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「んー、まだ“驕り”(オゴリ)があるみたいだね。・・やっぱり、“わからせ”ないと、ダメかな??」

画像 「ああッ‼︎‼︎?何いってーーーッ‼︎‼︎‼︎?」

瞬間。目の前に“ボクらの身体”が、倒れているのが見えた。ーーどういうことだ?“幽体離脱”のような、フワフワした感覚じゃない。ハッキリと、“身体が別にある”感覚がする。これーーッ⁉︎

「どう?柔らかいでしょ??」

暖かい。反発性のある感触が、ムニッと顔を覆った。内臓と血液の流れる“ズッ”という音がする。・・胸か。12才ロリのおっぱいに、押し当てられてるのか。ーーだけど、死が差し迫った今の状況じゃあ。何も感じない。

「ンッーーーッ‼︎‼︎‼︎」

いや、僕はそうでもないのか??

「“そんな場所”で窒息したくなかったら、よく聞いてね?・・んッ。息、くすぐったからあんまり喋らないでよ。・・まずね?頭部だけ“飛ばした”のは、わかる??」

ーー飛ばした??ーーそうか。左腕が“消えた”のと同じ原理か。どんな陰陽術(レイノウ)かは知らないが、『柩』(ヒツギ)などの陰陽師の道具を使っていないのは確かだ。だとしたら、何か”発動条件”か”モーション”があるはずだ。身体の一部を飛ばすなんて、モーションもなくできるはずがない。法則性を見つけなければ、この子には。このゲームには勝てない。

「ンーーーーッ‼︎‼︎」

「あれれ?ぶっ殺す??って、そういってんの??オトコって、おっぱいが好きなんじゃーーーんぁッーーだから、くすぐったいってッ」

何やってんだよ。ボクは、真面目に考えてるのに。

「ーーッ‼︎よし、離れたッ‼︎‼︎ブッ殺すッ‼︎」

・・いや。なんというか。正確には、『戻された』が、正解だ。視界から12才ロリのおっぱいが消え、元に戻っただけのように見えるから“離れた”ように見えるだけで。たぶん、“わからせ”終わったと踏んで、頭部を元に戻してくれただけだろう。・・はぁ。

ーー兄さん。あの子の話、聞いてた?

「ーーああ。今のままじゃあ、あのまな板ロリには勝てねーな・・やっぱ、『柩』(ヒツギ)頼りじゃダメってことか」

す、すごい。わかってる。

「やっと“わかった”みたいだね??ってか、まな板じゃねーし‼︎‼︎豊満肉マンだし‼︎‼︎‼︎」

・・まぁ。まな板云々(うんぬん)はともかく。やっと兄さんが“道具頼り”から抜け出せそうなのは、間違いなく“あの”子のおかげだ。その点は感謝しないとーーー

「まな板ロリは・・ぶっ殺すッ‼︎」

ーーそれは、無理か。とにかく、『柩』(ヒツギ)を捨てるまでは行かなくとも『柩』を“使わない”であの子を打破する必要がある。そうしなければ。師匠を倒すことなんて、到底できやしない。師匠から渡された『柩』で師匠を倒そう、などという考え方自体が甘すぎたんだ。だから、道具なしの陰陽術を身につけなければ師匠には勝てない。無駄足になるだけだ。

ーーどうする?ーー

幽霊探偵なんてやってられるか

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