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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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⚠️注意⚠️

この物語は、特定の国を批判する、戦争賛美などの意図はありません。


※日本主人公

※BL要素❌

これらがいい方は本編へ↓







「ねぇねぇ、白猫先生の最新作見た?!」


「見た見た!ちょー良かったよね!」


「そうそう!特に1番良かったのは…」


「「終わり方!」」


「やっぱりそうだよね〜!」


「あの展開からハッピーエンドで終わらすなんて……もう最高!」


街を歩いていると女子高生…いわゆるJKが、新作の小説について話していた。

話の内容はとても明るく、その物語を良いように評価していた。

だがネットはと言うと。


「なんかさ、最近話題になってきてる白猫っていう小説家いるじゃん?」


「誰それ」


「あー、いるね」


「それがどうした」


「俺さ、全部話を読んでみたの。そしたらさ、終わり方が全部ハッピーエンドしかないわけw」


「普通じゃね」


「普通過ぎて草」


「うわマジかよ俺バドエン信者だからその小説読めんわww」


「というかお前ら俺も含めて小説読まんだろ」


「おい言うなって」


「正論パンチ過ぎるw」


「俺は読むぞ」


「↑自慢?w」


などと、比較的いい評価は付いていない。


日本『…はぁ、ハッピーエンドでなにが悪いんだか。』


というかほぼアニメなんてハピエンだろーがバドエンなのは鬱アニメだけだろっ!

という本音は隠して、スマホを閉じ麦茶を飲み干す。

そんな日本は、【白猫】という名前で活動している小説家だ。

彼が書く物語はどれもハッピーエンドで終わっており、ごく普通の小説。

だが、それを世間は認めてくれないらしい。


日本『なんでだよぉ〜〜〜……!』


夢を叶えるのはそう簡単じゃない、それを再認識させられた瞬間だった。

ふと携帯を見ると、1件のメールが来ていた。

見てみると、「白猫先生へ!」と書かれている。

メッセージを開くと、そこには長文があった。


⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆

白猫先生へ

こんにちは。突然のメッセージ、申し訳ありません。どうしても、先生に伝えたいことがあったんです。単刀直入に言いますと、私は先生の物語が大好きなんです。初めて手に取ったのは__

⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆


と、つらつらと今までの過程が書いてあり、最後には


⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆

__。ネットではなんやかんや言われていますが、負けないで、頑張ってください!応援しています!

長文、失礼しました。

先生の大ファン、パラオより

⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆


励ましの言葉が綴られていた。


日本『…………頑張ろ。』


日本は、1人のファンの応援のおかげで元気が湧き、創作に取り掛かった。



カンヒュの短編集

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