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つづき。
仁人目線
ああ、やらかしたな……。
何とでも理由はつけられるだろうけど、
頭ん中が真っ白で何も思い浮かばない。
ちょい落ち着いて、本当に真っ白になるんだな。
なんて変に冷静に考えてたり。
とは言え、時間が戻るわけもなく。
「じんと……?」
目の前のイケメンが呆然とした顔でこっちを見てる。
そんな顔しててもかっこいいなぁ。
って、ほんと末期すぎる。
今日は収録終わり、
いつものようにメンバーみんなでSNS撮ってた。
前で3人がはしゃいでて、
ラスト勇斗がいつものように、
俺にかわいいねってよってきて、
ちゃんと、ヒィッって、変な声出して、
首まで痛めて、拒否した。
したよね?俺。
そこで、動画は撮り終わって、
いつものように、嫌がらせが成功して、
嬉しそうな勇斗が、ニヤッと、
俺にはとてつもなく甘くみえちゃう顔して笑ってて、
そのそばで、俺たちの絡みとは別ベクトルで楽しそうにはしゃいでる3人もいて、
ほんといつも通りだったんだ。
いつもどおり?
なのに。
つい手を。伸ばしてしまった。
自分が拒否したくせに、
もう俺を見てない勇斗のジャケットの裾を、
俺を見て欲しくて、甘い声が聞きたくて、
引っ張ってしまった。
魔が刺したんだな。
もう何年だよ、馬鹿みたいだと思いながらも、
この思いを隠してきたのに。
消せないから、知らないことにして、
抱えてきたのに。
期待なんてしないって、しちゃダメだって
何度も何度も言い聞かせていたのに
こんなとこでボロ出すとか、馬鹿じゃんかよ。
疲れてたのかな。
離れていく男に耐えられなくて、
無意識に手を伸ばしてた。
クッ、と軽く引っ張られる感触に振り返った勇斗があの顔してた。
「じんと……?
え?なんで、おまっ、泣いて、、?」
振り返って、あの顔をさせたことに、
手を伸ばしていた無意識の自分に、
頭が真っ白になっていたけど、
多分、時間にしたら数秒もなかったろう。
ーーー泣いてる?俺が?
そんなわけない。
まだこの仮面被れているはずだ。
なのに。
気づけば、俺は勇斗の胸に抱き寄せられていた。
「ん?あれ。今日はどしたの?」
「さのじん路線変更なの」
「おおっ、佐野さん今日は吉田さん捕まえられたんだ」
「雑誌の撮影とかぐらいじゃんね、捕まえられるのなんて」
「いやいや、たまにはデレるんじゃね」
なんか無責任な声が聞こえて、
ハッと、我に帰った。
腕に力を入れて、突っ張る。
その長さ分距離をとって、精一杯の強がりをもらす。
慌てて早口になって、もはや何も意味のあることは言ってないことも、自分で気づいてなかった。
「いやいやいや。ないないない。なになになに……んん、いや、ちがっ」
何か言いたそうに、でも何も言わずに、ふいと自然と距離をとる男。
「おいちゃんねー、もうおじいちゃんだから反射神経なくなってんだよ。俺も捕まえれると思わんかったわー
ほれほれー、じーんちゃん」
距離をとったくせに、手を伸ばして俺が、嫌がるのを演出する。
みんながいつも通りの俺であると思わせるように。
「、ばっ、ばかっ。お前の方が年寄りじゃんかよ。ジジイはあなたでしょーが」
なんとか言葉を紡いだ俺だったけど、
年下二人組が、演技がかったヒソヒソ話ぶって
「いやぁ、それはむりじゃない?」
「たしかに。はやちゃんとじんちゃんじゃねぇ」
「実年齢はそうだとしても、おじいちゃんがどっちかっていえば」
「だよねーー」
などと笑ってやがる。
とはいえ、
日常的なじゃれあいの一環となり、
そんな深く気にすることもなく、話題は流れていった。
いつも通りだ。
勇斗だけを除いて。
〜おまけ〜
えー、みなさんこんにちは。
ただの通りすがりのスタッフです。
気づいてますか?今何してたか。
そうです。ショート撮影です。
すなわち。何視点かカメラあるんですよ。
私目線ね、明らかに.吉田さんが佐野さんを引っ張ってるんですね。
そしてですね、佐野さんが振り返って、吉田さんを抱き寄せたわけですよ。
角度的に吉田さんの顔見えなかったんですけど。佐野さん割と真剣な顔してました。なんていうか///見てしまったことを照れる顔です///
え?これどーゆうことなんですかね?
…
………
……………
私の位置視点、動画撮れてなかったことにしておきました。(軽く怒られました)
周りの人が気になって気になって、
所詮ファンタジーなんでね、周りに人なんていてもいないんですけどね、ちょっとおまけつけちゃいました。
まあそれはさておき
大体の方向性は考えてて3話程度で終わる予定だったんですが、佐野さんサイドの話入れてしまったために、話の方向性とキャラを見失いました(._.)
両片思いとは?と思ってます。佐野さんサイド考えてなかったの丸わかりっすね。
文体すら見失って、統一感なくなっててなんか辛い
ダレカ タスケテ クダサイ