みなさん你好、パオズです。今回は第10話です。ご覧いただく際には、以下に注意お願いします。
⚠️人名呼び
⚠️一部モブ出演
⚠️下ネタあり
⚠️赤面描写あり
少女「あの…」
2人「ん?」
少女「うぇ、うぇあいず…あれ迷子センターって英語でなんて言うんだっけ…」
アルフレッド(もしかして…迷子?)
アルフレッド(このタイミングで!?まぁちょうどいいかもだけど…)
俺たちが迷子センターへ向かおうとしたその時、ちょうど迷子らしき子が話しかけてきた。
アルフレッド「君、迷子かい?」
少女「あ、は、はい!」
アーサー「俺たちもちょうど迷子センターへ行くところだったんだ、一緒に行こうか」
少女「うん、ありがとう」
アルフレッド(この子偉い子だな…泣きもせず冷静に大人に聞きに来るなんて)
その子は見た目にしてはやけに落ち着いていて、自分の状況がわかっているようだった。
アルフレッド「誰と一緒に来たの?」
少女「お母さん」
アルフレッド「お母さんはどんな人?」
少女「髪は私の髪と同じような金髪で、目の色は綺麗なオリーブ色なの 」
アルフレッド(えそれって…)
少女「そう、本当にそのお兄さんみたいな感じ」
アルフレッド(やっぱりぃ〜……?)
アーサー「へぇー」
アルフレッド(本人は興味無さそう…俺はこんなに悶えてると言うのに!)
その少女の母は、アーサーと見た目のステータスが一致しているようだった。それは別にいい。けど…
アルフレッド(この女の子俺と似たような目の色してるんだよな〜〜…!!)
その少女は俺の目の色と似たようなスカイブルーで、まるで俺たちみたいだった。昔を思い出すんだよ〜…!!
少女「ねぇねぇ」
アルフレッド「ん?」
今は、アーサーが先頭で迷子センターを探していて、俺が少女と横並びで歩いている状態だ。
少女「お母さん、今度誕生日なんだけどね」
アルフレッド「うんうん」
少女「誕生日にね 宝石のアクセサリー買いたいの」
アルフレッド「WOW!いいじゃないか!でも、高くないかい?」
少女「ううん、ある程度の金額はもらってる 迷子になってお腹空いたら何か買ってって だから安めの光沢が綺麗なやつ買えばいいかなって」
アルフレッド(この子やっぱり頭いいよね…??)
小さな口から打算的でずる賢いアイデアが出てくる。本当にどんな風に育てられたらこんな風になるんだ…。
ガサゴソガサゴソ…(カバンから何かを出そうとする音)
少女「こういうのがいいかなって」
アルフレッド「えっ…」
少女が見せたのは、俺が落としたアーサーからもらったピンだった。
アルフレッド「それ、どこで見つけたんだい!?」
少女「え、映画館の手前くらいに落ちてた 綺麗だから拾ったの」
アルフレッド(あー…)
アルフレッド「それ、多分お兄さんのなんだぞ」
少女「そうなの?」
アルフレッド「そうなんだぞ あのお兄さんからもらったんだよ」
少女「へぇー」
アルフレッド「アーサー、ピンこの子が持ってたんだぞ!」
アーサー「え?」
アーサー「そうなのか!よかったな!」
アルフレッド「ほんとによかったよ、拾ってくれてありがとう あ、でも…」
少女「大丈夫だよ、大切なものなんでしょ?あたしがもらうわけにはいかないし」
少女「2人の関係を結ぶものだと思ってる」
アルフレッド(この子、ほんとにいい子だな…)
少女「2人がいつから付き合っていたのかは知らないけどね」
2人「!?」
アルフレッド「え、お、俺たち別に付き合ってないんだぞ!//」
アーサー「そそ、そうだぞただの友達だ!」
アルフレッド(わかってたけど悲しい!)
