コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「鈴ちゃん!」
「柚彦君!」
彼が嬉しそうに私にむかってやってきた
「やぁ!沙也加さん、お疲れ様わぁ~!鈴ちゃん!その浴衣とってもかわいいよ」
「ありがとう・・・スピーチお疲れ様、とっても素敵だったよ」
二人で見つめ合って、もじもじしていると、沙也加さんがごちそうさまとばかりに手を振った
「さぁ!さぁ!あなた達もうここはいいから彼女を、土手の花火大会に連れて行ってあげたら?あと30分で打ちあがるわよ 」
「わぁ!花火?」
私は手を合わせて言った
「うそ!もうそんな時間?んじゃ鈴ちゃん行こう!」
「え?見に行っていいの?もうお仕事終わった? 」
クスクス笑って沙也加さんが言う
「ハイハイ!ここは私に任せて行ってらっしゃい」
「ありがとう沙也加さん」
私と柚彦君は手をつないで駆けだした
遠くの方で抗議団体の女性たちが、ヒソヒソ私達を見て話していたが、私達はまったく気にしなかった