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そのスカートもウエストがゴムになっていて、子供でも1人で履きやすいようになっていた。

140サイズではあったが女子向けのスカートは成人女性の履くものとは違うように見えた。

お腹と背中から大きくはみ出した布おむつは上に着ているシャツにも影響していたがさゆりはそれに気づいていなかった。

母はまだ買いたいものがあったようだったが、お腹がすいてきた親戚たち。

その商品を店員に預け、ご飯を食べに行くことにした。

店員(隣に食事できるところもありますので是非ご利用ください)

そう言われ、そちらに向かって歩いていく一同。


通路を挟んだ場所にレストランがあった。

そこもベビーフェア内の中のようで、カラフルに彩られていた。

おばさん(凄いね、なんかこっちまで楽しくなってくるわ)

ニコニコしながら中を見渡している。

レストランの店員(いらっしゃいませ)

さゆり達に気づいて当たり前のように席に案内されていく。

席に座りメニューをみて、

母(お子様ランチだって!みんなこれにする?)

姪ふたりは楽しそうにお子様ランチにしたものの、さゆりは23才なのでお子様ランチにするのは抵抗があった。

母(さゆりも今日はこれにしなさい。大人ぶってたら変に思われるでしょ)

仕方なくお子様ランチにすることになったさゆりと姪。

母とおばさんは普通のランチにしていた。

楽しそうな姪達と恥ずかしそうなさゆり。

どっちも親子とゆう関係だが、普通の女児パンツの姪に対しオムツを当てられている23才児。


そこへ長く待つこともなく先にお子様ランチが運ばれてきた。

嬉しそうな姪と恥ずかしそうなさゆり。

一緒にテーブルに置かれたりんごジュース。

ストローつきのコップが2つともう1つはりんごジュースが入っていたもののコップではなく哺乳瓶でさゆりの前に置かれていた。

(え!?哺乳瓶だよねこれ…)

それを見つめるさゆり。

母(嫌だろうけど仕方ないじゃない)

しぶしぶながらそれを使うことになってしまった。

周りを見渡すと哺乳瓶を使っているのは赤ちゃんくらいでなぜさゆりに哺乳瓶にされたのか分からなかった。

・オムツのお子様には哺乳瓶で提供させていただきます・

メニューの下の方に小さな字でそう書かれていたものの誰もそれにきずいていなかった。

食事をしていく母と親戚たち、

食が進まないさゆり。

さすがにオムツに興味があったものの哺乳瓶を使うとは思っていなかったのでなかなかそれを口にすることができないでいた。

しかしお腹は空いていたのでお子様ランチを食べていく。

さすがに食べ物だけでは喉を潤すことができず、こっそりと哺乳瓶を手にとる。

口に運びチューチューと吸ってみた。

美味しいりんごジュースだったが少ししか出てこない飲み口。

両手で哺乳瓶を持っている姿はまさしく赤ちゃんと変わらないものだったが、23才児とゆうてんをのぞいては…

食事を食べ終えようとしていく周りに対して、いっこうに食べ終わらないさゆり。

オムツが恥ずかしいのはもちろんだが哺乳瓶を使っているのはもっと恥ずかしい。

ドキドキしながらスプーンで、お子様ランチを食べていく。


長い時間をかけ食べ終わったさゆり。


もちろん1番最後だった。



レストランをでて目の前にベビーフェアがある。

おばさん(私たち買い物してくるね)

とさゆりたちと離れていった。


ベビーフェアの中。

入るとすぐにスーツを着た男女4人に声をかけられた。

その中の1人に名刺を渡された母。

【〇〇製紙スカウティング部】

さゆりをオムツモデルにスカウトしたのだった。

さゆりはアイドルや女優と言っても過言ではないほど可愛く美しさも兼ね備えていた!

女性(お嬢さん、とても可愛らしいので是非スカウトさせて頂きたいです)

熱量のこもった言葉に驚いた2人。

(この子がモデルにスカウトですか?)

確認かなんなのかわからないがその男女の方を見て話す母。

(私がモデルにスカウトされるなんて!)

オムツを当てていることも忘れ嬉しく顔がにやけてしまうさゆりであった。

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