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「っ、、痛、い、」
最近頭がズキズキと痛む。
「はぁっ、、」
痛すぎて呼吸も辛くなる事もある。
「お願いっ、、治まっ、て、」
「はぁ、、何とか治ってくれた、、」
大「○○ー!」
頭痛が治まるのとほぼ同時にメンバーが入ってくる。
「あ、お疲れ様〜」
大「○○聞いて〜!俺100m自己ベスト更新したんよ〜!褒めて〜!」
「凄いねぇ〜」
大「やろ〜?えへへ♡」
流「ちょっと〜!」
大「あら流星も終わったん?」
謙「俺らも居ますよー」
駿「ダンスレッスン行きましょ〜」
丈「やな〜」
謙「あれ、○○ここ違うで?」
「え、?ほんと?」
謙「ここはこうやろ?」
「え、ごめん、」
和「○○どした?今まで完璧やったのに」
「あれ、?ここの振りって、、」
駿「ここはこれやで」
「そうだっけ、」
流「○○今日どしたん?」
『大丈夫?』
「うん、ごめん、」
丈「ちょっと休憩取ろか!」
大「やな!」
丈「○○。」
「覚えてたはずなのに、、一瞬思い出せなかった、、」
丈「なぁ、」
「分かってる、手術を受けるなら早く、っていうのも。」
「でも受けたくない、いっ、、」
丈「○○!?」
「大丈夫、ちょっと痛むだけ、」
丈「○○、先帰って。」
「でも、!」
丈「これはお兄ちゃん命令。」
「…はい」
マネ「車、用意出来てます」
「ありがとう、」
涼「○○?」
「にぃ、」
涼「どうした」
マネ「体調が悪くて、帰るんです」
「ちょ、」
涼「体調、」
涼「一緒に行く」
「は?」
🏠
涼「○○寝てていいからね〜」
「ん」
涼「膝で寝る?」
「大丈夫」
涼「肩貸そっか?」
「ううん」
そう言って断れば、しょんぼり顔。何なのw
「…じゃあ膝借りる」
涼「ほんと!?」
めっちゃ嬉しそうなんだけど。
涼介Side
「うーん、、」
顔をしかめて唸る○○。頭が痛いのか。
涼「○○!」
「痛い、っ、はぁっ、はぁっ、」
涼「落ち着いた?」
「はい、」
涼「○○、?」
「何でしょう、」
おかしい。○○の敬語。それに、知らない人を見るような目。ここで悟った。
涼「にぃだよ。分かる?」
「にぃ、、」
「にぃ、?」
涼「そう。○○のお兄ちゃん。」
「お兄ちゃん、」
「…あれ、にぃ、?どしたの」
涼「○○?」
「?なに?」
涼「俺の事分かる?」
「何言ってんの、w」
涼「良いから答えて!」
「山田涼介、」
さっきとは違う、ただ戸惑いの眼差し。
涼「よかったっ、泣」
「ちょ、え?何?どうしたの?」
涼「○○、俺の事忘れないでっ、!」
「何突然、、」
ほんの数秒。たった数秒だけど大切な人に自分のことを忘れられた。覚悟していたつもりだったけど、結構なダメージだった。
○○Side
突然泣き出して自分のことを忘れるなと言われる。
「忘れないよ〜w」
そう言って笑いかけると、私の顔を見て更に泣き出すにぃ。
「何で突然、」
涼「○○、手術受けて欲しい」
「、、」
涼「もちろん、決めるのは○○。これは俺の意見ね。」
「うん、」
涼「さっき、大丈夫だった?」
「さっき、、」
「記憶ない、、」
「皆んなに話そうと思う」
涼「うん」
大「○○ー!大丈夫ー!!?」
和「大丈夫ー!?」
「皆んな、大事な話があります」
流「大事な話、?」
「私、頭に腫瘍があるの」
『は、?』
謙「腫瘍!!?」
「うん。」
和「で、、手術受けるん、?」
「…早い方がリスクは低い」
駿「…じゃあ、」
「受けようかなって思ってる」
流「でもそしたら、、」
「うん、リスクはある。」
「…さっき、にぃを、にぃを一瞬忘れた、」
大「山田くんを、」
「知らない間に大切な人を傷付けた。また大切な人達を傷付けるのが怖いの。」
丈「○○、、」
「今まで黙っててごめんなさい。」
謙「ほんま○○、大事なこと隠すんやから」
「ごめん、」
謙「でも、俺たちのことを思ってくれてありがとう。」
「謙杜、、っ、」
丈「も〜、泣かんの!」
大「丈くんも泣いてるけどなw」
流「皆んな泣いてるやんw」
マネ「えっ。何ですかこの状況。」
「マネ〜!」
マネ「○○さん、言いました?」
「さっき。」
マネ「本当に。。何で今まで言わなかったんですか、、」
「ごめんなさい、、」
マネ「まぁいいです。僕たちは○○さんの味方ですから。」
「マネ!泣かせに来てる、っ、、」
マネ「えぇ、、?何で泣くんですか、」
流「天然のタラシがっ、!」
マネ「それ悪口ですよね」
和「で、何でマネさんが、?」
マネ「あぁ、活動休止についてお話しようかと。」
「活動休止、、」
マネ「最低でも1ヶ月。」
「長!!」
マネ「長くないです」
「もうちょっと短く、、」
マネ「できません」
「えぇ、、」
マネ「普段から休みが少ないんです。こういうときくらい休んでください。」
謙「そうやで!!」
🌙
『なぁ、、』
「なに?」
『ほんまに決めたんやな、?』
「うん。」
『そっか、』
「私を手術してくれる先生は、口下手だけど優秀なの。あの先生なら、安心して命を預けられる。」
『…うん、』
「ねぇ、恭平。」
『ん、?』
「もし、万が一、手術が失敗して、私が、恭平のことを忘れても、一緒に居てくれる?」
『そんなん、当たり前やん、、』
『○○が俺の事忘れたとしても、また好きにさせるから、』
「ありがとう。」