テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
1,432
どっかの誰かさん。
154
ℝ𝕒𝕟
79
コメント
1件
うわあ……今回、すごく刺さった。 普段あんなに余裕たっぷりでふわふわしてる蘇枋が、あそこまで動揺するの初めて見たかも。「忘れて」「お願いだから」って震える声で頼むところ、胸が締め付けられた。桜と楡井もそれ以上追及しなかったのが逆に優しくて、でもだからこそ蘇枋の「見せたくない」気持ちの重さが際立ってた。 最後の一人になってからの回想シーンもやばい。あの時の自分がまだ置き去りを待ってる感じ、めちゃくちゃ切ない……「大丈夫」って自分に言い聞かせる姿に泣きそうになったわ。 次も絶対読む。蘇枋の過去、気になりすぎる😭 んで通知表の話、国語で2はキツいな……しかも顧問の先生の担当とか気まずすぎる😂 私は大学の成績表で単位落としかけてヒヤヒヤしてたわ。後期で巻き返せるよ、応援してる!📚🔥
蘇枋視点
あの日から、右目の奥に妙な違和感が残っている。
痛いわけじゃない。
ただ、時々思い出す。
赤い炎。
白く濁った煙。
そして――遠ざかっていく背中。
蘇枋「…………」
気づけば、右目の眼帯に触れていた。
楡井「蘇枋さん?」
蘇枋「ん?」
突然呼ばれて、顔を上げる。
桜「さっきから何してんだ?」
蘇枋「何って?」
桜「いや、ずっと右目触ってるから」
蘇枋「あぁ」
俺は手を離して笑う。
蘇枋「ちょっと気になっただけだよ」
楡井「気になったって、昨日の火事のことっすか?」
蘇枋「……」
一瞬、言葉に詰まった。
蘇枋「……まあ、そんなところ」
桜「無理すんなよ」
楡井「そうっすよ。蘇枋さんは、もうちょっと俺たちを頼ってください」
蘇枋「ふふ。心配性だねぇ」
そう返して、いつものように笑った。
これ以上聞かれないように。
――大丈夫。
そう思いながら。
放課後。
俺たちは学校から少し離れた場所を歩いていた。
昨日の騒ぎの後だから、今日は特に何も起こらないだろう。
そんなふうに思っていた。
桜「…?」
桜「蘇枋、ちょっと待て」
蘇枋「ん?」
桜「眼帯、なんか変じゃないか?」
楡井「確かに言われてみれば…」
蘇枋「え?」
言われて、右側に手を伸ばす。
確かに、いつもより少し緩い気がする。
蘇枋「……本当だ」
昨日の戦闘で紐が傷んでいたのかもしれない。
蘇枋「帰ったら直さないとなぁ」
そう言って歩き出した、その瞬間。
――プツッ。
小さな音がした。
蘇枋「……あ」
眼帯が頬から滑り落ちる。
反射的に手を伸ばした。
けれど。
隣にいた楡君が先に拾った。
楡井「蘇枋さん、これ」
蘇枋「…………」
差し出された眼帯を見る。
たったそれだけ。
ただの眼帯。
いつも身につけているもの。
なのに。
蘇枋「……それ」
自分でも驚くくらい、低い声が出た。
楡井「え?」
蘇枋「それ、返して」
楡井「は、はい」
楡君が眼帯を渡そうとする。
そのときだった。
強い風が吹いた。
反射的に顔を背ける。
そして――
右目が、隠されていないことに気づく。
楡井「…………」
桜「…………」
2人の動きが止まった。
俺も動けない。
数秒間。
何も言葉が出なかった。
見られた。
右目を。
誰にも見せるつもりなんてなかったのに。
桜「……蘇枋…」
楡井「……蘇枋さん」
桜「…………」
楡井「その……」
相手が言葉を選んでいる。
俺は右目を手で隠した。
蘇枋「……見た?」
桜「……あぁ」
楡井「……はい」
蘇枋「そっか」
笑おうとする。
いつものように。
でも、うまく笑えない。
蘇枋「……忘れて」
楡井「え?」
蘇枋「今見たこと」
楡井「でも――」
桜「…………」
蘇枋「お願いだから」
自分でも分かる。
声が震えている。
こんな声を出すつもりじゃなかった。
蘇枋「……誰にも言わないで」
2人は何も言わない。
ただ、拾った眼帯を僕に差し出した。
桜「……分かった」
楡井「……分かりました」
俺はそれを受け取る。
急いで眼帯をつける。
布が右目を覆った瞬間――
少しだけ息がしやすくなった。
これでいい。
これで、いつもの僕に戻れる。
蘇枋「……ごめんね」
桜「なんで謝るんだよ」
楡井「そうっすよ。蘇枋さんが謝る事じゃないっす 」
蘇枋「いや……ちょっと驚かせたかなって」
桜「それより」
桜君が僕を見る。
桜「痛いのか?」
蘇枋「…………」
その質問に、答えられなかった。
痛い。
そう言えばいいだけなのに。
蘇枋「昔の傷だから」
桜「……そうか」
蘇枋「もう平気だよ」
また言った。
大丈夫。
いつもの言葉。
でも、2人はそれ以上聞かなかった。
「分かった」
ただ、それだけ。
その日の帰り道。
俺は一人だった。
右目に手を当てる。
眼帯越しに、そこにある傷を確かめる。
蘇枋「…………」
思い出したくない。
なのに。
一度思い出してしまうと、止まらない。
煙。
炎。
熱。
そして――
『待って……!』
幼い自分の声。
『お願い……置いていかないで……』
蘇枋「…………っ」
足が止まった。
胸が苦しい。
右目の奥が熱くなる。
俺は目を閉じる。
蘇枋「……違う」
あれは昔のことだ。
もう終わったこと。
俺は今風鈴にいる。
仲間もいる。
誰も俺を置いていかない。
そう思おうとする。
でも、あの日の自分はまだ――
誰かが戻ってきてくれるのを待っている。
蘇枋「…………」
俺はゆっくり目を開けた。
そして、何事もなかったように歩き出す。
蘇枋「……大丈夫」
誰もいない道で。
今度は誰かに言うためじゃなく、
自分自身に言い聞かせるために。
ここまで読んでくださり有難う御座いました!!長くなってすみませんm(*_ _)m
次も見てくださると嬉しいです⸜(*ˊᗜˋ*)⸝
関係ない話になるんですが、昨日通知表きて、2が1個あったんですよ!!初めて3以下貰って、もう絶望。しかも、その2の教科国語で、私の部活の顧問の先生が担当する教科で⁝( ;ᾥ; )⁝。私何かした?って感じです笑。後期で巻き返さなきゃ!!皆さんは通知表どうでした?コメントで教えて貰えると嬉しいです!!
では안녕!!