「粗大ゴミ」
青病みです!
GO!
青「……」パクパクパク
水「……」ニヤッ
ドテッッッ!
水「うわぁ”ぁ”ぁ”んッ!」ポロポロ
ガチャ!
黒「ほとけ!?どうしたんや!」
水「お水取りに…ヒグッ…行ったら」
「いふくんにッ……」
黒「あいつが?」(低音)
水「足ッ…引っ掛けてきたッ…」
青「……!?」
「俺はやってな____」
黒「うるせぇ…喋んな」
「粗大ゴミが…」
青「……!?」
黒「早くほとけに謝って失せろ…」
青「ぁえ…」
ベチンッ!
青「いッ”…」
たらぁ…(口の端から血が出る)
黒「はよ謝れって言ってんやろッ!」
青「ッ”……」ポロポロ
黒「泣きたいのはこいつやろッ!」
青「……」ポロッ
ギュッ(服を掴んで涙を我慢する)
青「ごめんなさいッ”…」
黒「すみませんでしたっていえねぇの!?」
青「足を引っ掛けてしまってすみませんでしたッ”…」
黒「それでええのに……」
「ほとけ、怪我してへんか?」
水「足痛いよぉッ”…!!」ポロポロッ
黒「ちょっとめくるなッ!!」
「…結構やってんやん……」
「俺の部屋で治療しよっか」
水「うんッ!」ポロポロッ
スタスタ…
いつからだろう
虐められ始めたのは
俺は何もしてないのに
毎日頑張っているのに
ほとけに嘘をつかれる
それが俺のは毎日
〖粗大ゴミが…〗
あの言葉が頭をよぎる
青「粗大ゴミ…か…」
何故か俺の家では
俺だけ外に出る事は許されてない
だから俺は外に出たことが無い
青「もう知るかッ」
ガラガラ…
隠してあった俺の靴を履いて
俺は外に出た
タッタッタッ…(走)
青「外ってこんな感じなんや…」
外の世界は知らない事が色々あった
青「綺麗ッ…」
俺はずっと地下室に閉じ込められていた
本当に空が青いのかなんて分からなかった
青「空ってほんまに青いんや…」
ドンッ…!
青「あ……す、すみまs…」
「……な…いこ……」
桃「ねぇ…なんで外に出てるの?」
「ダメって言ったよね」
青「ッ”……」
ダッダッダッ!(逃)
桃「待てッ”!」
ダッダッダッ!(追)
このまま死にたいッ
解放されたいッ
なのにッ
ここら辺の土地勘がないッ
一旦路地裏に隠れるかッ
スッ…
桃「ッ”…見失ったッ」
「どこ行きやがったッ”…」
「あいつめッ”…」
青「ッ”…」
ないこにバレないために息を殺す
その時____
キキー
桃「えッ……?」
青「ッ”!?」
スッ…(フードを被る)
タッタッタッタッ!
ないこが轢かれそうになっている
そう判断して
俺はいつの間にか無意識のうちにフードを被って
車道に出ていた
桃「ぇッ……?」
青「……」
このまま、死ねたらええな
誰ッ……?
顔見えないッ
ヒラッ
青「……」ニコッ
ぃ…ふッ?なんで笑ってッ……
青「ありがとうッ…」
ギュッ
ドンッ”ッ”!
メキッ
ズズズズッ
ドンッ…
俺が受けるはずだった痛さをこいつは
全部背負いやがった
青「あ”がッ”…う”ッ”ぐッ”!!」
桃「い…ふッ…?」
青「な”__こッ”さッ”___」
「お…れのッ”…ことはッ”ゴフッ」ビチャッ
「忘れてくださッ…」ニコッ
「逃げ_____てッ…」
桃「ッ”…」
青「……」
桃「いふッ…?おいッ”!」
「なんでッ…俺なんかを庇ってッ”…」
「救急車ッ”…」
プルルルッ
〖事件ですか事故ですかッ?〗
桃「事故ですッ」
「”家族”がッ…轢き逃げ事故に会いましたッ」
〖救急車を向かわせます〗
ピッ
桃「後ちょっとで来るからッ”!」
「いふッ”…!耐えろッ”!」
青「……」
ピーポーピーポーッ
救「患者は!」
桃「この人ですッ…」
救「まずいッすぐに運びますッ、!」
ピーポーピーポーッ!
桃「ッ”…」
道路に残った容疑者の車を見る
全面には血が着いていた
そして道路にはありえないほどの血痕が残っていた
そして俺の足はいつの間にか病院の方へ向かっていた
タッタッタッタッ!
桃「はぁッ”…はぁッ”…」
「先生ッ…いふはッ”……」
医「手術は成功しました」
桃「ッ…!!」
医「しかし、目覚める確率が殆ど0%に近いんです」
「お力が及ばず申し訳ございません…」
桃「ぁッ…いえいえッなんならありがとうございますッ」
医「病室にご案内しますね」
スタスタスタ
医「ここの病室です、それでは失礼しました」
スタスタスタッ
ガラガラガラッ
桃「いふッ”!!」
青「……」
桃「ッ”…」ポロッ
「謝るからッ”!!ねぇッ”!!目覚ましてよッ”!!お願いだからッ”…!!」ポロポロッ
タッタッタッ
ガラッ”!!
