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第十四話:『堕ちた刺客』
九条邸の地下に設けられた調教室。その冷たい空気の中に、電子音と共に「死」の宣告が響き渡った。
壁面に設置された監視カメラの赤いランプが、拍動のように不気味に明滅する。その映像は、男という存在を徹底的に排除し、女のみで伝統を繋いできた「隠れ里」の全域へと、リアルタイムで強制送信されていた。
里の広場、議事堂、そして訓練場。至る所に設置されたモニターに映し出されたのは、里の全住民が息を呑み、絶叫するような、悍ましいまでの「陥落」の記録だった。
「……あ、あぅ……っ。ご主人さま……っ、わ、たしたちの……中、見て……っ」
画面の中央。そこには、向かい合わせの膝立ちで、複雑に絡み合う縄によって「一対の肉塊」へと造り変えられた睦月と如月がいた。
姉弟子・楓の非情な手解きによって、二人の秘部には琥珀と翡翠の宝石が根元まで深々と、逃げ場のないほど執拗に突き立てられている。楓が二人の腰を繋ぐ縄を一本引くたびに、双子は重なり合ったまま白目を剥き、未熟な肉体が激しく痙攣した。
「里の皆さん……。男を知らぬまま朽ち果てるはずだった、この子たちの『幸せ』を見てあげて」
既に「共犯者」としての瞳を湛えた楓と小夜が、主人の足元でうっとりと、カメラを見据えて語りかける。その言葉は、里の少女たちにとって、どんな呪術よりも毒々しく響いた。
「この子たちの身体は、もう里の教えなんて覚えていないわ。……たった一人の男の方に、こんなにも瑞々しく開かされてしまったのよ。ねえ、睦月? 答えてあげなさい」
楓が睦月の髪を乱暴に掴み、涙と蜜にまみれた顔をカメラへと向けさせる。
「……ひ、ぁぁ……っ、……やだ、みんな……見ないで……。でも、お腹……熱い……っ。ご主人さまの宝石、すごいの……っ! 里の修行より、ずっと……いいのぉぉッ!!」
その瞬間、里の議事堂は阿鼻叫喚の渦に包まれた。
男を知らぬ彼女たちにとって、自分たちの「希望」であったはずの双子が、男の所有物であることを自ら誇らしげに認める姿は、魂を直接汚されるに等しい屈辱だった。
九条は、震える睦月の顎を掬い上げ、レンズの向こう側で戦慄する「女だけの聖域」へ向けて、冷酷な宣告を下す。
「……見ているか。お前たちが汚らわしいと忌み嫌った『男』という存在が、お前たちの最高傑作を、これほど容易く家畜に変えた。……お前たちの伝統も、誇りも、俺の指先一つでこの通りだ」
九条の合図で、楓が双子の尻の宝石を同時に激しくかき回した。
「ひ、あぁぁああああッ!! イ、イくぅッ! 如月と一緒に、イっちゃうぅぅ!! ご主人さまぁ、イかせてくださいぃぃッ!!」
双子は互いにしがみつき、激しく絶頂を繰り返しながら、カメラの前で大量の蜜を撒き散らした。その光景は、里に残る少女たちの深層心理に「男=快楽と支配の絶対者」という消えない烙印を焼き付けていく。
九条は、悶える双子を足蹴にするようにしてカメラに一歩近づき、昏い愉悦を湛えた声で言い放った。
「これは単なる見せしめではない。里の長よ、貴様に宣戦布告する。……もはや、この四人だけでは足りない。貴様らが守り続けてきたその『聖域』ごと、俺の快楽の苗床にしてやろう」
九条の冷徹な言葉が、沈黙した里に突き刺さる。
「伝統も、純潔も、すべてを俺の色で塗り潰し、里の女全員をこの双子と同じように鳴かせてやる。……一人残らず俺の鎖に繋がれるその日まで、この地獄の中継は終わらんぞ」
画面越しに突きつけられたのは、組織としての死、そして「純潔」という概念そのものの完全な敗北。
里の終わりを予感させる、圧倒的な男の支配による「蹂躙の序曲」であった。
九条の言葉は、ただの脅しではなかった。
退路を断たれ、袋の鼠となった里に、もはや忍びとしての矜持を保つ術はない。
静寂に包まれた聖域へ、かつての仲間たちが「主人の使者」として再び舞い降りる。
「……もう、隠れる必要なんてないのよ。みんなで、本当の悦びを知りましょう?」
一人、また一人と九条邸へと連れ去られていくくノ一たち。
誇り高き女だけの里は、今、一人の男の巨大な箱庭へと飲み込まれていく。
次回、第十五話:『楽園の終焉』
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