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俺は言われたことを話しだした。
ぶつけるように、トントンに、全て打ち明けた。
▷
退院したのは、意識が戻ってから数日後だった。
退院直後から、「ゾムが様変わりした」と噂されていた。
どうやら、記憶をなくして随分と大人しく、気弱になったそうで、直接悪さを言う奴も度々見かけた。
MOB「お前、二週間で変わりすぎだろw」
MOB「うわ、記憶失った奴じゃんw俺等のことも覚えとらんってことよな?」
(そうだよ…ごめん)
MOB「記憶喪失とか嘘なんじゃね?ただの厨二とかw?」
(違う。本当に…何も覚えていないんや。そんな、こと…)
MOB「てか記憶逝ってんならさ、戦争の役に立たなくね?」
(戦争…?役、に…立たない…?どういう…)
MOB「それなw!?いらねーじゃん消そうぜ」
(いら…ない…?俺、は…消される…のか、?)
MOB「体力とか戦い方とか忘れてたりするんじゃさ、簡単に倒せるくない!?w」
MOB「抵抗できない所とかw想像したらクソおもろいw」
(体力、は…あるのか…?戦い、方…?分からない…)
MOB「ええやん殺ろw」
(…俺…は…要らない、のか…?)
▷
「なぁ…とんとん…さん…」
「俺、 は…必要ッ…ですか…ッ?」
トントンさんは、最初とても驚いていた。でも、
相手は困り顔一つしなかった。
ただ、怒りを優しさで隠すように、笑顔を浮かべた。
tn「必要や。」
tn「戦い方が分からないならもう一回教えたる。名前なんてすぐ覚えれる。体力なんかすぐ戻る。」
その言葉は、まるで自分に言い聞かせているかのような口調だった。
自分を、信じ込ませようとしているような、…そんな、強い口調だった。
tn「俺が、信用されてるのなら…なんだってやる…!」
tn「だから…」
tn「どうか…消えないで欲しい…ッ…」
驚いた。 言葉を、発することを忘れてしまう程に。
この人は、俺のために泣いてくれる人だった。
自分には、ここまで必要としてくれる人がいた。
とっても、嬉しかった。
…どこかで…言われて…いる…
ぼんやり…と、…覚えている…
「ゾムには…消えないで欲しい。」
「…!!!」
「どんなに辛くても、…苦しくても…」
「俺らは…少なからずッ…一緒やから…」
はっきりと、頭が覚えている。
俺は…いつ…言われたんだろうか?
時間軸が曖昧になって…いつ何が起きたのかが分からなくなっている。
でも、そんなことは後で良い。
今は、
目の前の人に、トントンに、返事をしないと。
「うん…」
「ありがと!」
「沢山…教えて欲しいことあんねん…」
「俺のことも、戦争のことも、皆のことも、この国のことも…全部、一から!教えて欲しい!!」
tn「!!」
tn(敬語外れるタイミングも…幼少期と同じや)
「よろしくお願いします!沢山教えて下さい…!」
tn「ふふっ…ええけど…」
tn「扉の隙間から盗み聞きしとる大先生に教わった方がええんちゃうかw?」
ut「んなっ!?」
tn「俺、結構仕事で忙しいからさ、」
tn「仕事のことなら教えたるわ。他のことは、交流深めるためにも…大先生に聞いてな!(^^)」
「大…先生…!?」
ut「…俺、本名鬱先生やねんけど」
「どっちにしろ先生やん。」
ut「ハァァッ⤴!?この子頭良いッ!?」
この雰囲気、わちゃっとした…明るい空気。
どこかで感じたことが…いやないな…いや?…分からない…
tn「ま、他の奴らにも色々教われや」
ut「まぁ?先生やからな!(折れた)」
「っしゃぁぁ!」
tn「じゃ、ゾムは部屋に戻っててな。 」
「?なんで?」
tn「俺はウツと大事な話があるからね、」
「…ん。」
このときのトントンは滅茶苦茶に怖かったのであった。
わこマリ。
変なところで区切ってメンゴメンゴなんゴ…
でもね、次回も頑張りますから。
俺のこと!応援してくれよなっ(キラーン)((殴蹴叩
よろしければ…モチベになるんで!
♡、フォロー、コメント!よろしくお願いします!
それではまた次回。
おつマリ