少女「え、だってメガネのお兄さんが緑の服のお兄さんのことすごい熱い目で見て…」
アルフレッド「わー!わー!!///」
アーサー「…??」
なぜか俺たちは、あの少女にカップルだと勘違いされているようだった。小さいながらジェンダーについて理解できるとかすごいな…。
アルフレッド「あ、そういえば 名前はなんて言うの?」
エミリー「エミリーだよ」
アルフレッド「そっか、エミリーか 」
アルフレッド「エミリー、俺とあのお兄さん付き合ってはないんだけど、俺があのお兄さんに片想いしてるんだよ」
エミリー「やっぱり」
アルフレッド「で、もしよければなんだけど、エミリーのお母さんにあげるアクセサリーと俺がこのピンのお礼にあいつにあげるアクセサリーを一緒に探さないかい?」
エミリー「いいよ」
アルフレッド「本当かい?じゃあ約束のハイタッチなんだぞ」
エミリー「うん」
アルフレッド「せーの えいえいお〜!」
エミリー「おー」
パチンッ(ハイタッチする音)
アーサー(何話してんだ後ろの2人…)
菊「ぐぅうッッ」
フェリシアーノ「菊!?大丈夫!?」
フランシス「やばい!菊が可愛さと尊さでやられてる!」
エミリー(この2人、あそこの3人にストーカーされてるのかな…)
エミリー「そういえばお兄さんはあのお兄さんのどこが好きなの?」
アルフレッド「え?えっと可愛いところと優しいところとよく話すところとたまにしか笑わないけど笑うと笑顔が素敵なところと料理が下手なところと裁縫が上手なところと眉毛と酒が大好きな酔っぱらいなところと可愛いところ」
エミリー「可愛いって2回言ったよ」
アルフレッド「あと…」
アルフレッド「エッチなところ」ボソッ…
アーサー「ひっ…!」ゾワッ
エミリー「たしかに さっきからずっと腰見てるもんね」
アーサー(なんだ…!?悪寒が…!)
エミリー「じゃあ今日告白するの?」
アルフレッド「えっ、なんでわかったんだい?」
エミリー「だってあそこの髪長いお兄さんが…あっ」
フランシス「やべっ」
サッ(咄嗟に隠れる音)
アルフレッド「あ〜、…」
アルフレッド(おいフランシス!あの子は君が送った刺客だったのか!!)
回想中のフランシス『きゃピっ☆(今世紀最大のマジストポーズ)』※使い回し
エミリー「じゃあさじゃあさ」
エミリー「告白したら今日ホテルでファック*するの?」
アルフレッド「ファッ!?///」
*ファック(fuck)とは、ここでは性行為を表す海外のスラングです。ファックには色々な意味があって、使い方や文脈によっては相手に不快感を与えてしまう可能性があるので気をつけましょう。
嘘だろ…!?誰か嘘だと言ってくれ!この子、普通の子とは知識量が違うとは思ってたがここまでませてるなんて…。
エミリー「ねぇ、やっぱり正常位?フェラはするの?させるの?」
アルフレッド「好みは騎乗位と対面座位でフェラはするよりさせたい…じゃなくて!!///」
危ない危ない、危うくこの小説主の好みがバレてしまうところだった…。にしてもこの子はどんだけズカズカ聞いてくるんだ。
エミリー「へぇー、あたし的にはあのお兄さんにはバックでハメ撮りとかが似合うと思うけどね 」
アルフレッド「確かに…あ違う違う違う!君普段お母さんから何教わってるんだい!///」
エミリー「別に何も教わってないよ、もらったのは新聞紙だけ」
アルフレッド「あっ⋯⋯(察し)」
アルフレッド「と、とにかくあのジュエリー店に入ろう!」
エミリー「OK.」
アルフレッド「あの、アーサー!」
アーサー「お?」
アルフレッド「ここのジュエリー店にお母さんいそうなんだって!」
アーサー「お!そうか、じゃあ行こう」
アルフレッド「俺この子と探してくるから待ってて大丈夫なんだぞ!」
アーサー「OK、わかった」
アルフレッド「うーん…」
エミリー「このピンさー、なんの宝石なの?」
アルフレッド「えーと、ロンドンブルートパーズなんだぞ」
エミリー「ふーん じゃあペリドットにすれば?」
