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『おかえり!弔くん!おつかれさま!』
弔くんは戻ってくるなり、すぐに私に抱きつく。
持っていたノートや、本が散らばるもお構い無しだ。
トゥワイス「ご主人様のおかえりだな!!誰がご主人様だよ!」
ご主人様てwww
メイド喫茶かなんか?w
おかしくて、笑っていると
弔くんは、私の肩に顔を埋めながら
「凛……寂しかった……?」
と言う。
『うん、寂しかったよ』
と、頭を撫でると
「そ……」
と言ってまた私をギュッと抱きしめる。
ここ数日で弔くんの扱いには慣れたものだ。
弔くんは寂しがり屋だから____
甘えたがりだからこうやって肯定してあげるんだ____
可愛いね____
コンプレス「おいおい、オジサンこんなイチャイチャ見せられたら困っちゃうよ~」
スピナー「イチャつくなら部屋でしろよ死柄木」
トガ「ラブラブ!羨ましいですっ!!」
マグ姉「もうっ!見てられないわっ!」
そう言いながらみんな、散らばったノートや本を拾ってくれる
と
トガ「あっ!私、この問題わかるですよ!?」
トガちゃんが指を指すのは、数学1の方程式。
トゥワイス「なんだなんだ?また宿題か?やんねーぞ!」
スピナー「俺ァ分かんねーぞ」
コンプレス「あなたは不登校のニートでしたもんね?」
スピナー「うっせ!」
『え、宿題あるの?弔くん』
問うと
「ああ…」
とだけ。
マグ姉「あらやだ、私も忘れちゃったわ!
これどっちに移動させるんだっけ?」
トガ「確か……こっちです!」
トゥワイス「ほう?トガちゃんは偉いな!そんな事ねーよ普通だよ!」
どれどれ…………と
みんな弔くんの周りに集まってくる。
「凛に近寄ってくんな……」
弔くんは私を守るように抱きしめ追い払おうとするけれど____
みんなはわちゃわちゃ話しながら____
ああ____
ヴィラン、異端、思想が違ういうだけで世間では煙たがれる存在で
けれどこうしてみんなで話をしてたわいもない会話もすることができる
仲間がいること____
それだけで世界って違って見えるんだな____
微笑ましくて私もニコニコしていると
トゥワイス「そういやぁ、荼毘のやつはどこ行ったんだ?」
トゥワイスさんが話す。
『あ、荼毘さんならみんなが来る前に居たけどすぐにどっか行っちゃったよ』
私がそう、言うと
「は?」
弔くんは私を離し、
「荼毘と2人で何話したの?」
と。
私の肩を持つ弔くんの力は強くて____
『弔くん痛い痛い離して!』
と
手を振りほどこうとするも
「荼毘と2人で何してたの?」
と____
怖い____
『なにも、なかったよ
すぐ行っちゃったから……』
弔くんに嘘をついた____
ごめんね、弔くん
あの事は言えないよ____
結局、トガちゃんとマグ姉さんの個性とかお話聞けなかったな____
また今度にしよう
それにトガちゃんとはまたたくさん女子トークしたいなぁ____
現役JKとトーク……うへへ( ◜ω◝ )←
弔くんは
「凛……何考えてるの?」
とまた、怖い顔で言う。
そのまま私は
弔くんに引かれ
部屋に戻った_____
コンプレス「あらら」
トガ「弔くんお怒りでしたね?」
スピナー「大丈夫だろうか?」
トゥワイス「大丈夫だろ!心配だ……」
マグ姉「凛ちゃん、、何もされなかったらいいけど……」