「……長谷川……」
遅かった。
長谷川は見ちまった。
環が、告白されてる現場を。
俺が悪かった。
見つけて、
驚いて、話を止めたりしたから……。
誤魔化そうとしたけど、無理だった。
俺の行動を不思議に思った長谷川は、俺が見ていた方に視線を向けたんだ。
(とにかく、この場を……)
俺はこの場から遠ざけようと長谷川の腕を掴んだ。
まずいんだ、今のこの状況は。
環に告白してる女子、坂下(さかした)はうちのクラスの奴で、
環の…………好きなヤツ。
環は自分から告白とか、そういった事が出来ない奥手な奴で……
おまけに坂下には彼氏がいたから、諦めてたんだ。
だけど数ヶ月前、浮気されたかなんかで坂下が彼氏と別れたという話は噂で聞いた。
それを知っても環は、やっぱり自分の想いを伝える事は無かった。
だから、長谷川が環に告白すれば、脈アリだと思ってたんだ。
長谷川の事、********************
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