コメント
1件
〜岩本side〜
岩本「着いたな。」
深澤「はぁ…疲れたぁ〜。」
階段を上り終わるとまた広い部屋に出た。
着いた途端にふっかが地面に座る。
ラウール「ふっかさん大丈夫?」
深澤「…大丈夫よぉ〜。2人も休めよ?なにがあるかわかんないんだし。」
たしかに戦ってかなりのダメージを負ったしまだ戦わないといけないしな。
ラウール「…まだみんな来てないね。」
岩本「…ああ。」
そこの場所に来たのは俺とふっかとラウールだけ。
おそらく俺たちと同じく三幹部と戦っているはずだ。
5人は大丈夫だろうか…。
渡辺「…はぁ…やっと着いた。」
宮舘「ふっか!照!ラウール!」
岩本「舘さん!」
ラウール「しょっぴー!」
少ししたら舘さんと翔太がやって来た。
深澤「…2人ともお疲れ。」
渡辺「…ああ。」
宮舘「3人ともここに来てたんだね。」
ラウール「あの階段を上ったら着いたよ。少し前に。」
舘さんと翔太もボロボロだ…
やっぱり三幹部だ。
そう簡単にはいかない…
あとは阿部とめめと康二か…。
宮舘「目黒!」
そこにまた物音が聞こえて見てみるとめめの姿が見えて阿部を背中に乗せていた。
ラウール「阿部ちゃん!?」
めめの背中に乗る阿部はすごいボロボロになっていた…。
右腕が真っ黒になって…意識も失ってる。
向井「みんな揃っておったんやな…」
めめの後ろから顔を出して康二が声を出す。
けどいつもの明るい声じゃなくて震えてる…
…阿部のことで気にしてるんだと分かる。
めめも一言も話さずただ黙って立っている…。
ラウール「俺が治療する…!」
渡辺「…無茶すんなよ。」
宮舘「…ラウールも万全じゃないから。」
ラウール「うん。分かってる。」
ラウールが阿部の治療をしていてその横で翔太と舘さんが見守っていてくれる。
阿部とラウールのことを翔太と舘さんに任せて俺は隣にいる康二に話しかける。
岩本「…康二。」
向井「照兄…俺…阿部ちゃんを…」
俺が話しかけたら康二はそのまま泣き出してしまった。
めめも泣きそうだ。
岩本「…大丈夫だ。阿部も2人を守れて安心してるから。」
深澤「よく倒せたね。頑張ったよ、三幹部相手に。」
阿部をあんなにボロボロにしてしまったことに責任を感じてしまっているけど3人が無事で良かった。
康二もめめも頑張ってくれた事は間違いないこと。
阿部「ゔっ!…ラウール…?」
ラウール「阿部ちゃん!」
ラウールの能力で回復した阿部が目を覚ましていた。
渡辺「良かった…」
宮舘「大丈夫?」
阿部「うん。ありがとう。もう平気。」
翔太と舘さんに助けてもらいながら身体を起こしている阿部。
身体の傷はもう消えてるし右腕も元に戻っていた。
もう大丈夫そうだ。
向井「阿部ちゃん!」
目黒「良かった…」
阿部「ありがとう。康二、めめ。ラウールもごめんね?力使わせちゃって。」
ラウール「俺は大丈夫だよ!」
…たしかに力を使ったはずのラウールは倒れることなく平気そうにしてる。
渡辺「…ラウールお前…」
ラウール「俺だってちゃんと特訓してるんだから!」
みんなが戸惑ってるのが癪に障ったのかほっぺを膨らませるラウール。
…末っ子なのにしっかりしてるよ本当に。
深澤「よく出来た奴らだよほんとに。」
岩本「うん。」
まだ戦いは終わってない。
けどこれが俺たちだ。
…佐久間も必ず取り戻す。
はしゃいでいる6人を見ながら俺とふっかで心に誓う。
ルルギア「お見事。三幹部を倒した皆さんの腕は確かですね。」
SnowMan(8人)「………………!」
深澤「…ルルギア。」
俺たちの前にルルギアが現れた。
俺たちは話すのを止めてルルギアと向き合う。
ルルギア「いい目です。ですが皆さんの相手は私ではありません。」
渡辺「おい!どこに行く!」
ルルギアは黒い小さな球のような形になってどこかに飛んで行った。
岩本「…いや、なんかある。」
深澤「…誰かいる…。」
目線を追っていくと何かの人影が見えた。
ルルギアはその人間の中に入っていった。
そしてそこにいる怪しいヤツが動いて俺たちに向かって来ているのが分かる。
誰かは分からないけどここに居るってことは奴らの仲間である事は間違いない。
俺たちは構える。
けど俺たちの前に現れたのは…
SnowMan(8人)「………………!」
ラウール「佐久間くん!」
向井「さっくん!」
見慣れたピンク髪の俺たちが知る佐久間そのものだった…