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――1年後。
ホテルの大広間は白と花の装飾で彩られ、柔らかな音楽が流れていた。
ゲストの笑顔と拍手に包まれ、ウェディングドレスに身を包んだ華がゆっくりとバージンロードを歩いていく。
「……華」
待つ律の表情は、穏やかでありながら誇らしさに満ちていた。
壇上に並び立った瞬間、司会者の声が響く。
「新郎・藤井律、新婦・桜坂華。これより、誓いの言葉を」
律は華の手を取り、強く握りしめる。
「俺は、これからもずっと……あなたと一緒に歩んでいきます。どんな時も、あなたを守ります」
華は涙ぐみながら、笑顔で応えた。
「私も、ずっと律さんの隣で……支えていきます」
拍手と祝福の声が会場を包み込む。