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2月24日
天竺と東京卍會の激化した抗
争に巻き込まれた、10代女性
1 名とその女性の殺害の主犯と
思われる、10代男性 が、死亡し たのが分かりました、警察は協 力者と思われる、半間修二被告
の捜索続けています。
プチッ
「…だりぃ……。」
自分の名前が世界に公開されて、逃亡生活はどんどん厳しくなっていく…顔の特徴、身長………こんなところで身長が影響してくんだな。
「あ”〜…生きんの、めんどくせぇな。」
「…誰も止めてくれねぇーけど。」
2日前、2月22日天竺は東京卍會との抗争で負け…総長黒川イザナは銃で撃たれ死亡、そして東京卍會の総長佐野万次郎の妹、佐野エマは稀咲に殺され死亡……そしてその稀咲も、居眠り運転のトラックに引かれ死亡した……。
「あん時、俺どーすれば良かったんだろうな?稀咲ィ…ッ。」
稀咲のピアス、これは遺族から特別に貰った…これだけが稀咲の生きた形…だからな。
遠くから警察のサイレンのなる音がする、もうここも突き止められたか…ァ?だりぃな。
「次は、何処に逃げるか…。」
稀咲を逃がし損ねたバイクは半壊状態だった……まぁ結局そこら辺のバイクパクって、そのまま逃げる。
「……そろそろ、俺もそっちに行っていいよな、ぁ?稀咲…。」
ある、海に着いた…堤防を見ると釣りしてるおっさん達がたむろしてる。
「…死神の居場所は、ここじゃなかったみてぇーだぞ?稀咲……だからよ、俺もそっちに行っていいよな?」
そう…そう言ってから、冬の冷たい海に体を沈め始める。
「……彼奴は、もっと苦しんで死んだんだよな…。」
最後に見た稀咲の姿、今でも鮮明に覚えてやがる…。
「……あ〜…なんだろーな、怖くねぇ。」
「稀咲ィ…なんで、付いてくるかって、1回聞いてきたじゃねぇーか。」
「…なんでかってな?……俺の白黒の面白みもねぇー世界に、サーカスみてぇな色を付けてくれたのは…お前が最初で最後なんだよ、稀咲………それでよ?”恋”を教えてくれたのも、お前なんだぜ?……まぁ、俺が言いてぇのは…稀咲、俺お前の事、 好きなんだ。」
これだけ言ったら、もういいよな…?
約束、ちゃんと守ったぜぇ?稀咲……。
わざと足を絡ませて転んでわざと溺れる。
意識が無くなっていく。
手足の感覚が…苦しさが無くなる。
〖半間ッ!〗
稀咲…の声?
「ッハァ…ハァ……ハァ…ッ。」
汗だくで起きた所は、稀咲の部屋のベット……。
〖半間ッ!大丈夫か?お前…自分で首絞めてたぞ。〗
俺が…自分で?
意味がわからなかった、でも確かに首には俺の手の跡がくっきりついてた。
「ぁ、?…まじか。」
頬を引っ張ってもいてぇ…走馬灯?…にしてはリアルすぎる……。
〖半間?今日は帰っとけ…駒にも休憩は大切だ。〗
稀咲…生きてる。
「稀咲……生きて、?」
〖?何言ってる、俺は生きてるぞ?〗
「ッツ……!」
気が付いたら、稀咲に抱き着いてた…稀咲の体温が…ちゃんとある、稀咲の声が……傷も……ない。
〖なっ…!おまッ離せッツ!!〗
そうだ、こーゆー事したら稀咲は顔真っ赤にすんだよな…。
「稀咲…ィ……ッ好きだ…ッ。」
口が勝手に動いて…視界がぼやけて、声が震えて……俺が泣く理由、稀咲だけじゃん…?
〖好き…?……半間、冗談はよせ。〗
「冗談じゃねぇ…本当に……好きなんだ。」
〖……俺は、お前を愛せねぇーぞ、?…俺の好きな奴は…橘だ。〗
「それでも…期間限定の恋でもいい……、その期間だけお前を俺のものにさせてくれねぇーか? 」
〖………橘を、手に入れる期間…だけだからな。〗
「…!」
〖フンッ主人を手に入れたんだ、感謝しろよ。〗
「バハッ♡りょ〜♡」
もし、これが夢ならば、覚めないで欲しい……。
きっとこれは神様が死神に最後にくれる……死神へのプレゼントだ。
「稀咲ィ〜準備出来たかぁ?」
〖!待て半間、!もうちょっとだ…。〗
「りょ〜♡」
〖…よし、できたぞ。〗
「んじゃあ行くか…俺達の」
結婚式へ。
〖あとがき〗
ここまで見て頂きありがとうございます。
初投稿でドキドキしながら書いた作品なので、ビクビクしながらこれ書いてます…w
この作品は、半間がもしタイムリープをして稀咲と結ばれたらというコンセプトで書いていて、ふと思いついたことを書いた当てずっぽうです……。
苦しんだ故に最後に幸せになれる、そんな2人のが見たくて本能的に書いちゃいました…感想コメントで待ってます。
最後に、♡、コメント、よろしくお願いします…!では次の作品まで、さようなら!
コメント
2件
すごい感動してポロポロ泣きながら読みました… 次も楽しみにしてます!
初投稿心臓バクバクで投稿させていただきました、! 楽しんで?いや楽しむ作品じゃないんですけど…楽しんで読んで頂けたらいいなと思って描きました!次の作品もお楽しみに……!