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ん ?? 1日で7人増えて 、、、、、 え ?? w
すごいっすね、青桃さんってやっぱ人気なんですよね 😽🎵
それではどうぞ !!
青「……はぁ〜、」
近くにあった階段に腰掛ける。
一息ついて、下を向く。
すぐに涙が零れ落ちてきそうで天井を見上げる。
青「……えぐい、疲れた。無理かも。」
誰にも届くわけがない言葉を1人で静かな廊下に響き渡らせる。
旧校舎の2階の廊下、誰かがいるはずもないそんな廊下の壁に寄りかかり1人で言葉を呟く。
誰かに届いてほしいわけじゃない、ただただ声に出して言わないと俺の気が狂いそうだった。
青「……っ、馬鹿野郎…笑」
そう呟いたとき、後ろの教室の扉がガラガラと開かれる音がする。
嘘だろ、誰も居なかったんじゃないのか?やばい、あの1言聴かれてた?
…それがもし、俺のファンとしたら?間違いなく幻滅だ…。
「…あれ?まろじゃん。」
そんなことをグルグル頭の中で考えていたとき、聞き覚えのあるクソガキな声が後ろからした。
青「…りうらかよ、」
赤「はぁ?りうらで悪かったですね〜、なに、ないくんがよかった?笑」
そう言っていたずらっぽく笑ってみせる。
本当、勘の良いガキだこと、俺がないこに対して抱いている気持ちにも感づいている。
マジで面倒くさい、だけど頼りになる最年少だ。
青「……別に、つーかなんでお前ここに居んの?」
赤「それはこっちのセリフ、りうらは先生に呼び出されてただけだし。」
そう言って座ってた俺の横に目線を合わせるように。と、座り込む。
そしてたまたま?持っていたコーヒーを俺に差し出してくる。
赤「うわ、すんげぇーげっそりした顔。」
赤「元気ない?大丈夫?」
そう言って俺の顔を覗き込んでくる。
最年少だからこういうところが幼いっぽい。
誰よりも心配してくれて誰よりもいち早く気づいてくれる。
青「いや、嫉妬。マジでアホらしいよな。」
赤「意外とまろちも子供っぽい一面あるんだ。」
青「あ?うっせ。」
そう言ってもらったコーヒーの缶をカシュッって開けて、ひとくち喉に通す。
そして、りうらは立ち上がり1言爽やかに発す。
赤「まぁ、なにかよくわからないし、りうらにはわからなくていい話だと思うけどさ。」
赤「なにかに嫉妬して辛いんだったら嫉妬してることに対してちゃんと考えてみたら?」
赤「そりゃ、りうらだって、りうらよりイケててファッションセンスいいやつとか嫉妬してるし?」
ドヤ顔にそう発すもんだから笑みがこぼれてしまう。
それに対して「ちょっと!?」ってツッコまれる。
赤「…頑張って、まろ。」
赤「手に入らせたいんだったらすぐ行動するのが吉だよ。」
赤「取り逃したらもうてにはいらないかもしれないんだから。」
赤「じゃっ、またねん〜♪」
続く…