そして日が沈み夜が訪れ、 魔法界の人々が寝静まる頃。
くにくに。
クリクリ。
『ん、あ。 』
ズプ、ズプ、ズプ。
『あ、あ、あん。』
オーターは世界樹の内部で蠢く触手に乳首を弄られ、すらりとした長い足をM字に開脚させられた状態で、男性性器に酷似した赤黒い触手にその細い身体を突き上げられていた。
オーターの役割は、力の衰えた世界樹に自身の持つ魔力を捧げる事だ。
通常、オーターが胸に埋め込まれた水晶に祈りを捧げ続ける事で彼女の身体から魔力が解放され、そのまま世界樹に魔力が吸収される。
だが今のように世界樹がオーターを抱き、そして絶頂させる事で更に強力かつ濃厚な魔力が手に入る事を知ったのだ。
その事を知った世界樹はその魔力も味わう為、そして愛しさを感じているオーターを愛す為に、こうして時々彼女を抱いていた。
ズプッ、ズプッ、ズプッ。
『あっ、あっ!も、もう。』
『イきそうかい?』
『はっ、い。』
『ほら。・・・イきなさい。』
ズン!
『ああっ!』
結合部ギリギリまで引いた赤黒い触手を思い切り中に突き入れられ、ビクン!ビクン!と大きく身体を揺らしながらオーターが絶頂を迎えた。
すると、
ポワポワ。
オーターの黄土色に発光する身体からピンク色の光が放出された。
オーターの両胸の乳首を弄っていた触手と突き入れられた赤黒い触手が、今放出されたばかりの魔力を同時に吸い始めた。
チュウウウウウウ。
ヂュウウウウウウ。
『あああああああ!』
世界樹の内部に、オーターの行為の最中の時とは比べものにならない程の甘い絶叫が響き渡る。
その甘い絶叫を聞きながら、世界樹は濃厚さを増したピンク色の光を放つ魔力を光りが消えるまで吸い続けた。
『はぁ・・・はぁ・・・はぁ。』
『オーター、大丈夫かい?』
『はぁ・・・はい。ご心配には及びません。それよりも、ご満足いただけましたか?』
『ああ。』
『それは、よかっ』
カクン。
『スゥ・・・スゥ・・・スゥ。』
行為と魔力を吸われた事により限界が来たらしいオーターが、最後まで言葉を発する前に眠りに落ちた。
自らの意志ではなく、強制的に魔力を引き出され吸われたのだから無理もない。
世界樹が開脚させていた足をゆっくりと下ろす。
そして、眠っているオーターの身体に巻きついている触手を締めつけすぎないように加減しながら、抱きしめるようにキュッと彼女の身体を締めた。
『ん。』
『おやすみ、私の愛しいオーター。また明日。』
魔法界の人々が寝静まる夜。
誰も知らない2人だけの空間に、
世界樹の優しい呟きが零れた。
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ちゅきでーす()