談するほどの事じゃない。
そう思ったから、一人で行った。それだけだ。
少なくとも、小峯自身はそう思っている。
「お」
自分の店が見えてきた。
そこで待っていた人物を見つけ、小峯は少しだけ目を細める。
ガヴァイだった。
車で来て待っていたらしい。
「何してんの」
小峯が声をかける。
ガヴァイはすぐに答えなかった。
ただ、小峯の姿を上から下まで確認するように見ている。
「……何?」
『何じゃない』
「いや、何じゃないって何?」
『お前こそ、どこ行ってた?』
「ああ」
小峯は一瞬考える。
別に隠す必要もない。
ただ、説明するのが面倒だった。
「ちょっとそこまで」
『そこまでってどこ?』
「そこはそこ」
『意味わかんない』
「分かんなくて大丈夫。もう終わったから」
小峯はそう言って、いつものように笑った。
これで終わり。
そう思っていた。
しかし、ガヴァイは笑わなかった。
「……何?」
『お前さ』
「うん」
『一人で行っただろ』
その言葉に、小峯はほんの少しだけ目を逸らした。
ほんの一瞬だった。
自分でも気づかないくらいの、小さな反応。
「まあ」
『まあ、じゃない』
「でも終わったよ?」
『それは聞いてない』
「じゃあ何?」
『なんで一人でいったの』
「…」
小峯は黙る。
答えなら簡単だった。
自分が行った方が早かったから。
誰かに話せば、余計な人間まで巻き込むことになる。
止められる可能性もある。
だったら、自分で片づけてしまう方がいい。
ただ、それだけ。
「俺が行った方が早かったから」
『それだけ?』
「それだけ」
『本当に?』
「本当に」
即答した。
嘘ではない。
少なくとも、嘘だとは思っていない。
ガヴァイはしばらく小峯を見ていた。
その視線が、妙に気になる。
「……何?」
『怒ってる』
「え?」
『俺、怒ってますから』
「そんな即答する?」
『する』
小峯は思わず笑ってしまった。
「いや、そんな怒ること?」
『怒るだろ』
「でも何もなかっただろ」
『結果論ですよね』
「結果論でもなんでも、何もなかったんだから__」
『小峯さん』
名前を呼ばれた。それだけだった。
けれど、その声にはさっきまでとは違うものがあった。
小峯は口を閉じる。
「……何?」
『お前いつもそうじゃん』
「何が?」
『一人で勝手に決めて、一人で行って、一人で片づけて』
「…」
『終わったら「大丈夫でした」って顔する』
小峯は何も言わなかった。
「別にいいだろ」
少し間を置いて、そう返す。
『よくない』
「なんで?」
『心配するから』
予想していなかった言葉だった。
小峯は一瞬、何も言い返せなくなった。
「……心配?」
『そう』
「誰が?」
『俺が』
あまりにも迷いなく言われたので、小峯は思わず目を瞬かせる。
「……へぇ」
『へぇじゃない』
「いや」
小峯は笑った。
「ガヴァイが俺の心配するんだなって」
『するよ』
「珍し」
『お前が珍しいことしたからな』
「何が?
『心配されるようなこと』
その言葉に、小峯は笑みを消した。
別に、自分は危険なことをしたつもりない
無茶したつもりもない。
少し面倒な所へ一人で行って、話をつけてきただけ。
結果だって悪くない。
なのに、どうしてこんなに責められているのか。
「…俺、別に無茶してないよ」
『そういうところ』
「は?」
『自分で無茶してるって思っていないところ』
小峯は黙った。
返す言葉はいくらでも思いつく。
でも、なぜか口から出てこない
ガヴァイは怒鳴っているわけではない
ただ、真正面から小峯を見ている
その視線から逃げたくなる。
『お前さ』
「…うん」
『俺が止めると思った?』
「…」
『だから言わなかった?』
図星だった。
小峯は視線を逸らす
「…止められると面倒だったから」
口から出てしまってから、しまったと思った。
ガヴァイが黙る
小峯はその沈黙に耐えられず、
「でもさーー」
と続けようとした。
『今日はそれで逃げんな』
「…」
遮られた。
『いつもみたいに笑って終わらせようとするな』
小峯の胸の奥が、少しざわついた
自分でも分かっている
こういう時、自分は笑う
冗談を言う
話を逸らす
相手が諦めるまで適当に受け流す
その方が楽だから
それなのに、今日はそれが通じない
「…面倒くさ」
『知ってる』
「帰っていい?」
『ダメ』
「なんで?」
『まだ話し終わってない』
「もう十分じゃない?」
『十分じゃない』
即答だった。
