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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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ボックスを開けると

「えええええっ!蒼さん!良いんですかっ!?」

キラキラに光る指輪だった。


可愛い、中央にワンストーン入っていて、色は薄いピンク色だった。

これは、私の名前が「さくら」だからかな。


「俺が指輪、はめても良い?」


「もももももちろんですっ!」


ドキドキしながら蒼さんに左手を差し出した。

彼は、左手の薬指にゆっくりと指輪をはめてくれた。


キツくない。良かった、指に入って。

まずそんなことに安心をしてしまったが、彼がはめてくれた左薬指をまじまじと見つめてしまう。

可愛い。嬉しい。


「蒼さん!ありがとうございます!すっごく嬉しいです」


「サイズも合って良かった。安心した」

彼は私の指を見て、ふぅと軽く息を吐いた。


「俺がもっと成長して、もっと桜を安心させられるようになったら今度はちゃんとした指輪を贈るから」


ちゃんとした指輪……?それって……。


「私も!もっと大人になって……。ちゃんと……!蒼さんのお嫁さんになれるように頑張りますっ!!」


はっ……。

自分からお嫁さんとか言っちゃった。

これって、私からプロポーズしちゃったことになるのかな。

勢い余って口にしてしまった。


「ああああっ。私、嬉しすぎて先走り過ぎちゃいました!ごめんな……」

私が顔を真っ赤にしていると、ハハっと蒼さんは笑ってくれて

「桜って本当に面白いし。素直だよな。俺が言いたかったこと、桜から言ってくれたし……」

蒼さんはずっと笑っている。

とりあえず、良かった。笑ってくれて。


「これからもずっと一緒にいてくれる?」


「もちろんです!一生一緒にいたいです!」

私の言葉を聞いて、彼の顔も赤くなったような気がした。


「約束な?」


「はい!」

蒼さんと指切りをした。


「桜。今日、一緒に寝よう?」


「えっ?良いんですか?」


「良いに決まってるだろ」


二人で蒼さんの寝室に行き、ベッドに横になろうとした。

左の薬指を見ると、嬉しくなってしまって……。

つい隣にいる蒼さんに抱きついて「チュッ」と唇にキスをしてしまった。


「桜?」

いきなりの私の行動に彼は驚いているようだった。


「蒼さん、大好きです!」

そう伝える。


蒼さんは一瞬目を見開いていたが、すぐに優しい表情になり私を引き寄せた。


「んっ……」

彼からもキスをされる。

あぁ、もっともっとしたいな。

一度離れた唇。私は彼の肩に手を置き、もう一度唇を合わせた。


「蒼さん。もっともっとしたいです……」


するとーー。

「キャッ!」

彼に優しく押し倒された。


うわぁぁぁぁぁ!蒼さんが近い!

自分からキスしたいと言っておいて、覚悟が足りなかったのかも。


至近距離にいる綺麗な顔に心臓の鼓動が速くなって、蒼さんにも聞こえちゃいそうだ。


「そんなこと言われたら、もう止められないから?」



画像

綺麗なオネエ?さんは好きですか?

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コメント

2

ユーザー

へぁ、最高すぎる!! このカップル推せます!🥰

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