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「はァ〜…見応えあったな!」

「うん、この後ファミレスで語り合いしたいな」

オレ達は映画館を出てこの後の話をしていた

だったが。

「賛成!じゃ近くの…」

えむがいいかけたその時。

ドオオォォォォオオオンッ!!!!!!!!!

「ほぇえっ!?」

「きゃ…ッ!何!?」

ブーブー。

えむのポケットのスマホから着信音がなった

「!お兄ちゃんからだ!」

「休みの日くらい休ませてくれよ…!まさかさっきの爆発音が関係してたりしないよな…!?」

焦りながらえむが電話に出る

「…うん、えッ!!??わかった…!伝えとくね!」

「えむくんなんて言ってたんだい?」

「この近く…何mか先で爆発を起こした奴がいたんだけど、そいつらが前に倒した奴らなの!ほら、司くんが肩怪我しちゃった時の!」

「は…ッ!?潰したはずじゃ…!」

「…随分手強いね。すぐに向かおう」

黒いスーツを身に纏う

「行くぞ」

ワンダショのもう一つの顔の目が、光った




















「お兄ちゃんの話によると、まだいくつか爆弾が設置されてるらしいからそれを回収して、奴らをぶっ飛ばして欲しいんだって」

「アーヴィスの顔で「ぶっ飛ばす」っていう単語が出てくるの少し怖いな…ま、そういうことも言ってられないが。そうだな、手分けするか。何があるか分からないから男女2人組で別れよう」

「…私そんなに弱くないけど。」

「万が一だよ、分かるな?」

「…」

寧々は不満げにも頷いた

と、思ったら

バリィイイイイィィイインッッ!!!

「ッ!!?ガラスの破片…ッ!?」

「窓ガラスが割れた。もたもたしてる暇は無いな、急ぐぞ」

オレたちが足早に向かった場所は、人が沢山いた。

「人が多い…!これじゃ見分けるのも大変だし派手にもできないじゃない…!」

怪我人が多く、救助隊もいた。

「見逃すの…?心がちくちくするよぉ…ッ」

「アーヴィス、オレたちの仕事は他にある。まずそっちが優先だ。救助隊の人達に任せよう」

「うん…わかった」

「…ッ!危ないッッ!!」

「ッね、!」

ドッッ!!

「…ッ、い”…ッは、シレイニー!!」

「ぅ…ッ、だい、じょぶだから」

「大丈夫じゃない…ッッ!!目が…目が…ッ!」

「嘘…ッシレイニーちゃん私たちをかばって…!」

シレイニーは、一足早く横から迫っている銃弾と爆弾に気づき、押し倒してかばってくれたがそのせいで右目が潰れてしまっていた。

痛々しそうに顔をゆがめる

血の匂いが鼻をかすめる

「とりあえず手当…ッ」

ルーナがそう言いかけた途端、また遠くで爆音がなった

「…チッ、どんだけ爆発を…!!ルーナ、シレイニーを頼んだ!アーヴィス、行くぞ!」

「うん…ッ!シレイニーちゃん、絶対戻ってくるからね!!」















僕だけじゃ手に負えない、そう思い、黒いスーツのまま病院に駆け込もうとした

するとシレイニーの口が動いた

「ルー、ナ、私はだいじょぶだから、ステラ、のところ、に…ッ」

「ッ、シレイ…ッ!!」

そう掠れた声で言った後、シレイニーは喋らなくなった

「シレイニー…!シレイニー…ッ!!寧々!!…ねね…ッぇ、」

もうシレイニーの澄んだ綺麗な目は開かなかった

自然と、涙がこぼれ落ちる

「お願い、死なないで…ッ」

病院へと急ぐ足が、動かなくなってしまう

僕はただシレイニーの、寧々の冷たくて小さな身体を抱きしめるしかできなかった。

ワンダーランズ×ショウタイムの裏の顔【マフィア】【司愛され】

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ちょっと待って爆発許さん

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