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ねらち
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京太郎@ドラマ部門1位獲得
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#頭脳戦
ぽたお
840
ひな
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アレンが電話に出る。
「なんだ平蔵。」
平蔵は会った時とかなり口調が変わっていたアレンに驚いた。が、すぐに普通に戻した。
アレンの電話の声は少しイライラを含んでいた。
「アレンさん。憲一さんが死にました。そこで、勝負はなしにして協力してXの捜索をしませんか?アレンさんのことですから既にRと会っている。もしくは探しているのでしょう? 」
アレンは一瞬沈黙してしまった。
Rが紙に急いで今すぐ捜索中と言ってください。と書く。
「ああ、現在Rを探している。」
平蔵は口角を極端にあげ人間とは思えない顔になる。アレンは気づいていない。
「そうですか。わかりました。見つかり次第連絡お願いします。」
電話が切れる。
「完全にバレましたよ。」
アレンは不思議そうな顔をして首を傾げる。
「何がバレたんだ?」
Rはため息をひとつつきながら答えた。
「僕の居場所です。」
アレンはさらに首を傾げる。
「なんでだ?特に違和感はなかっただろう? 」
Rはさらにため息をつく。
「一瞬沈黙したでしょう。それのせいでバレましたよ。最後の電話相手のそうですか。の”そ”が少し笑顔の後に見せる独特な声でした。 」
アレンが空気を一切読まずテレビをつける。
テレビでは女優、花田美咲の死亡や警察官、憲一の死亡などがニュースになっていた。
ネットでは「またあのXの仕業か。」「怖っテレビ出たいと思う人減るだろ。」などの書き込みが増えていた。
「あはははは!!さすがにそろそろ俺の存在に気づいてきたようだな!!」
Xが高らかに笑う。
「さぁ、どう出る?日本警察さんよー。」
Xは口が裂けそうなくらい口角を上げる。
「R….か俺を、楽しませてくれよ?」
平蔵。
アレンとR。
X。
の3勢力に別れた。
「アレンさん。まずはXではなく平蔵さんから潰しますよ。」
アレンは困惑した。
「はぁ!?警察官から潰すとか馬鹿なのか!?」
「平蔵さん、彼は相当頭がキレます。単純な頭の良さでは僕に劣ると思います。しかし、人間を操る。従える。という部分においては僕を遥かに凌駕する人間。と考えこれからの捜査を進めないと行けません。しかし、そう考えながら捜査するのはとても疲れます。なので、まずは彼から潰します。 」
Rは覚悟の決まった顔で言った。
「R、平蔵は、平蔵を潰すのはどのくらいかかるんだ。」
Rは少し考えた。
「そうですね。僕の考えが正しいのなら1週間あれば潰せます。」
1週間、つまり最低でもあと一人確実にXによる被害者が出るということだ。
アレンは悩みながらも決断した。
「わかった。でも必ず1週間で平蔵を潰せ。」
Rはニヤリとした。
「楽しみですね。頭脳戦と言うものは。」
アレンは引いていた。
「楽しむより潰すことを考えろよ?」
「わかってますよ。僕が勝つことは大前提。その上で相手がどう動くか。それが楽しみなんですよ。 」
「死女、行きますよ。まずはアレンさん。次にRを殺しに行きます。わかりましたか?」
平蔵が笑う。
「わかりました。平蔵さん。」
平蔵に死女と呼ばれた人が反応する。そして、平蔵の後ろを歩き始める。
「それで、R、まずは何をするんだ。 」
「まずは観察ですかね。アレンさんがRを見つけるのを手伝って欲しいと言って近づけば必ず反応するでしょう。そこで、話して得た情報を僕に流してください。まずは、それだけです。くれぐれも余計なことは話さないように。」
Rは忠告した。
その時、Rの部屋のカーテンから一筋、鏡の反射のような光がさす。
「R、光が入っているぞ。しっかりカーテンを閉めたんじゃないのか?バレたらどうするんだ。 」
アレンは文句を言う。
「アレンさん!!伏せて!!!」
アレンは困惑しながらも伏せる。
アレンの頬に弾丸が掠めた。
「玄関の方に逃げますよ!」
Rとアレンは急いで逃げる。
「あの弾丸、スナイパーか….。」
アレンはRに助けてもらったという事実が悔しいのか歯を食いしばっている。
「この部屋ももう危険です。引越しですね。それにしても、平蔵さん。よっぽど頭がキレるんですね。ここからでは僕たちがスナイパーを持ってたとしても撃ち抜けないかつ、あっちからは射線が通る完璧な死角ですね。」
「どうしてそんなことがわかるんだ?」
「あの光の入り方ですよ。あの位置はアレンさんだけを殺すことを考えた完璧な位置でした。間違いなく平蔵さんの仕業だと考えていいでしょう。」
アレンはゾッとした。
「俺だけを殺す…….。」
「はい。平蔵さんが狙っているのはあなたです。おそらく、僕たちが平蔵さんを潰そうとしているのが既に何らかの形でバレていて狙ってきたんだと思います。」
(この数分で僕が考えていることを完璧に読み、さらに射線のことまで考えアレンを即死させるところまで考えられるとは….天晴だな。)
「アレンさん。ひとつ訂正です。」
アレンはイライラしながら答える。
「なんだよ、今命狙われてるんだぞ。訂正なんてしてないで逃げるぞ。 」
「さっき1週間あれば平蔵さんを潰せると言いました。しかし、今回のことを考えるに1年はかかると思います。そして、僕が勝つことは大前提と言いましたがそれも違いました。勝率は50%、ミスした方が負けると言う緊張状態になりました。 」
「平蔵って本当にそんなに頭がキレるのか?」
「はい。」
Rはさっきより早く断言した。
「どう勝つか。作戦を入念に考えないといけませんね。もっとも、そんな時間があればですが。」
「私の最強の刺客あなたはどう対処するか楽しみだわ。R」
コメント
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一気に3勢力が動き出して、緊張感が増しましたね。特にRと平蔵の頭脳戦の描き方が好きです。スナイパーのシーンで「光の入り方から射線を読む」というディテールが現実的で、作者のロジカルな思考を感じました。平蔵が「人間を操る」能力を持つという設定も、今後の展開が楽しみです。ただ、Rが「1年」「勝率50%」と訂正した瞬間の緊張感がすごく良かった。Xの存在も含めて、この3勢力のバランスがどう転ぶか気になりますね。