テラーノベル
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.✴︎ 凛緒@ペア画中
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ちぃ✩.*˚
303
ベットに寝転がる俺に陽雅さんが跨がる。そして、陽雅さんの唇が俺の唇に触れた。
何度か唇が触れた後、深いキスに変わる。
しばらく続けると、陽雅さんが顔を上げる。
「恭也…」
陽雅さんの手が、俺の頬に触れる。
甘い目つきで俺を見つめている。
でも、これは多分俺の勘違いだ。
だって陽雅さんは俺の事、ただの客としか思ってないから。
俺の中に陽雅さんのモノが入る。
陽雅さんは俺の名前を呼びながら、腰を動かす。
「んっ…きょう…やっ…」
陽雅さんの口から甘い声が漏れる。
いつもは余裕そうなのに、今日はなんだか余裕が無さそうだ。
陽雅さんが耳元で囁く。
《俺に集中して》
まるで二人だけの世界に入ったみたいに頭の中が陽雅さんでいっぱいになる。
感度が上がっていつも以上に声が出てしまう。
「あぁっ、んっ、やっ…ひゅうがっ、さんっ…」
「そんなに声っ、出して…可愛いね」
陽雅さんがニコッと笑う。
陽雅さんだって、余裕なさそうなくせに。
「陽雅さんっ、もっ、んっ…声っ、出てますっ…」
「恭也っ、そうやって、んっ、煽るんだ?」
「別にっ、煽ってっ、ないです」
俺の言葉を聞いて、陽雅さんの腰の動きがピタッと止まる。
「ねぇ恭也。もっと気持ちいい事、してあげよっか?」
「もっと…ですか?」
もう充分気持ちいいのに、これ以上気持ちいい事って何なんだろう。
「うん。してもいい?」
「別にいいですけど…」
俺の返事を聞いて、陽雅さんはニヤッと笑う。
そして、俺の耳元で囁いた。
《恭也。今日はいつもより気持ちいいね》
陽雅さんは顔を上げた後、腰を動かした。
その瞬間、今までに無いほどの快感が身体を走る。
「あぁっ…!」
陽雅さんが腰を動かす度、快感が走り、声が漏れる。
「ああっ、やっ、待ってっ、陽雅さんっ」
「可愛い。そんなに声出しちゃって」
陽雅さんがニヤッと笑う。
さっきまで余裕無さそうだったのに、それが嘘みたいだ。
「あっ、んっ、あぁっ…」
《気持ちいいね。きょ〜や》
耳元で何度も囁きながら腰を動かす。
陽雅さんが囁く度感度が上がって、頭が変になりそうだ。
「陽雅さんっ、もっ、イきそっ…」
「もうイきそうなの? 俺、一緒にイキたいな」
「でもっ、俺、もうっ…」
《恭也、イクの我慢、出来るよね》
あれ。おかしい。もうイってもおかしくないのに、全然イけない。
「あっ、なんでっ、イけっ、ないっ…」
「ごめん、恭也。もうちょっと我慢、してね」
「あっ、やっ、イキっ、たいっ…」
「イキたいね。ごめんね。もうちょっとだからっ…」
陽雅さんが俺の名前を呼びながら、何度も腰を動かす。
早くイキたいのにイけなくて、頭が変になりそうだ。
「あぁっ、んっ、あっ…」
「んっ…恭也っ…俺もっ、イキそう…」
「あっ、んっ…」
《恭也、いいよ。イって》
陽雅さんが耳元で囁いた瞬間、絶頂を迎える。
そして俺の中に熱いモノが注がれた。
「一緒にイけたね」
陽雅さんが愛おしそうな目で俺の頭を撫でる。
やめて。そんな顔されたら、余計に好きになる。
俺の事、ただのお気に入りとしか思ってないくせに。
陽雅さんが俺の窄みから自分のモノを抜く。
後処理が終わると、陽雅さんは欠伸をした。
「…恭也、ごめん。今日は結構寝ちゃうと思うから、シャワー浴びたら帰っていいよ」
「はい。分かりました」
俺の返事を聞いて、陽雅さんはベッドに寝転ぶ。
「またね。恭也」
陽雅さんは眠そうにそう言った後、眠りについた。
シャワーを浴びて、ソファーに座る。
陽雅さんは帰っていいって言ってたけど、起きるまで待ってようかな。
