Reverse

優留宮（うるみや）side

しゃるに笑顔を見破られた。それだけでだいぶ衝撃的だったんやけど…しゃる自身、人の笑顔を見抜くのが得意みたいなあるさん系の能力（？）もっとるわけでもあらへんし。

「…ってことなんですけどどう思います？」

と目の前でコーヒーを飲みながら聞いている人に聞く。

誰でも惚れるんじゃないかと言う美貌と綺麗な仕草。コーヒーを丁寧に持ち上げて隣には先ほどまで読んでいた本。うるみやの前には家に来た時出してもらったお茶がある。

「うーん、まずそれを私に相談する理由を教えて欲しいかもなぁw」

綺麗に目を細めてクスッと笑う。

「しゃると仲ええやないですか！うちの周りのすたぽらメンバーでこーゆーの相談できんのこたさんおらんし…」

そう、うるみやが相談しとるのはこたさん。アネキと仲良かったんも合ってうるみやも仲良くさせてもらっとるんやけど、ぶっちゃけ天然ワールドに振り回されてるとこもありますwwアネキとこたさんは夜な夜なエペしてるぐらいには仲ええんやけどそれのせいで嫉妬してくにちゃんとしょさんもよく家くるから迷惑だけどまあ仲良くなれたしええかって状態

今回こたさんに相談したのは、まずしゃると仲がいいのともう一つはこえさんとくにちゃんから散々話を聞いてるから。妹（？）と彼女（？）から言われてるし間違いないやろ

しゃると仲良いのは普通に気が合うらしい。確かにノリは似てる。…あとどっちも天然

「んー…うるみやちゃんはさ、なんで笑顔を作ってるの？」

真剣な顔で見つめてくる。 「やっぱそこ突かれるか」とは思ったけど初手でストレートに聞いてくるとは思わなかった

「…いつの間にか、ですかね。笑顔でいた方が周りも笑ってくれるから。」

「ふーん…本音で笑える時もあるんだよね？」

「まあ…はい」

「じゃあしゃるろちゃんに笑顔にしてもらったらいいじゃん。」

「…へ？」

「ん？だって偽りの笑顔じゃなくて本音の笑顔でいて欲しいのがしゃるろちゃん…というかみんなの意見。なら本音の笑顔にみんなてもらえばいいじゃん？」

「あー、…」

めちゃくちゃなことだ。周りを笑顔にしたいからしている笑顔を周りに作ってもらうなんてありえん。…けど、すこしそれに納得してしまう自分もいる

「うるみやちゃんの笑顔はさ？太陽みたいな本当に明るい笑顔なんだよ。見てるだけでこっちまで楽しくなる。けど、しゃるろちゃんさその笑顔が偽りだって気づいた時嫌がったんでしょ？」

うるみやの笑顔が人をそういうふうに思わせるなら…それ以上に嬉しいことはない。けど、人に頼ってアイドルができるとは…

…アイドル、？閉したはずの夢なんに、？

「…一回、しゃるろちゃんと話してみたらいいかもねw？」

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読んでいただきありがとうございます！

どもども星音です！

琥楽さんの仕草文章にしてみるの好きなんですよね(

笑顔を自分で作るんじゃなくて笑顔を作ってもらう。無理に自分ですることはないんですよね（自論）

それでは！また次回！