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いつも瑞希を観てると思うんだ
自分の好きなものを貫いてる瑞希がいいなって、瑞希に話そうとしたけど無理だった
話せなかった
話すタイミングは何度もあったかもしれないけど
家に帰ってまた周りに合わせるためにメイクとかを勉強する
見た目も、性格も、仕草も、喋り方も、声も、
全部全部自分で作って、
作り物だけをみんなに見せるんだ
自然体なんてみんなに見せちゃだめだって
いつも通り学校へ行って、
女の子たちとつるんで、
ひとりになるために屋上に行ったけど瑞希がいた、
瑞希「あ!杏っ!」
瑞希の元気な声が屋上に鳴り響く
杏「瑞希!」
また元気な声を出す
落ち込んでいるところなんてみせちゃいけない
瑞希「杏!〜〜〜」
……瑞希の声が入ってこない
何を言っているかも入ってこない
でも話してる途中だから逃げちゃいない
頑張って耳を向けたけど、
聞こえない、
でも我慢して話す
クラスに帰っても、まだ話さなきゃいけない、疲れた
早く家に帰りたい
前やっていたストリート音楽はやめた
女の子らしくないから
かっこいい音楽じゃないくて
可愛い音楽を聴く
つまらないけど、我慢する
好きなものを我慢して周りに合わせていく
周りに合わせないとまたあの時みたいに浮いちゃうから
浮くのが怖くて何もできない
適当に友達の話は肯定して
適当につるんで
何もしてないな