死にたいボクは、明日を生きる 。
… また 、 朝が来る 。1日の始まり 。
ボクは、今日も死のうとする 。
今日はどうやって死のうかな ? 飛び降り?首吊り? 毒殺 ? 安楽死 ? 餓死 ? 切腹 ? 銃殺 ?
今日は また あの子が 来そうだ __ 。
*ボク ) ん ッ 、… 朝、… か、… 。 また、 あの子が来る … 、 。*
ガラガラ ッ ( ドアを開ける音 )
あの子) おっはよ〜! 元気 ~ ? 今日は自殺しちゃだめだよ? 今日はね!本を持ってきたんだ! この本ね!主人公が____
ボク)… ( ね? 来たでしょ ? ボクは 、大きい病院に入院している、何故かって?ボクは死にたがりだからだよ 親に入れられたんだ 。人生なんてどうでもいい、でも、あの子と出会って僕の人生は、360度変わった。今日も憂鬱だ)
あの子) あ 、 看護師さんだ ! また来るね!バイバイ!
ボク)…( 軽く手を振る )
ボクは元々虐待を受けていた。そのせいで精神がボロボロで毎日死ぬ事を考えている。今もそうだ。でも、あの子が居ると死ねない。あの子は何故、ボクに関わるのか、何故、毎日来るのか…ボクは不思議だった、こんな無気力に、構うなんて、きっとあの子は寂しいのだろう。死ぬのは、もう少し後にしよう。そう、何日も、生きている
ボク) … あの子は…なんなんだろうか…。
ここからはあの子の話です
私は、心臓が弱くてこの病院に入院している。
友達もいないから、話をする相手がいない、でもある日特別室に男の子が入院した。その子は、ずっと空を見ていた。その姿は…まるで蝶のように美しく…後ろ姿に見惚れた 。私は勇気をだして声をかけた!でも、彼は何も言葉を言わなかった。それでも!こちらに振り向いてくれた。私は嬉しかった。彼の瞳は、綺麗だった。その日から私は彼の部屋を尋ねるようになった。少し仲良くなれた気がする!でも、彼はまだ、喋ってはくれない、んーっ、どうしたら喋るかな?今日は本を持って行った。でも、看護師さんに呼ばれちゃって、少ししか話せなかった、でも彼は私に手を振ってくれた!凄く嬉しかった!私は病室に戻り、点滴を打った。痛いのは嫌い…、私は、残りの命は少ないけど、彼のそばにいられるなら何日でも生きれる自信がある。また明日を生きる 。
死にたいボクは、
明日を生きる 。
生きたい私は、
明日をまた頑張る 。