テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ミント
34
雪花
1,498
78
橙桃編
桃視点
たった今俺は失恋した。
赤に勢いで告白して、キスして、赤に彼氏がいることに気づいて。
しかも最悪なことに、相手が俺の相方の青だった。
これからどんなふうに青と赤に顔を合わせれば良いんだろう。
絶対気まずいし、二人が仲良くしているとこを見てしまったら絶対嫉妬してしまう…。
「こんなことなら、赤に告白しなきゃよかった・・・」
「なんかあったん?」
俺が机にうつ伏せになってつぶやくと、隣から優しい声が聞こえてくる。顔を上げると、そこにいは橙がいた。
「橙ぅぅぅぅぅ!!」
「桃ちゃん!??どしたん!?」
俺が橙に顔を向けると、橙はびっくりしたように声をあげる。
「とりあえず、涙ふきや?」
橙がハンカチを渡してきたことで、自分が泣いていることに気づいた。泣くなんて何年ぶりだろう。赤にふられて泣いてしまうということは、それくらい俺は赤のことが大好きだったのだ。
「ありがとおおおお」
俺はありがたくハンカチを受け取って涙を拭く。
「今から、ラーメン食いにいかん?話きいたるから!」
橙がニコッと笑って俺を誘ってくる。それを俺はコクっとうなずいて橙についていくことにした。
コメント
1件
うわあ、桃くん、いきなり告白した相手に彼氏がいるって…しかもその相手が相方の青くんだったっていう二重の衝撃。これは確かに机にうつ伏せになるしかないわ。でも橙くんの「なんかあったん?」からの自然な誘い(ラーメン!)がすごく優しくて、ああ、こういう友達がいるのは大きいなあって思った。涙を拭くハンカチを渡す仕草とか、話聞くからって連れ出してくれる感じとか、橙くんのキャラが一気に好きになった。この先、桃くんがどう立ち直っていくのか、そして青×赤の関係をどう見ていくのか、気になる…!