初ノベル挑戦です💪💪
緑、赤、桃、橙のみ登場します!
恋愛要素はないですが愛され要素ならあります!
だれかの1番になりたかった。
ほんの少しでいい、だれかの特別になりたかった
でも現実は違った。
仲良くなれた子は、すぐに別の子と笑って、私がいなくてもすごく楽しそうで私がいない方が…なんてことも考えた
モブ「橙ちゃん!これやってほしいんだけど…」
橙 「もちろんっ!任せてよ!」
モブ「トイレ一緒に行こ?置いてかれちゃってさ~」
橙 「そうなの!?いいよ~」
話しかけられる度に”役に立ってる”としか思えなくてそうでもしないと自分の存在を確かめられなかった
そんな時、ある3人組に話しかけれた
赤「ねぇ、橙って言ったっけ」
突然、赤が話しかけてきた。赤は人気者で私とは無縁の人間のはずだった
緑「最近1人じゃん。何かあったの?」
橙「や…1人もいいかなーみたいな?」
緑「つまんなくない?俺らのとこきて遊ぼーよ!」
緑が笑ってそう話した
桃「…橙ちゃん、私、分かるよ」
桃「1人になるのが怖いんじゃない?でもね私たちは1 人にしないよ」
接したことが少ない人に”1人にしないよ”そう言われて嬉しいなんて言ってついていく馬鹿がいるのか、みんな最初はそう話す。でも最後は違う。
橙「…ありがとう。でも大丈夫だよ」
桃「…そう。いつでも待ってるから」
赤が通り去るときに一言話した
赤「もう橙はだれかのいちばんなんだよ(呟」
その言葉が頭から離れなかった。優しい言葉ほど信じられない。信じたら、壊れるのを知ってるから
橙 (そんなに…干渉してこなくていいのに)
それでも3人は何度も声をかけてきた。
昼休みも、放課後も、私が話さなくても、みんなで勝手に話して笑ってくれた。その笑い声の中に自分の居場所ができた感じがした。
怖くて、でも嬉しかった
“ここにいてもいいのかな”そう思ってきた
けど__
桃「橙ちゃん、また手伝ってって言われたでしょ」
桃が放課後にそう話した
橙「うん。でもいいの、頼れるの嬉しいし」
桃「”頼られる”のと”利用される”のは違いますよ」
違うのも、分かってた。でも認めたくなかった。だって認めたら私が”都合のいい子”でしかなかったことになるから
赤が近づいてきて、軽く私の肩を叩いた
赤「ねぇ橙。俺ら本気で友達やってるんでしょ?」
橙「……どうせ、気まぐれじゃないの?」
怖くて突き放してしまった。私は馬鹿だなぁ
赤「気まぐれなんかじゃ…っ」
緑「信じるの、ゆっくりでいいんだよ」
緑が赤を落ち着かせるかのように話した
緑「でも絶対見捨てることは無い。それだけでも信じて欲しい」
この3人がもし本当に”嘘じゃない”なら少しだけ信じてみたいかもしれない
__高校を卒業した
あの3人とも離れて別の道を歩んだ。
時間が経つにつれて、心の温かさも薄れていった。気づけば何も無い生活に慣れを感じていた。
橙 (期待しなければ、傷つくこともない…)
そう言い聞かせながら淡々と過ごす日々。そんなある日懐かしい声が私の時間をとめた
「……橙?」
振り返ると赤がいた。右手にはコンビニ袋をもっていて買い物帰り。近くには桃と緑も。
みんな少し背がのびて、大人びていた。
でも笑い方は変わってなかった。
緑「橙…!久しぶりじゃん!待ってチョコちょうど買ってきたんだよ!運命じゃーん!」
緑「はいチョコ!好きだったでしょ?」
橙「…覚えてたの?」
緑&赤 「当たり前じゃんね」
2人が頷きあって桃が驚いた顔をした
桃「橙ちゃん…!ところでその首の傷、どうしました か?」
橙「…少し前、猫を預かってたら車に轢かれかけた んだよね…笑」
桃「また、頼まれたんですよね…はぁこの子1人にできません」
あの頃の空気感がまた、戻ってきた気がして
赤「そうそう桃ね、橙のことしか話さないの笑」
桃「それは言わない約束ですよね?」
緑「徹夜した話したのなつー笑」
橙「て、徹夜…?」
赤「そう!どうしたら俺らのものになるかなー的
な?」
橙「えぇ笑おかしいね笑」
緑「あっ!笑った!かわ… 」
桃「なんて可愛らしい笑顔なんでしょうか…」
心の奥がじんわり暖かくなった。赤がその後に
「橙は俺らの一等星だよ」なんて話してくれた
初めて言われたからほっぺ赤くなったの笑
そこからは一緒に暮らし始めて毎日が充実した
1番になんかならなくていいんだ。
ー完ー
コメント
2件
♡ × 2 0 0 迄 押 し た よ − っ ! し ょ − じ き も っ と 価 値 あ る け ど 指 疲 れ ま し た …