目をつぶり
ワープの中
弔くん、ごめんね、ごめんね____と
心の中で何度も思う
私____
逃げ出しちゃったんだ____
もう、戻れない____
ワープの先は______
ゴツンッ!!
『痛ッ!!?』
「は!?」
誰かに頭がぶつかった!!
誰……に、私……ぶつかってしまったの?
ここは……どこ……?
あれ、なんでだろ温かい____
誰かの上に私、____
ゆっくり目を、開けると
目の前には____
「よォ、久しぶりだなァ凛」
そう言って微笑み
「……お前この格好、この跡……
死柄木にやられたのかよ?」
私の髪、
頬
鎖の跡を
優しく撫でる____
安堵で涙が止まらなくなる____
会いたかった____
「ほんと急にお前が降ってきたもんだからびっくりしたぜ……」
『ふッ……えッ……ぅッ……』
「お前死柄木んとこにいたんじゃねーの?
まさか逃げてきたのかよ」
そう、____
私、弔くんから逃げてきたの____
『ふぇッ……うぐッ……』
安堵で、涙が止まらなくて声が出ない
「泣くなよ、そんなに俺に会いたかったのかよ」
そう言って頬に溢れ落ちる涙を指で掬い
微笑む____
ああ、優しい____
優しい1番会いたかった人____
『荼毘さッん……会いたかった……!!』
そう言って私は、荼毘さんを抱きしめた
荼毘さんはびっくりした様子だったけれど
後ろに手を回し
ポンポンと背中を優しく摩ってくれた
そして____
「……俺も会いたかったよ、凛」
荼毘さんはそう言い、
私の頬に優しく触れたかと思えば
チュ
私に触れるだけのキスをした____
そして私を見つめ、
切なそうな顔をし
「死柄木に殺されてもしらねーよ……?」
そう言ってまた
チュゥ……
優しく激しいキスをした____
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