アルフレッド「ペリドット?」
エミリー「この綺麗な黄緑色の宝石 8月の誕生石でもあるんだよ」
アルフレッド「WOW…綺麗なんだぞ…」
アルフレッド・エミリー「まさにアーサーの瞳の色みたいだ!」
エミリー「でしょ?」
アルフレッド(何この子…怖…)
どこまで俺を脅かせば気が済むのだろう。洞察力と記憶力と知識量が入り交じった危険すぎる子供だ。混ぜるな危険。
フランシス「お、恐ろしい子ッッ…!」
菊「あなたが送った刺客ですけどね」
フェリシアーノ「どこであんな子見つけてきたの?すごすぎるよ」
フランシス「んー?ひ・み・つ♡」
フェリシアーノ「ヴェ〜」
エミリー「アーサーさんには何が似合うかな、ブレスレットとか?」
アルフレッド「俺、前から決めてたんだぞ」
エミリー「?」
チャリ…(アクセサリーの金属音)
アルフレッド「アーサーにはピアスが似合うかなって」
エミリー「おお〜」
エミリー「さすが万年片想い」
アルフレッド「一言余計だよ!!」
アルフレッド「で、君のお母さん…」
エミリー「アリス」
アルフレッド「アリスさんに似合いそうなのは…」
エミリー「んー、」
2人「ネックレス…」
アルフレッド「君もそう思うかい!?」
エミリー「うん!」
アルフレッド「よし、じゃあ買おう!」
アーサー「お、いたか?」
アルフレッド「いなかったんだぞ」
アーサー「そうか、じゃあ迷子センターに…」
アリス「あ、エミリー!」
エミリー「お母さん」
アリス「もう、心配したんだよ?」
エミリー「でも予測してたでしょ?」
アリス「まぁね」
アリス「あら?あなた方は…」
アーサー「申し遅れました。お母様がいらっしゃるまでお嬢さんとご一緒させていただいたアーサー・カークランドと申します。」
アルフレッド(え、アーサーこんな礼儀正しくできる時もあるんだ…)
アーサーは足を揃え胸に手を置き、斜め45度にお辞儀をしながら名乗った。俺はもちろんそのギャップにやられた。英国紳士の名は伊達じゃないな、かっこよすぎ。
アルフレッド「どうも、同じくアルフレッドです。」
アリス「ありがとうございます、うちの子を助けてくださって…」
アーサー「いえいえ、しっかりとしたお子さんで お母様のご尽力があってですよ」
アリス「まぁ、お上手ですこと うふふ」
エミリー・アルフレッド(こんな会話、アニメでしか見た事ない…/ないんだぞ…)
フランシス「敬語上手すぎてアーサーが菊に見えてきた…」
アーサー「やめてくださいよそんなアーサーさんとは…あっ」
フェリシアーノ「知らないところで勝手に菊にフラれてるアーサー可哀想…」
エミリー「お母さん、本屋さん行かないの?」
アリス「あら、そうね ではここで失礼します」
アーサー「承知しました。またご縁がありましたらよろしくお願い致します」
アーサー「じゃあな、エミリー」
エミリー「うん 腰痛と声枯れに気をつけてね」
アーサー「ん…?おう…」
アルフレッド「また会ったらよろしくなんだぞ あ、あと…」
エミリー「ん?」
アルフレッド「お母さんとの作戦、上手くいくといいね(小声)」
エミリー「うん(小声)」
エミリー「そっちもね(小声)」
エミリー「じゃあね!アメリカの化身さんとイギリスの化身さ〜ん!」
アルフレッド・アーサー「またね〜!/またな〜!」
アルフレッド「ん?」
アルフレッド(なんであの子、俺とアーサーが国だって知って…)
アルフレッド(どうしよう…)
もう夕方になりそうだ。もうすぐ帰らなきゃ。どうやって泊まる口実を作ろう…
アーサー(あつ…ニット脱ご…)
ポチャ…(水滴が堕ちる音)
アーサー「ん?」
ザァーーー(豪雨が降る音)
アルフレッド「雨!?」
アルフレッド「アーサー早く中に入…」
アルフレッド「!?」
俺たちは豪雨に見舞われ、一瞬で体を濡らされた。それゆえに、さっきニットを脱いで上半身が白シャツだけになったアーサーは…
アルフレッド(服が透け…!?)
