家族3人でテレビを見ている。
最初は落ち着きがなかったさゆりだが、時間が経つにつれてオムツのことが頭から離れ自然と笑顔がでるようになった。
(さゆり、おしっこは?)
突然言われて我に返る。
(いつまても赤ちゃんなんだからちゃんとトイレ行く練習しなさい)
いつまでも赤ちゃん…
胸が痛い言葉だ。
(したくないからだいじょうぷ)
答えはしたものの気まずい空気が流れる
トイレを済ませ自分の部屋に来たさゆり。
(ふー、今日も散々だったなー……)
ひとこと呟いてから布団にはいる。
横になると、紙おむつのカサカサ音が布団の中で響く。
(おねしょなんてしないのに寝る時までオムツしなくていいじゃん)
それはそうだがそんなことも言い返すことが出来ないのである。
いつの間にか部屋のクッションにもたれて眠っていた。
時計の針は夜中の時間をさしていた。
(やば)
肌寒さを感じトイレで用を済ませて布団にもぐる。
直ぐに眠りについたさゆり。
いつものようにスマホのアラームにおこされる。
(う、うーん…)
眠気まなこのままおねしょパンツを触ると、どうやら濡れていないようでおねしょはしていなかった。
(よかった…おねしょしてなかったぁ…)
大人の女性とは思えない言葉を発しリビングに向かう。?
台所では母が朝ご飯の支度をしていた。
さゆりに気づいた母。
(おはよ、おねしょは?おむつ交換しなさい)
反抗はしなかったがオムツのことを言われると恥ずかしい。
パジャマのまま朝ごはんを食べていく。
そして仕事場である保育園に行くための洋服に着替え始める。
(オムツ当ててあげるから用意しなさい)
(やっぱりオムツなんだ…)
と思いながらも体はオムツの用意を始めていた。
紙おむつのカサカサとゆう感触がさゆりの気持ちを高ぶらせる。
母親に紙おむつを当てられている社会人1年生。
恥ずかしくて母の顔は見ていられない。
(おむつパッドもしておいたから少しだけだったらパットの交換だけしてもらいなさい)
おむつカバーも当ておわり着替えを再開する。
ズボンの膨らみがおむつを当てていることを隠せないでいた。
(いってきます)
入社式前の声とは全く違う声量で言い、家を出ていく。
外に出ると運悪く隣のおばさんと会ってしまった。
(さゆりちゃん、おはよう)
(おむつしてるんでしょ?おばさんのとこに姪っ子のあまりのオムツあるから足らなくなったら言ってね)
(そんな大声で…)
と思いながらも
(あ、はい…)
と答え車に乗り込む。
オムツのせいで座り心地が悪いのは仕方のないところ。
職場である保育園に到着。
(ふぅー着いちゃった)
夢にまで見た保育士になったのにオムツを当てられることになるなんて思いもしなかった。
大きなため息をついて園舎へと歩いていく。
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