辰「え、しょっぴー今片思いしてるってこと?」
亮「そういうことになるんだけど…。」
康「翔太くん恋~?!だれだれ~?!」
大「佐久間さんも気になる~!!!」
翔「…ごめん、わかんない。誰なんだろ。」
全「え?!!?!」
<翔太side>
亮「えっと、まとめるとどうなるんだ…。」
辰「花吐き病だけど片思いの相手がわからない。」
照「そういうことだな。」
翔「うん。」
そう。治療法がわかったのはいいものの、肝心な俺の片思いの相手がわからないという本末転倒な事実があった。実際、この仕事をしていれば出会いなんてあっても少ないし、気になっている人すらもいない。
蓮「…ってか、このままだとどうなるんですか?」
亮「両思いになれないままってこと?」
蓮「はい。花吐き続けるのかなと思って。」
翔「えぇ、だとしたら困るな…。」
亮「ちょっと待ってねー…?」
どうやらみんな初めて聞く病気、花吐き病について興味津々らしい。そもそも奇病という時点で興味しか湧かないだろう。佐久間と康二に関しては俺の吐いた花を触る触らないの話をしている。
亮「うん。花を吐き続けるらしい。」
照「死んだりとかはないって事だよな?」
亮「そう、あ、でも花に触ると感染するって…」
大,康「あっぶな!!!!!」
阿部ちゃんのひとことで佐久間と康二は間一髪のところで感染せずに済んだ。ほんとに危なっかしい病気だ。かかってしまった俺はまだしも、メンバーにまで迷惑をかける訳にはいかない。
大「しょっぴー心当たりとかないの〜ん?」
翔「うーん……無いな。マジで。」
亮「困ったなあ、せめて誰かわからないと…。」
みんなが頭を抱える中、ふっかがある提案をした。
辰「一旦手当り次第に付き合ってみたらどう?」
亮「ええ?!翔太の負担すごくない…?」
照「…いや、意外と正攻法かもしれない。」
ふっかが言うには、このままただ分からないまま片思いの相手を探すっていうのはあまりにも無謀だから、可能性がありそうな人達全員と1回付き合ってみたらいつか当たるんじゃないかということだった。
大「そうと決まれば!!デートだな!!!」
翔「はぁ…?!」
to be continued…
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