こちらはirxsのnmmn作品になります
ご本人様には全く関係ございません
全て筆者の妄想です
キャラ崩壊有り 長い
水赤、桃赤要素がございます
地雷の方ブラウザバック推奨
注:今回はほぼ脳死のギャグ
ここまで大丈夫な方のみどうぞ
ホトケがダイスの幹部になってから1ヶ月が経過した
書類整理に追われながらもリウラにデレデレしているホトケ
そんなホトケを冷たく突き放すリウラ
特に大きな任務も抗争も無く、比較的平和に過ごせていたのだ
その日もホトケは書類整理を行っていた
「(今日いつにも増して多いな)」
まぁ気合い入れて頑張ろ!!とホトケは思い切り深呼吸をする
こうするとりうちゃんのフェロモンが感じられるんだよ~!
そんな事を言ってリウラに殴られたのは三日前の話
「(…それにしても、この量を僕が来るまではあの子一人でやってたのか…)」
まだ18歳なのにも関わらず、ダイスのボスとして裏社会を纏め上げるリウラ
「(子供なのにトップとしての重圧に耐えてるなんて…凄いな)」
「…そんなりうちゃんが好きだなぁ」
「なんちゃって」
バァンッ
急に物凄い音を立てて開け放たれた扉に
ホトケは一瞬理解が及ばなかった
数秒後、誰かがいきなり扉を開けたんだとようやく理解したホトケに
「君がリウラの新しい幹部くん?」
扉を開けた張本人である桃色髪の男が微笑みかけた
「何カッコつけてんだお前」
後ろから冷静に突っ込みを入れるリウラ
「え~いいじゃん別に~」
其れにニマニマしながら返事を返す男
「りうちゃん!!帰ってきてたんだねっ!!!」
席から立ち上がりリウラにすり寄ろうとするホトケを、男が襟首を掴み止める
「ぐえっ」
「うっわ、話には聞いてたけどマジだわ。良かったねりうらこんなに忠誠心いっぱいの部下が出来て」
「良くねぇわ…あとほとけっちの首輪あんまり触んないようにしてね。強く握ったらほとけっち死んじゃうから」
「ほとけっち?何それ。コイツの名前?」
「ってかまずアンタが誰なの!?初めましてなんですけど!!邪魔しないで貰えますか!?僕りうちゃんに抱き付きたい!!」
「欲望ダダ漏れで笑えるね」
「目が全く笑ってないよないくん」
首根っこを掴まれたまま暴れるホトケを見下しながら、男はこう言った
「初めましてほとけっち君。俺はナイコ。ダイスお墨付きの情報屋だよ」
桃色の瞳が怪しく光る
睨んでいるのか見詰めているのか良く分からない瞳を前に、ホトケは怖じ気づかない
「こちらも初めまして。僕はホトケ・ラリマー。ダイスの幹部だよ…処でそろそろ首離してくんない?」
「でも離したら君、リウラに抱き付くでしょ?俺の大事なリウラなのにさぁ」
「大事って何?アンタりうちゃんの何なのさ?教えてよ」
ホトケのその言葉を聞き、余裕そうな笑みを浮かべてナイコはこう言った
「俺はリウラのお兄ちゃんだからね」
「りうらに兄はいないです」
「何だよりうらァ…お兄ちゃんって呼んでくれても良いんだぜェ…」
「この自称リウラの兄野郎はないくんね。顔面は良いけど性格がこうだからほとけっちも気を付けてね」
「自称兄…?うぇきっしょ…」
「初対面で自分の敵組織のボスに告白した君が言うのそれ???」
「ってかほとけっち?りうちゃん?何アダ名で呼び合うような仲になってんの!?ねぇ俺聞いて無いんだけど!!」
「何メンヘラ彼氏面してんのさぁ!!少なくともアンタよりかはりうちゃんに好かれてるんでねコッチはぁ!!」
「うるせぇお前ら」
ワーワーと言い争いを始める二人をリウラは冷たい目で眺める
1か月前と比べて面倒なのが二人に増えてしまった
「ないくん、早く出てってくんない?もうほとけっちに挨拶出来たでしょ?俺も暇じゃないから」
「りうら…冷たい…でもそんなとこも好きだよ…♥️」
「見ての通り、ないくんほとけっちの上位互換みたいな性格してるからキモいんだよね。使えはするんだけど」
「僕の上位互換って何!?僕の方がりうちゃんへの愛は強いんですけどぉ!?」
「キレるとこ其処なのお前」
そんなホトケの言葉にナイコが目を吊り上げる
「はぁ?ほとけっちだか何とか呼ばれてっけどよアホ毛野郎…」
「俺の方が!!りうっこ歴!!長ぇんだよぉ!!!!ばぁぁぁか!!!」
