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「なんで…沙花叉は………」

沙花叉は静かに泣いている、それはシオンを起こさないように気遣っているのか、 それとも無意識にシオンを思ってかは、わからない。

…しょうがないなぁ

『沙花叉〜…大丈夫?って大丈夫じゃないかぁ…泣いてるし…』


「え…え!?シオン…せんぱい…?」

 

『ん………』 


「…?」 


『………おいで!!』   


沙花叉は困惑しながらシオンに抱きつかれて

手の行き場が無くて、少し困ってる…

可愛い… 


『沙花叉ぁ…いつもみたいにぎゅっとしてくれないの?』


沙花叉は…うぐっと言って渋々抱きしめるけど

顔は満面の笑みだ… 


沙花叉がしてたこと、ぜーんぶ知ってるけど

それでも嬉しいなぁ…シオンを好きなってくれるのは

ちょっとやり過ぎだけど…

 

『沙花叉…嫌い…』


「…え?…あっ…そ、そうですよね…いつも_」 


『冗談!w……………それで…さ?

あの………すき…大好き…!』


「ぽぇ…?」 

 

沙花叉が驚き過ぎて気絶してる間に

シオンは沙花叉の膝で寝〜よっと!


…その大きな胸はどうやって… 

 

今は、沙花叉がいれば嫌われてもいいや…

 

あくあちゃん…一人で韓国のり頼めるのかなぁ…


そういや、沙花叉の上着のポケットに…シオンがかんだティッシュがあったなぁ…


問い詰めたいけど…シオンもシオンで、沙花叉の上着に顔埋めて寝てたりするし…今回は…いいや…

 

沙花叉の顔を見つめる…少し目元が赤い

辛かったのかな…シオンには気持ちが理解出来ないけど


『…よしよし…ありがとうね、沙花叉…』 



沙花叉がしてくれるように

優しく撫でてみる

すると…


『シオンせんぱい…ずっと側に…いて… 

 頑張るから…もっともっと…』 


こんなに無理をさせてたんだ…

そんな自分を知り、不甲斐なさで

手が震える


頬にキスをした

せめてもの…安らぎを…

 



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340

コメント

1

ユーザー

てぇてぇのにとても泣ける!!最高の作品をありがとうございます!!😭🙏✨️

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