黒「いふッ”!?」
赤「いふッ…?何があったのッ…?」
青「……」
白「なんでッ…まろちゃんがッ”……」
水「ッ”……」ポロポロッ
桃「……ごめんッ”俺のせいでッ”……」
赤「ないくんだけのせいじゃないよッ…」
白「りうちゃんの言う通りやッ」
「今回の事件は俺らも悪かった」
水「いふ君をここまで追い詰めたのは僕だよッ…」
「僕が傷つけちゃってたッ…」
白「いむくんだけのせいやないで」ヨシヨシ
赤「……ないくんを庇った理由はさまろ自身は死にたくて、でも死ねなかった…ないくんが事故に逢いかけた時まろは多分ないくんが死ぬくらいなら俺が死んだ方がいいって思っていたら、今回の事件も辻褄があうよね…」
水「僕のせいだよッ”だってッ”」
黒「安心しーや…今回の件は俺らも悪かった」
「ちゃんとまろを見れてなかった」
赤「面接時間終わるから帰ろっか」
白「おん…」
数日後
黒「あれ…洗濯されてないやん…」
「いふ〜?」
「……って今おらんのか…」
「……」
桃「いふ〜?開けるよ〜」
ガチャッ
桃「ご飯の準備をしてほしんだけど…」
「そういえばいないのか…」
「なんだかッ寂しいな」ニコッポロッ
白「掃除できとらん…」
「いふ〜?」
「おらんのか…」
「………」
水「……」
赤「……」サスサスッ
僕のせいだッ
いふ君がこうなったのは僕のせいだッ
赤「ッ”…」ポロッ
早く目覚ましてよッ
お願いだからッ…
数ヶ月後
遠回しに医者からもう死んだかもしれないと
まぁ本当は目を一生覚まさないと伝えられた
そして目の前にいるのは
苦しそうに目を瞑るまろ
でも少しなんだか楽そうに見えた
今のまろはベットの上で
起きる気配もないし何より
ピクリとも動かない
この場にいる全員がもう諦めた
俺はみんなを慰めることもできず
ただ、いふが起きてほしいと願うしかなかった
中には涙を流すメンバーもいた
それは俺も同じだ
俺だって今泣きそうで
もう会えないって言う言葉に押し潰されそうになっている
桃「ッ…」
ただ沈黙が流れていった
もう帰る時間だ
黒「帰ろっか…また明日来ようや」
白「そうやなッ…」
みんなが帰りかけた
その時__
青「……」ピクッ
赤「今ッ…少しだけ動いたッ」
そう、いふの指先がぴくっと動いた
これで死んではいないという事がわかった
黒「そんなわけッ」
でも、見た俺もあにきの言う通りでまだいふが動いたと信じられていない
パチッ
青「あれ…?皆さん…どうされ___」
ギュッ
青「……!?」
桃「ごめんッ”ほんっとにごめんなさいッ”…」
いふが目を覚ました後俺はすぐに抱きしめた
一刻も早くいふに触れていふの体温に包まれたかった
そして無意識のうちに謝っていた
それはみんな次々と謝っていた
今まで我慢していた涙が溢れてくる
こんなに泣いた事無かったのに
青「俺は全然へーきですよッ」ニコッ
なにがへーきだよッ
桃「もう繕わないでよッ…!!」ポロポロッ
「本当の自分でいてよッ…ねぇッ”…!!」ポロポロッ
青「……!?」ポロッ
いつの間にか本音が出ていた
青「ッ”…ごめんなさいッ”…」ポロポロッ
白「なんで謝るんッ…まろちゃんはなんも悪くないやんッ…」ポロッ
しょーちゃんの言う通りだ
いふは何も悪くないッ
なのにいふは謝ったきっと自分を責めているんだろう
いふもしょーちゃんもみんなも必死に涙を拭っていた
でも溢れてくる涙
いふに関してはきっと今まで殺してきた感情が爆発したのだろう
青「でもッ”…俺が失敗ばっかするからッ”」ポロポロッ
いふは自分が失敗するからって言っていた
黒「そんなことあるわけないやんッ…」ポロッ
あにきですら泣いた、
ありえない位の奇跡が連発している気がする
青「でもぉッ”…」ポロポロッ
桃「こら、でもじゃない」ポロポロッ
涙を流しながら伝えた
遠回しになるけど
本当の気持ちを教えて欲しい
青「ッ”…」ポロポロッ
ギュッ
その時いふが俺を抱き締め返してきた
青「ずっと苦しかったッ”…辛かったッ”…」
「ないこッ”…ごめんなさいッ”…」ポロポロッ
桃「なんで謝るの?違うでしょッ…?そういう時は?」ポロポロッ
怖くしないようにゆっくり優しく教えてあげる
青「ッ”…ありがとうございますッ”…!!」ニコッポロポロッ
桃「ッ……」ポロポロッニコッ
ギュゥッ
そして俺も抱き締め返した
青「__っと______が____________な」
桃「聞こえないよー?」
青「……うっさいッ…」
照れたのかぷいっとほかの方向を向いてしまった
でも俺は聞こえちゃったんだよね
同じ気持ちだからね
ずっとこんな日が続けばいいな
って言ったんだよね
数日後
水「あのッ…いふ君ッ…」
青「……?どうしたん?」
水「そのッ…今までいじわるしてごめんなさいッ”…」
青「ぁ〜…その事か…別にええで」
水「えッ…」
青「もう終わったことやしさ」
「それじゃまたなッ!!」ニコッ
水「……!!うんッ!!」ニコッ
なんだかいふ君の本当の笑顔を見て
こっちも幸せになっちゃうなッ
𝕖𝕟𝕕 𓂃 𓈒𓏸
なんか途中まで1年前に書いたで途中から1年後に書いたみたいになっちゃった
付け加えてますけどね!?
それじゃまたね!!