アーサー「大丈夫だ、こんなの慣れて…」
バサッ(服を被せる音)
アルフレッド「いいから早く中入るんだぞ!!///」
アーサー「お、おう…」
アーサー(なんだよ、ちょっと男前なとこあるじゃねぇか…)
フランシス「やばい!こっち浸水してきてる!」
フェリシアーノ「ヴェ、どうしよう!俺車に荷物が!」
菊「あわわわ…」
エミリー「茶髪のお兄さん!」
バッ(バックを投げる音)
アリス「ごめんなさい!あなたたちのオープンカー借りたわよ!今そっちに向かうから待っててちょうだい!」
フェリシアーノ「うわーGrazie Grazie!エミリーちゃんとアリスさん!」
アルフレッド(あっちはあっちで大変そうだな…)
その後、ひとまずその場にいた人は全員屋内へ移動した。
アルフレッド(死ぬかと思った…)
その後、市が災害援助として資金をショッピングモールに出し、ホテル代が無料に。やった、ホテル代浮いた。
アーサー「なんか、相部屋にされちまったな…まぁいいか」
アルフレッド「そそ、そうだね〜…」
アルフレッド(よくないよ!!)
俺とアーサーは2人で来たので必然的に相部屋に入れられた。きっっつ。勃ちすぎて痛いんだけど。
アーサー 「ごめんな、ジャケット濡らしちまって」
アルフレッド「だ、大丈夫さ!そそれよりアーサーはそんな格好で寒くないのかい?」
アーサー「ん、大丈夫だ」
アーサーは上半身が白シャツだけ、下半身が下着だけだ。下着だけになったのは、浸水でズボンが泥まみれになってしまったからだ。雨で白シャツがぺたっとアーサーの肌に吸い付いて可愛らしいネールピンクの乳首が丸見えになっている。写真撮りたい…
アーサー「お前、シャワー行かないのか?びしょ濡れじゃねーか」
アルフレッド「そ、その前に!」
アルフレッド「話が…あるんだ…」
アーサー「…」
アーサー「うん」
はい、以上です。もう次回で最終回ですね。あ、あと次回はセンシティブ注意です。最後まで読んでくださりありがとうございました。次回ぜひ楽しみにしていてください。それではみなさん再见(ザイチェン)、パオズでした。
コメント
2件
今回アルの面倒見の良さが知れて大歓喜なうでした…😭😭🙌✨✨ そして小説主の好みがバレてしまうところだったとかエミリーちゃんの大人なワード連発だったりちょいちょいギャグ混じらせてくれるの大好きですwwwwwwwwwwww アーサー流石英国紳士、、、初恋キラーじゃんもう、、、アルもそれに合わせてちょっと礼儀正しくなってるのかわいすぎて萌え、、、 次回のセンシティブ回楽しみにしてます!!!!!!🥰💞
うわぁぁぁぁ今回も神作ありがとうございますううううう💞💞💞 ちょい早めに見れて嬉しい🫶🫶 ちょほんとに尊すぎて限界化してます…神ですね尊き… エミリーちゃんすごい大人の世界のこと知ってるわね…うへへへ(?) 男前のアルもとても良きかっこいい…惚れました…💘💘 アルの恋ま〜〜〜じで見ててこっちまできゅんきゅんしちゃうじゃないッッアル頑張ってッッッ✊📣 次回最終回楽しみにしてますッッ