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⚠️注意書きは1話目をご覧ください。



第8話





午前零時を回った夜。まだ眠らない街の中にあるマンションの一部屋。

2人ソファに座ったままテレビを見たり、スマホをいじったり、思い思いに過ごしていた。


勇気を出して、上手く吸えない息をゆっくりと整えて、声を出す。


橙「あのな…青、」

青「ん、なあに?」


橙「あの、な…っ……橙たち、別れ、よう…」

青「え……っ!?なんで…!?俺なんか嫌なことしちゃったかな!?」

青「しちゃってたならごめん……」

橙「え!?違うんや!」

橙「俺がな…悪くて…、」

青「え橙は悪いことしてなくてないよ!?…」


ずっと青と一緒に居た橙や。青に何を言ったら納得してくれるかなんてわかっている。

でも、こんなこと橙、言えるんか…?青を傷つけてしまうのはわかりきった話。

でも……でも、このままでいる方が青は……っ




橙「……他にっ…、好きな…人ができたんや……っ」


青「え……!?……っ、本当なの…?」

橙「…ほんまや……」

青「誰っ…とは聞かないけど……、」

青「……そうだよね笑、橙がそうならもう俺とはいられないか…笑」

橙「……ほんまにごめんな、」

橙「少ししたらここの家も出てくな、」


これでええんや、

これだけは隠し通さないといけない。








ベッドの上に横たわって窓の外から洩れる夜の光。

横になって電気を消したけど、それでも寝付けなくて、

あ、カーテン閉めないと。意外とここも都会やな…笑


青……。ごめんな、なんて言えるわけないか、


寝室一緒にしなくてよかったな。今のこんな顔見られちゃいけないよ、笑


「青……、」


視界の端に窓の外が映った。

青は橙が居なくても幸せになれるんやろな…、類は友を呼ぶっていうしな笑

覚悟していたつもりだったんだけれども。

気づいた頃にはもう、夜を見ていた視界が歪んでいた。




あと三日___。




次回へ!


激早展開だけど、そこに触れたら処すよ(՞っ ̫ ⊂՞)♡←←←

君と過ごした街でのおはなし

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