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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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「 殺してやる … 。 」

直人の手元にあった銃を手に取りマイキー君に向けた 。

「 初めからこうするべきだった …

みんな 、殺しておけば良かった …  。

いつでもチャンスなんてあったのに  。

自分が甘すぎた 、」

彼に銃を向けるが 、彼は笑ったままだった。

俺にやれないと思ってるんだろう 。

俺はいつでも本気だ 。


「 やれば ? 憎いなら 。 」

あぁ   、  違う   。  こいつじゃない 。

「 いや  、 」

「 どうした ? 怖くなったか ? 笑 」

「 いいえ 。 やっぱり 、こんなことしても意味ないなって  、」

「 ようやく気がついたか  。」

「 本当にやるべきはこれじゃない 。

貴方じゃないんです  笑 」















後ろを向き 、俺とマイキーくんの会話を

他人事

のように聞いている  。   兄貴だ  ___  。




銃声がまたもや街に鳴り響いた 。

武道は 撃たれたことに気が付き 、傷口を抑えた 。

「 ッ 、あ゛ぁ゛ぁ゛ ッ 、なんでだッ ?

なんでだよ千冬ッ !! 忘れたのかよ ッ 、、!!

俺はッ 、」

「 子供嫌い なんだろ ?? 笑」

「 千冬以外の子供はッ 、」

「 邪魔なんだろ ? 笑 」

「 ッ 、違ッ 、」

「 何が違うんだ ? お前がそういったんだろ?

道具でしかない。満腹感を得るためなんだろ?」

「 兄貴だぞ 、、?喧嘩なんていくらでもッ 、」

「 喧嘩 ? 兄貴 ? あははははッ ww

笑わせんなよ w … お前は兄貴でもなんでもない 。

血の繋がりも何も無い赤の他人 。 」

「 本当にごめん 、ッ 、

嫉妬してた 、春千夜くんとか 、三ツ谷くんにチヤホヤされて 、

俺が見つけたのに 、前世から相棒だったのに 、

寂しかったんだよ  、 、 、ごめん 、泣 」

「 …… で ? 」

「 へ 、? 」

「 で? 何 。だから殺したのか ?

前世から1番の信頼していた直人も ?

場地さんの親友の一虎くんも ?? 殺すの? 笑

有り得ない 。ホント信じられない 。

人として終わってんのはどっちだよ 。

害虫はどっち ?? お前の方が 、


邪魔でしかないじゃ〜 ん ッ !!笑

俺にとって邪魔でしかない w

そんなんでよく兄貴ずらしてたよなぁ ww

弟の背中もサポートできないなんて … w

哀れすぎて笑っちゃうわ wwwwwwww



だっっっっっさッッ !!!! w 」

あれ 、胸が痛い 、なんで 。

こんなヤツを 、今でも好きだなんて思わないはずなのに 、、

どうして傷つけると苦しくなるの 、

彼の目から流れる涙と 、絶望する顔 、

腹部から流れる血 。


全てが汚い 。 もう生きる価値なんてないやつのことを 見ていると 、

苦しくなる 。



「 アンタが悪いのに ッ 、」

マイキーくんを押しのけ 、家を出た 。

でも 、まぁ 、分かってた 。

どうせ俺は連れ戻される 。


予想通り 春千夜くんが俺を捕まえた 。

「 …… 、」

片手の銃を見つめ 、微笑んだ 。

「 … 殺せ 。俺を 。」










「   だったら俺が死んでやりますよ 笑  」




そう返すと 、春千夜くんは泣きそうな顔で笑っていた 。

「 … 俺ら 、帰ったら殺されるんかな 、」

「 わかんないっす 、」

「 …… 2人で逃げません、? 笑

あは、冗談です。無理な話ですもん 笑 」

そんな嘘か誠かも分からない言葉を彼にかけると、

ただ泣きそうな笑みで俺を見つめてるだけだった 。

「 … 消えたい 、」

「 反社の世界は 、死と生の狭間で成り立ってる 。

普通の世界もおなじ 。

でも 、、 少しそれが死の方に近いだけ 、

他の世界と変わんねぇよ 。笑 」

「 …… 俺のせいで 、春千夜くん …」

「 気にすんな 。俺がお前の立場でもこうしてるわ 。」

「 …ごめんなさい 、」

「 大丈夫 。 俺らなら耐えられる 。」

うんと返答を返し 、2人で東卍から抜け出した 。





















海がいつもよりも綺麗に見えた 。

写真で見るばかりだったが 、

今までよりもずっと綺麗に 。




石と波がぶつかり合う度に 、顔に水しぶきが飛んできた 。

ぶつかって 、生まれて 、飛んできて 、流れて 、落ちて 、地へ戻る 、

何処かで見た事あるような流れ 。

それは今までの歴史のように 。






「  帰ろっか 、千冬 。  」




俺の頬を自分の裾で水滴を拭き取り 、

微笑んでいる彼の私服姿は 、

どうも不自然なようで、安心出来た 。

「 スーツの方が似合いますね 、」

「 … うっせぇよ 。スーツだと 、色々思い出すだろ 。お前が。 」

彼も 、思い出すくせに 。




成田空港へ向かった 。





「  アイツらを探してください 、急いで、!!! 」

「 落ち着けよ花垣 、」

「 頼む 、金ならいくらでも払うから 、

お願いします 、!!! 」

「 … お前の方が立場上上なのはわかる、

だが 、悪いが 、お断りさせてもらう 、

まず 、その体を治してからにしてくれ 。」

この作品はいかがでしたか?

162

コメント

4

ユーザー

最高…

ユーザー

見るの遅れすぎてすみません!!!! 春千代!千冬ちゃんの事幸せにしろよ!

ユーザー

はるちぃぃぃぃ!!お前ちふゆんの事ちゃんと守ってねぇぇぇ!!! ちふゆんも自分の気持ちを大切にね!

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