「一応ないくんほとけっちの5歳上だよ」
「こんな只の気持ち悪いオタクを君付けで呼んじゃダメだよりうちゃんっ!!!」
「ほとけっちも人の事言えないけどね。あとないくん今何て言った???りうっこ???」
「よくぞ聞いてくれたなりうら!!りうっこというのはダイス内で密かにリウラを推している集団の事を指す言葉なのだよ!!!」
「初耳なんだけど知りたくなかったよ俺」
「僕もりうっこの一員に入れて貰えますか!!??」
「ほとけっち???何ないくんと手組もうとしてんの???裏切り???」
「構わないよ…見たところ、君には充分すぎる位りうっこの素質がある…」
「ナイコさんっ…!!」
「え、なんで仲良くなってんのお前ら」
「ナイコさんなんて呼び方はよしてくれ。俺の事はないこでもないちゃんでも好きなように呼んでくれ…因みにないくん呼びはリウラだけの特権だから」
「ないちゃん…僕最初あなたの事ただの気持ち悪い犯罪者予備軍かと思ってたけど…意外と良い人だね」
「凄く貶されているような気がしないでもないけどまぁ良い。ハイこれ」
「何ですかこれ?紙?」
「りうっこ入会特典のランダムりうらチェキだよ。全11種類でシークレット一枚」
「…ありがとうございますッッ」
何故か意気投合し始めている二人にリウラは困惑していた
「ほとけっちなんで鼻血出してんの?ねぇその写真なんなの? 」
「だからりうっこ入会特典のランダムりうらチェキで全11種」
「ないこ?」
「という名の盗撮です」
「お前もう出禁な」
リウラから無慈悲に告げられた出禁によってナイコは崩れ落ちる
「良いじゃん別にぃぃ!!裏社会の情報屋に法律を求めんなよぉぉぉ!!」
「うるせぇ。ほとけっちもその写真返せ。そしていい加減鼻血止めろ」
「家宝にして良いですか?」
「ぶん殴るぞお前」
「改めまして、俺はナイコ・マラカイト。情報屋としてこれからも顔合わせることあるだろうからちょっと挨拶しておきたかったんだよね。よろしくほとけっち」
「さっきまで変態ムーブしてた人と同一人物とは思えないね。こちらこそよろしく」
「ないくんはテンションの落差激しいから気を付けて」
「情緒不安定なんだねないちゃん」
「まぁそうだね(適当)」
ナイコは桃色の髪を撫で付けながら言葉を継いだ
「ほとけっちの事は大体まろから聞いてるよ。…あ、まろ分かる?あの青髪」
「いふくんね。そういえばいふくんナイコとか何とか言ってたわ」
「まろからもほとけっちの事聞いてるよ。仲良さそうで良かった」
「別に仲良くないんですけど」
先程まで激しく言い争いをしていた二人がようやく落ち着きリウラは胸を撫で下ろす
「このチェキもう一枚入手したいんだけどいくら積めば良いですか?」
「ちょっと今品切れしてるから入荷をお待ち下さい」
「マジで出禁にして良い?」
「甘いなりうらァ…出禁にした位じゃ俺のりうら愛は止まらねぇぜ…」
「じゃあ今すぐ出てけ」
「りうちゃんを愛でるのは僕一人で充分だからね!!」
「なんで俺出禁でコイツ出禁じゃないの」
「ほとけっちはまだギリ許せるレベルだから。ないくんはもうアウト」
「へっwざまぁw」
「そんな事言うならもう入荷しねぇぞ?」
「嘘です嘘ですごめんなさい僕もりうらチェキ欲しいですいくらでも積みます!!!」
「やっぱ二人とも出禁にしようかな」
「じゃ、俺ほとけっちに挨拶出来たしそろそろお暇するね。ほとけっち仕事中だったでしょ?邪魔しちゃってごめんね」
「いいよいいよ!あとチェキありがと!」
「俺もりうら愛を語れる仲間が増えて嬉しいよ…入荷待っててね。それじゃ」
それだけ言い残しナイコは部屋から出て行った
「なんか良い人だねないちゃん…」
「キモいけどね」
「大分癖強い人だなぁ」
先程部屋から出ていったナイコについて、のほほんと会話する二人
「ほとけっち書類整理終わった?」
「あ、もうちょっとで終わる」
仕事を終わらせたホトケが、ふと疑問に思った事をリウラに尋ねる
「そういえば、りうちゃんとないちゃんってどん位の付き合いなの?」
「…うーん…俺がボスの座に着いた時からだから多分3年かな」
「へー3年かぁー…」
…ん?
