xxxx年
昔、都市伝説だ、幻だ、そんなものはいないと言われていた天使が今では当たり前のようにいる。
xxxx年まで使われていた車は今では見かけることが少なくなった。
なぜなら車の代わりに天使が人間を運ぶからだ
僕らはもともと「人の願いを天に届ける」役割だった。
ある一人の少年が僕に「天使様、僕に残された時間は長くありません。叶うならば命が尽きる前に僕を乗せて空を飛んでほしいのです」と願った。
僕はその願いを聞き入れるつもりは微塵もなかった
なぜなら人間に姿を見せるわけにもいかないし、天使はあくまで願いを天に届けるだけであって願いを叶える存在ではないからだ
今までもこうゆう類の願いはいくつもあったが、天は叶えようともしなかったし、ましてや真面目に聞こうともしなかった
今回も聞きやしないだろうと思いながらも仕事なので僕は願いを天に伝えにいった
天は僕の方をみて、
「願いを叶えて差し上げなさい」
そう、言ったのだ
僕はひどく困惑した
当たり前だ、なぜなら死にかけの願いでも天使が直接、願いを叶えるような願いはすべて却下していた
それなのにどうゆう風の吹きましだ?
できるだけ思考を巡らせてみたが納得するようなこたえはでなかった
天使は天に逆らえない
もし、逆らおうもんなら天から落さてしまう
実際に落とされた者に聞いたわけではないがそれはこの世で一番苦しいそうだ
その噂もあってか天に逆らう者は誰もいない
面倒だしやりたくないが、天からの願いなのでやるしかない
そう考え僕は、少年のところ向かった
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