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syk-視点
、、
??
…、
タヒんだはずの、体は誰かに抱きしめられている感覚だ。
???「だいじょーぶ、」
???「だいじょーぶ。」
ヨシヨシ
???「ね?」
この人は、俺がすることを察して、抱いてくれた。
母さんに抱きしめられた感覚とは全く違う。
けど、懐かしい感覚がある。
俺の心は、だんだんと温かくなってくる。
syk「…ッ(泣)」
なぜだろう。
知らない人からの言葉なのに、涙が出てきてしまう。
???「大丈夫?」
???「とりあえず、俺の家に行こっか。?」
コクッ
今日、初めて会った人だし、
名前も知らない人。
昔から、母さんには、
「知らない人には着いていっちゃ駄目だよ。」
と教わった。
けど、この人なら、着いていっても良いと思えた。
もちろん、危ないのは分かってる。
けど、心がそれを許さない。
「着いていけ。」
と、心の奥から、聞こえてきた。
???「歩ける?」
コクッ
~~~~家に到着~~~~
???「君さ…、名前、教えてくれる?」
大丈夫なんだろうか。
名前を教えちゃって大丈夫なんだろうか。
でも、
「教えろ」
と、心が言っている。
syk「…syk…、、」
???「…sykね!」
???「俺の名前は、
knだよ。」
kn「よろしくね、syk。」
ヨシヨシ
syk「ん…ッ」
久しぶりに撫でられている。
母さんがタヒんでから、誰にも撫でられていない。
kn「あ、なんでsykはあんなことをしようとしたの?」
真剣な顔で見つめる。
俺は、目を逸らす。
言いたくないから。
言うと、追い出されそうな気がする。
kn「…、」
kn「言えるときになったら、言ってね。」
kn「いつでも良いからさ。」
kn「ね?」
そう、言い掛けるように俺に話した。
kn「あ、お茶…いるよね。」
kn「取ってくるよ。」
そう言い、knは、その場を去った。
kn「はい、。」
kn「熱いから注意してね。」
syk「…、、」
コクッ
「ありがとう」
って言えなかった。
いつもなら、言えていたことなのに。
たった一つの出来事で、俺は変わり果ててしまった。
もし、母さんが生きていたら、
今頃、母さんと楽しい話をしていたはずだ。
楽しかったこと、
嫌だったこと。
全てを母さんに話していたはずなのに。
母さんがタヒんでしまった以上、俺は生きている意味がない。
だから、タヒんだはずなのに、、
―――どうして、助けるかなぁ、、(笑)―――
終わり。
では、。