「…りうちゃん今何歳だっけ?」
「18歳」
「…てことはりうちゃん15歳の時にボスになったの!!??」
「耳元で叫ぶな…まぁそうだね。最初の頃はまろに頼りっぱなしだったけど」
「15歳のりうちゃん絶対可愛い…」
「は?」
「口が滑りました。でも15歳って凄くない…?まだ子供じゃん15歳って…」
「今も充分ガキだけどね。皆に助けられてばっかなボスなんだけど 」
「3年前からないちゃんってあんなにキモかったの…?」
「初対面で言われたのが『俺の事はお兄ちゃんって呼んで!』だった」
「さすがないちゃん(引)」
「その場に居たまろもドン引きしてたのか1周回ってなんか悲しそうな顔してた」
「いふくんとはどん位の付き合い?」
「まろとは長いよ…大体10年位?初対面の時はまろが18歳だったね」
「ならあの人今28歳なんだ…結構意外かも。25くらいだと思ってた」
「因みにアニキは30ね」
「…嘘おぉぉ!!??」
「それが本当なんだよね。アニキとも10年の付き合い」
「羨ましいよぉ…皆8歳とか15歳とかのりうちゃんを知ってるのかぁ…」
「抱き付いてくんな。そんなんで悲しむなよ…暑苦しいわ」
「りうちゃん!!!!!!!」
「うるっさ」
リウラの肩を掴み、真剣そうな表情を浮かべるホトケ
いつもと違うホトケにリウラは少し目を丸くする
「りうちゃんは誰が一番好きなの!?ないちゃんなの!?いふくん!?それともアニキ!?」
「…何を勘違いしてんのか知らないけど、別に誰も恋愛的に好きじゃないからね?」
「じゃあ僕にもワンチャン有るって解釈で良いですか!!??」
「…良いんじゃないそれで」
疲れたのか面倒臭そうに返すリウラにホトケは嬉しそうにこう言った
「っしゃぁあああぁ!!!ありがとうりうちゃん!!!頑張るよ僕!!!」
「ん、がんば」
「そういえば、ないくん俺の事好きそうに見えて本命は別に居るからね」
「…え ?」
平然と落とされた爆弾に唖然とするホトケが居たとか居なかったとか
こういう頭の悪いギャグ好きです
長くてごめんなさい
登場人物紹介part4
ナイコ・マラカイト
ダイスお墨付き情報屋
属に言う残念イケメン
どこぞの幹部と距離が近い
自称(?)リウラの兄
次回:風邪引きリウラさん
コメント
1件
桃水さんが赤さんへの愛により意気投合するの好きです 脳死ギャグ大好きですおもしろいです 変態感溢れる桃さんが一瞬で真面目に喋り出す流れがなんか桃さんらしくて天才的です 桃さんの赤さんに対する愛が微妙に水さんとは違くて好きです。 風邪引き赤さん楽しみにしてます!!! (めっちゃ長文失礼しました…)