テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
一応一話完結です
望月は私なので一応下に私の作を入れました
短いし何もわからないし何も残らないをモットーにして書きました
苦手な方はブラウザバック
節度を守ってお楽しみくださいませ
価値は等号、愛は不等号
この言葉は母の口癖だった
母は昔、愛した男に捨てられその事をキッカケに実家から勘当された事があったと言う
なんでも愛した男とは婚約関係にあり両家円満の政略結婚で愛した男の家の方が大きかったそうだ
その愛した男は母を捨てある女の元へ行ったのだと怨恨の表情で母は語った
自分がこの言葉の意味を知ったのは恋を知り愛を知った後の事だった
自分は愛していたつもりでも相手は愛しているのではなく唯の変化として受け止められていて、そいつに他の恋人が居たと知ったのは随分と後だった
自分は常々愛し愛されの成り立ちが合わず相手に合わせるばかりや相手を慮れぬばかりに意見の相違で関係が拗れるばかりだった
そこで傷つくのは未熟者と切り捨てられる強靭な精神など持っておらず、かと言ってくよくよしてばかりいるとふと冷静になってしまうタチであった
ここで辛いのは自分はどちらにも成れぬ半端者だという事だ
何かに熱を上げても冷静になると自分を嘲笑してしまう
何か良くない事があってもそう起こってよかったと思っている自分がいる
どちらに傾いても良い事など有りはしないが自分の世界にはある一定の偏りがあるのも事実
つくづく思う。人の価値は平等だ
平等で在らねばならぬ、だがそれは自分自身を大切にして初めて成し得る事である
そして愛は不平等だ。愛に生きても振り向かれぬ者の何と多い事
愛に生きて死ぬというのは未熟者の考え方だと自分は思う
愛を捧ぐモノを他人だけに絞ってしまう愚かな者達が多いからだ
愛はまず自分自身に与えていかなければならない
自分自身を愛せないと、その後に残るのは悲惨な末路だけだ
価値は等号、愛は不平等
言い得妙だな。案外間違いでも無いのかも知れぬ
作 望月 白地
コメント
1件
…しんどかった。沁みた。 「自分はどちらにも成れぬ半端者」って言葉、ずっと残ってる。 私もそう思うことあるから、読みながら胸がギュッてなった。 「愛はまず自分自身に」って一文が最後に刺さる。これ、最初に知ってたらどれだけ楽だったんだろって考えちゃった。 短いのに、読んだあとしばらく動けなかった。 望月さんの世界観、すごく好きです。 もっと読みたいけど、一話完結って言われてるから噛み緄めて終わります。 ありがとうございました🥀🤍