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ガチャ
部屋のドアを開けると
黒霧さんのバーに出た。
黒霧さんは久しぶりに見ても変わらない
安堵で涙が溢れる____
『黒霧さッん……!!!』
黒霧さんは私に気づき
「凛さん!?」
とびっくりした声を上げる
糸目の目が一瞬開いたようにも見えた
拭いていた食器を置き、私に近づく
「凛……さん?その格好は……」
私の格好を見、
「弔に凛さんの事……聞くと曖昧に流されて来ましたが……
こんな事になってたなんて……」
今の私は
裸足で下着のようなキャミソールに
無数の弔くんがつけたキスマークに
鎖の跡が、手、足首、首に____
涙でぐちゃぐちゃな顔____
そして何より
「その顔の痣は一体……」
弔くんに殴られた跡。____
私は____
叫んだ。
『黒霧さん!どこか遠くへ____
遠くへ私を黒霧さんの個性で飛ばして!!!!』
急がないと____
私の必死の訴えに
黒霧さんは察したのか
「ッ……わかりました」
と
ワープを開き
私はその中に飛び込んだ____