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もしもあなたが余命1年と言われたら、どうしますか?
「とても残念ですが、あなたは余命1年です。」
静まり返る病室で、医師にそう伝えられた。
「え?あの……嘘ですよね……?」
そんなはずがない、私は昨日まで普通に生きていた。普通に学校に行って、普通に家族と過ごして、普通に生活して……。
なんで……?なんで……なの……?
「先生!治療法はないんですか……?」
母の声がとても震えていた。
「もう病気はとても進行しています。おそらく助からないでしょう。」
医師も、とても険しい顔で言っていた。
なんで私だけ……?
昨日のことだ。
「おはようー」
「おはよう、なんか顔赤くないかしら?」
確かに、なんだか体が暑い気がする。
「大丈夫だよ、多分。」
「ならいいけど……」
まぁ大丈夫でしょ。
「いってきまーす」
ここまではよかったんだ。そう、放課後までは……
「ただいま……」
ほんとに暑い……体がおかしい……助けて……
バタンッ
「花どうしたのー?って……花?!大丈夫?!」
お母さんだ……でも……声が…聞こえない…。
私の意識が遠のいて行った。