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近くにちょうど良さそうな岩があったからそこに腰かける。月歩を維持するのも出来るけどめんどくせえしな。どうせなら座って話したい。
「俺、ジェイデン。お嬢さんたちの名前は?」
「私ケイミー! こっちはペットのパッパグだよ」
「よろしくな、ジェイデン」
パッパグは手(?)を上げて挨拶してくれた。
やっぱり原作キャラだったな。遠くから見えた時はびっくりして腰抜かすかと思った。
「にしても……人魚って〝水中の移動速度は他の海生生物の追随を許さない〟って聞いていたんだが……」
「私海獣に食べられやすい体質だからさっきみたいに海獣に追われちゃうことがあって……。もう10回以上は襲われてるの」
あはは、と笑うケイミー。よく笑ってられるな……それもケイミーのいいところなのかもしれないが……。
「ジェイデンちんはどうして助けてくれたの?」
「名前長いだろ、ジェディでいいよ。助けた理由……は、そりゃ君が海獣に追われてたからだな」
「えらいお人好しだな」
「それは……まあ、俺も自覚してる。どうしても体が勝手に動いちゃうんだよ。お人好しも行き過ぎるとお節介だし、いつか己の身を滅ぼしかねん、ってのはわかってるんだけどな……」
俺はため息をつく。ほんと、どうにかしないとなあ……。
それからしばらくケイミーとパッパグと話していると、夕陽が水平線の向こうへと沈みかけていた。
「そろそろホテルに戻らないと……」
「私たちも帰らないと」
「そうだな」
「じゃあここで解散ってことで。またな、ケイミー、パッパグ」
「うん! 今日は本当にありがとう!」
「俺からも礼を言うぜ、ジェディ!」
2人が海の中へと潜っていくのを見届けてから、俺はホテルへと戻った。