小峯はため息をつく
車に乗るようにガヴァイに言われて、大人しく助手席に乗った
「これでいい?」
『うん』
「…子供じゃないんだけど」
『知ってる』
「じゃあなんで助手席に座らせるの」
『逃げるから』
「逃げないよ」
『さっき逃げようとした』
「…」
反論できない
小峯は腕を組んで、少しだけ不機嫌そうにガヴァイを見る。
「で?」
『次から一人で決めるな』
「無理」
『なんで?』
「俺、忙しいから」
『関係ない』
「いや、あるでしょ」
『ない』
「あるって」
『ない』
「…」 『…』
しばらく二人で睨みあう
先に視線を逸らしたのは小峯だった
「…最低限、連絡くらいする」
『返事も待って』
「それは嫌」
『待て』
「いや」
『小峯さん』
「…」
その声に、小峯は渋々ガヴァイを見る
『待て』
「…はいはい」
『はいは一回』
「じゃあ帰るから」
『まだ終わってない』
ガタン
ガヴァイが勢いよく、小峯が出るのを止めた
そして素早く助手席の椅子を倒した
小峯の両手を覆いかぶさるように捕まえた。
『お前さ。俺が心配するって、分かってやっただろ』
グリッ
ガヴァイの足が小峯の股を押し上げた。
この状況を把握しきれていない小峯
ただ、自分の身体が少し反応しいることに驚いてる
『で、どうなの』
「…分かってた」
『じゃあなんで?』
「…面倒だったからッ」フゥ
『違う』
「…っ離して」
普段なら理屈で返せるのに追いつめられる
そして少しづつ膝を押し付けられている
「…ッほんと、早くどいて//」ハァ
『今日一人で勝手に動いた罰ね』
「何する気?//」
『このまま、俺の話を最後まで聞くこと』
「…いや、なんだけど」
『ダメ』グリッ
まだガヴァイからの説教は続いた
徐々に押し付けられ、
小峯のものは完全に勃っていた
ガヴァイは知っていてやめなかった
「…はぁ、もういい?//」ピクッ
『まだ』
「長い…限界..//」フッフッ
『お前が素直に反省すれば終わってた』
「おねがい、次からちゃんと言うから//」
『…いいっすよ』ググッ
「んんっ..///」ビュルッ
『……よし』
両手を離し、体制を戻した
「何が..よしだよ」はぁはぁ
ガヴァイが思わず笑ってしまう
小峯は笑うなと少しにらむ
さっきまで張りつめていた空気が、少しだけ緩む
少し前まで小峯の胸には、妙な感覚が残っていた
それは怒られたことが嫌だったわけではない
むしろーー
心配されたことの方が、どうにも落ち着かなかったからだ
自分が一人でやればいい
自分ならなんとかできる
そう思っている方が楽だった
誰かに心配されることも。
誰かを頼ることも。
自分にはないと思っていた。
けれど。
「……ガヴァイ」
『ん?』
「さっきの話」
『何ですか?』
「心配したってやつ」
『ああ』
小峯は少しだけ言葉を探す
「…悪かった」
そう言われてガヴァイは目を丸くした
さっき追い詰めたばかりでそんな返事が来るとは思わなかった
『え?』
「心配させたなら、悪かったよ」
『…うん。次からお願い』
とだけ言う。
ガヴァイはこれ以上追求しなかった
「分かった」
『じゃあ今日は?』
「今日は?」
『もう一人でどっか行かない』
小峯は車から出ようとして、止まった。
「…コンビニくらい」
『むり』
「なんでよ」
『さっき話したばっか』
「いや、コンビニだよ?」
『関係ない』
「過保護じゃない?」
『今日はそうさせて、俺の横にいて』
小峯はしばらくガヴァイを見た
そして、諦めたように息を吐いた
「…分かったよ」
『よし』
「だから何がよしなんだよ」
『新しい一面が見れて良かった』ボソッ
また少し笑いがこぼれる
小峯は仕方なく椅子を戻して座りなおした
自分で行くより、ずっと遅いと感じた
きっと面倒だろう
きっと明日になれば、また「一人でやった方が早い」と思うだろう
それでも。
今日くらいは。
誰かに心配されたまんまでもいいのかもしれない
そんな事を、ほんの少しでも思った
おしまい
約3,700 文字
長くなりました
まだお仕置きシリーズ出します。
何か訂正・アドバイスあれば教えてください
ここのペアいいよ等のおすすめがあれば教えてください‼
かなち
55
コメント
4件

リクエスト応じてくれてありがとうございます!他の小説も楽しみにしてます🎶


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