テラーノベル
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「欲しいのは」
息が合わない
朝の階段
靴音ばっか
響いて散弾
僕以外は
前を見て
僕はまだ
昨日のままで
平気 平気って
言ってみる
元気 元気って
貼りつける
嘘が上手に なるほど
本音は下手に なるけどさ
人並み足並み 揃えろって
知らないような 顔をして
僕だけ一人で 残されて
今さら
どう追いつこうかな?
だって欲しいのは
勝ちじゃない
だって欲しいのは
数じゃない
今
ここにいるってことだけなんだよ
行ける 行けるって
言われても
やれる やれるって
言われても
俯く時間は
くれないじゃないか
寂しさ感じる夜の部屋
恐い目つきの人の絵が
こちらをギッと
睨んでるような
見下して笑って
いるような
正気 正気って
言ってみる
放棄 放棄って
捨ててみる
誤魔化し上手に
なるほどに
出来ないことが
増えていく
人波飲まれて 叫んだって
知らないように 目をそらして
僕だけ知らない とこに居て
今さら
どこへ行こうか?嗚呼
だって「欲しい」は
酷じゃない?
だって「欲しい」は
無駄じゃない?
ただ
偉かったねって褒めて欲しかった
できる できるって
言われても
少し 「少しだけ」
言われても
大雨降らせて
今日も濡らすじゃんか
笑えなくても
進んでる
声がなくても
生きている
派手じゃなくても
確かにここで
僕は息をしている
明日 明日って
言わないで
今は 今を
歩くだけ
混ざれなくても
構わない
この歩幅は
捨てないでいよう
痛い痛いって
声に出して
今はいいよって
包むだけ
何を言われても
それは変わらない
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