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〜深澤side〜
俺たちの目の前にいるのは佐久間だ。
けど今の佐久間は佐久間じゃない。
闇に…奴らのボスの闇に支配されてしまっている…。
ラウール「佐久間くん!」
向井「…さっくん!」
今もラウールと康二の声に何も反応しない。
佐久間「………………!」
SnowMan(8人)「…え?ゔわああああああああ!」
佐久間が俺たちに手を向けてきた瞬間に俺たちは吹っ飛ばされていた。
SnowMan(8人)「…っ、ゲホッ!ゲホッ!…」
吹っ飛ばされて部屋の後方の壁に思い切り背中を打ちつけてしまった。
その痛みが身体中に伝わってすぐに動けずに壁に寄りかかったまま座る。
渡辺「…なん…だ…?」
目黒「…佐久間…くん…」
座ったまま佐久間を見つめる俺たちだけど未だに何が起きたのかは理解出来ずにいる…
俺たちに向かって手を翳してきたのは見えたけどその次にはもう俺たちは吹っ飛ばされていた。
…佐久間にこんな強さは無い…。
…これが奴らのボスのシャドーの力…。
すると佐久間の顔がニヤリと笑って…
佐久間「…素晴らしい!人間の姿というのは。」
SnowMan(8人)「…え?」
怪しい不気味な声が聞こえてきた。
顔は佐久間なのに…誰か別の奴が…。
…けどこの声は…あの時聞いた怪しい声と同じ…
宮舘「…まさか…この声…」
阿部「…お前…シャドー…」
阿部ちゃんと舘さんの声ではっきりした。
佐久間の中にいるのはシャドーだ。
佐久間の意識をそのまま闇で支配して操ってるのか…。
佐久間(シャドー)「貴様たちがSnowManどもか?会えて嬉しいぞ?」
SnowMan(8人)「…っく!」
シャドーは何もやっていない。
ただ俺たちに声をかけて来ただけなのに俺たちは動けなくなった…。
なんて強力な闇の気配だ…
こんな闇はルルギアからも三幹部達からも感じたことはない…
岩本「…佐久間はどうした?」
照が目の前の佐久間…いやシャドーに声をかける。
佐久間そのものを操ってるならアイツはまさか佐久間を…
佐久間(シャドー)「そんな奴は知らぬ。」
SnowMan(8人)「………………!」
渡辺「お前!」
宮舘「翔太!落ち着いて!」
渡辺「…っち!」
怒りが抑えられずに奴に飛びかかりそうな翔太を舘さんがなんとか止めている。
けど翔太の気持ちは分かる。
シャドーの素っ気ない返事に俺たちは怒りが込み上げてきた。
…知らないだと?…ふざけんなよ!お前が佐久間を再び闇で支配したんだろうが!
…あの日佐久間はちゃんと人間に…闇から逃れたのに…それをお前が再び闇に連れ戻ししかも佐久間を乗っ取ったなんて…
深澤「…俺もさすがに我慢出来ねーんだけど。」
岩本「…ああ。許せないな。」
流石に限界が来て俺たちはシャドーに攻撃しようと手に能力を出した。
佐久間(シャドー)「そんなにこの者が気になるならば見てみるがいい。どんな状況になっているか。」
SnowMan(8人)「………………!」
すると俺たちは真っ黒い霧のようなものに包まれた。
…これがシャドーの闇だと理解出来たけどなんだこの闇は…。
周りにいるはずのメンバーは見えなくなってるし不気味な嫌な感じしかしない…。
SnowMan(8人)「…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
佐久間(シャドー)「どうだ?感じたか?我の闇を。」
ただ奴の闇に包まれただけなのに息が上がってしまう。
光も全て届かないような深くて濃い闇。
そんな所に佐久間が…。
ラウール「…そんな…」
向井「…嘘やろ…」
目黒「…っ。」
阿部「めめ!」
闇の能力を使うめめにはシャドーの闇は強力過ぎて倒れそうになってしまっている。
佐久間(シャドー)「人間が我の闇に耐えられると思うか?」
たしかにこの闇の中じゃとても抵抗なんてできない…
…けどこのまま佐久間を見捨てるなんてできない!
…アイツはまだ生きてる!
どんなに強力な闇に支配されたとしても絶対に…
佐久間は俺たちの中で1番元気で明るい奴だから…
佐久間(シャドー)「ふふふふふ。やはり諦めぬか。」
シャドーが俺たちを見ながら呟いてきた。
佐久間(シャドー)「良いだろう。ならば我を倒して見せよ!」
シャドーは佐久間の両手を操って大きく広げる。
自分はここから動きませんって事かよ…!
渡辺「…舐めやがって!」
ラウール「めめ…」
阿部「…無茶は…」
目黒「…大丈夫。佐久間くんを助けないと…!」
苦しそうにしているめめが心配だけど佐久間を助けたいって強い覚悟を感じる。
岩本「よし。行こう!」
SnowMan(7人)「おお!」
照の合図に頷いて俺たちはまず一斉に攻撃を打った。
本当に動くことなく俺たちの攻撃を受けやがった…。
声はシャドーだけど目の前にいるのは佐久間だ。
…正直やりずらい。
佐久間(シャドー)「良い攻撃だ。」
SnowMan(8人)「なっ!」
…しかし俺たちの攻撃を直撃したはずなのに何事も無かったみたいに立っていた。
向井「…なんでや…」
渡辺「…俺ら全員で攻撃したんだぞ…」
宮舘「…流石に驚いたな。」
佐久間の身体には傷1つ付いていない…。
佐久間(シャドー)「どうした?先程までの元気はどこに行った?」
岩本「…もう1回行くぞ!」
挑発に乗る訳じゃないけどアイツの言葉にハッとして今度は俺たちはシャドーに向かっていく。
俺たちは自分の力の全てをシャドーにぶつけていくけど…
佐久間(シャドー)「………………。」
俺たちの攻撃を受けても平気そうにしているシャドー…
阿部「…コイツの闇がそのままバリアになってる…」
深澤「…え?」
阿部ちゃんの言葉を聞いて俺は少し離れてシャドーを見つめる。
たしかに俺たちの攻撃が全部弾かれてる。
アイツの闇が身体に纏ってあらゆる攻撃を防ぐって事か…
佐久間(シャドー)「我に攻撃を当てられた者は1人も居ない。」
…なるほどねぇ…。
奴を倒すのは至難の業だ…。
普通に戦っても難しいのは覚悟してたけど…。
…まぁ今は佐久間の身体が傷つかなくていいんだけどどうやって奴を倒せばいいのやら…。
佐久間(シャドー)「貴様たちに我を倒すことは出来ぬぞ!!!!」
SnowMan(8人)「ゔわああああああああ!」
叫びながらシャドーの衝撃波が部屋中に広がって俺たちはまた吹っ飛ばされた。
…さっきからこの光景の繰り返しだ。
攻撃しているけど全く効かずに簡単に吹っ飛ばされる。
…なんかあいつを倒す方法はないのかよ。
佐久間(シャドー)「…これで終いにしてやろう。」
動けないでいる俺たちを見つめて静かにシャドーは呟いた…。
コメント
3件
えー😰💦とんでもない展開になってきたー😰 さっくん大丈夫かな?🥺 早く目を覚ましてみんなの元に戻ってきて😢 みんななら勝てるって信じてる🥹🥲😄 いつも楽しく拝見させてもらっています😆 続き楽しみにしています😊😆