でも、帰っていいって言ったのに帰らないのも迷惑かな。
俺が悩んでいると、横に誰かが座る。
「よお。あお」
「あっ、零斗さん」
零斗さんの方を見ると、零斗さんはにやけながら言う。
「また陽雅の事考えてたな?」
「まぁ…はい」
俺の返事を聞いて、零斗さんは真剣そうな顔をする。
「何だよ。またお気に入りの不満?」
「いや。ただ、帰るか陽雅さんが起きるの待つか迷ってただけです」
「別に待てばいいんじゃねーの? どうせすぐ起きんだろ」
「いや、それが結構寝ちゃうと思うから帰っていいよって」
「あー…なら帰った方がいいかもな。多分、三時間コースだな」
三時間。流石に帰らないとまずいな。
「…そうですか」
「あぁ。でも、お前とヤって三時間なんて珍しいな。今日はいつもより上手くいかなかったのか?」
「あ、いや…」
むしろ陽雅さんはいつもより楽しんでたかな。
気持ち良さそうだったし。
「なんか、一緒にイキたいって…」
「は?」
零斗さんが驚いた顔でこっちを見る。そこで気づく。
何恥ずかしい事平気でぶっちゃけてんの、俺。
「あ、いや…なんでもないです忘れてください」
「いや無理無理。あいつがそう言ったのか?」
「…はい。一緒にイキたいって。俺が先にイキそうだったんで、多分ドルの力でイクの我慢しろって」
零斗さんはしばらく黙り込んだ後、口を開く。
「…一応確認だけどよ。お前ら付き合ってねぇよな?」
「付き合ってないですよ! 陽雅さんは俺の事、お気に入りとしか思ってないですし」
「そうか? なんかあいつ、あおに対しての扱いが他の奴と違う気がするんだよな。あいつの体の支払いって、自分が気持ちくなるっていうより相手がよがってんの見たいってだけだからな」
確かに初めての支払いの時、陽雅さんはまだイってないのに終わろうとしてた。
思い返していると、零斗さんが言葉を続ける。
「だから一緒にイキたいって言ったり相手にイクの我慢させたりなんて普通しねぇんだよ」
ゆらゆら揺れる電車の中、俺は零斗さんの言葉を思い出す。
“なんかアイツ、あおに対しての扱いが他の奴と違う気がするんだよな”
(俺は他の人と違う…?)
もしかして俺の事、特別に思ってくれてるのかな…。
そんな思いに俺は首を振る。
(期待なんてしない方がいいよね)
ゆらゆら揺れる電車の中、俺は小さくため息をついた。
────────
ベッドで俺と恭也が並んで座る。
「陽雅さん。俺、陽雅さんに会いたいだけで来ちゃいました」
恭也は俯いた後、真剣な顔で言う。
「俺、陽雅さんの事が好きなんです」
「…俺も好きだよ。恭也」
俺が微笑むと、恭也も微笑み返した。
恭也の笑顔を見つめながら、俺はそっと目を閉じる。
そこで目が覚めた。
視界に映ったのは、見慣れた自分の部屋の天井。
「…夢か」
小さく呟いた後、考える。
(なんでこんな夢…)
ふと、窓の外を見る。外はもう真っ暗だ。
俺は起き上がり、時計を見る。
九時半近く。三時間も寝てたのか。
(なんか余計な力使いすぎちゃったな…)
今までお気に入りだとしても一緒に気持ち良くなりたいとか思った事なかったのに。
なんだか恭也は他の人とは違う気がする。
一緒にイキたいなんて思っちゃったし、さっき変な夢も見たし。
(もしかして、俺…)
何考えてんだ。ダメだよ。陽雅。俺は恋人なんて作っちゃいけないんだから。
暗い部屋の中、俺は小さく息を吐いた。
コメント
1件
え、ちょっと待って…! 第9話、めちゃくちゃ熱かったんだけど! 陽雅さんの「一緒にイキたい」発言、零斗さんの「他の奴と違う」って指摘…これ、陽雅さん自身も自覚し始めてるっぽくない?でも「恋人なんて作っちゃいけない」ってブレーキかけてて、切ないなあ…。恭也くんの期待しちゃいけないって思う気持ちも分かるだけに、二人のすれ違いにもどかしくなるわ。 次が気になりすぎる!灯依さん、続き楽しみにしてる🔥